私は生まれてこの方、引っ越しというものを経験したことがない。生まれたときからずーーっと同じ家に住んでいるのである。
であるからして、引っ越し事情には疎い。
なぜ、こんな話をしているのかというと、うちの息子がこの3月に大学を卒業し、4年間、お世話になった京都のアパートからうちに戻ってくることになったからである。
本来であれば、引っ越し業者に頼めばよいのであろうが、まず、3月の引っ越し業者は強気である。
高いし、エラそうだし、あまり金にならないちっちゃな引っ越しだと嫌がられる。
「だったら、おとうさんが軽トラのレンタカーなんか借りちゃって、それで引っ越そうじゃないか」という話になったのである。
あえて、あえて、言っておきたいのであるが、引っ越し代をケチッたとかいう話ではまったくないのである。
いいですね、みなさん、ここはあえて言いますからね。
心理学には、「証明しようとすることのすべては嘘である」という法則があるのですが、それはあえて無視します。
それにしても、引っ越しを何度も経験しているみなさんならあたりまえにご存じなのであろうが、引っ越しのダンボールの量というのは予想よりものすごく増えるということを知った。
しかも、うちの息子はだれに似たのか性格がガサツで、適当に詰め込むので、すぐにダンボールがいっぱいになるようなのである。
3月の第1月曜日、引っ越し第1弾として、それまでに詰め込みのすんでいたダンボールを私のクルマで運ぶこととした。この日だけでも軽く10箱はあった。
さらに翌週、今度は軽トラを1台借り、机だの、洗濯機をはじめとした大型家電だのをできるだけ積み込み、持って帰る段取りをした。
予定では、この日にほとんど終わるはずであったのである。
ところが、エレベーターのない3階から荷物を持って降りることの繰り返しにわれわれは疲れ果て、3分の2まで積み込んだ時点で、「残りは来週にしよう」ということにしてしまったのである。
「それより、京都も最後だから、なにか京都らしいものでも食べよう」ということで盛り上がり、おいしい京料理なんか食べてしまうと、それはもう、ますます働く気力が失せ、平家の伝家の宝刀「先延ばしにするーー!」の技が発動されたのである。
引っ越し3回目は、大きいワゴン車を借りて京都に行った。
お天気もようが思わしくなかったので、万が一、雨が降っても大丈夫なようにとの配慮であったが、このワゴン車がいっぱいになるほど、残りの荷物はたくさんあった。
もちろん、この日も「きょうこそ、ほんとに京都が最後だから‥‥」と、帰る前にまたもやおいしい京都料理を食べた。
そして、大荷物とともに親子3人で帰路を急いだのであるが、だいぶわが家が近づいた宝塚北SAでトイレ休憩をとることとしたのである。
宝塚北SAは、宝塚歌劇をモチーフとしたサービスエリアで、宝塚にまつわるさまざまなモノが展示されている。
さらに宝塚出身の手塚治虫の特設コーナーもあるのだが、この日は宝石でつくった絵画の展示などが行われていた。
ニセモノ感満載の『リボンの騎士』のサファイア王妃の王冠もあり(時価3億円相当と書いてある)、さほど警備のされていないところに展示されていたのである。
さらに、宝塚歌劇のオスカルのコスプレのようなおねえさんが、「見ていってくださーい!」と宝石でできた絵画の販売をしていたのである。
ほとんどの人がチラリと見るだけで、まったく興味をもっていらっしゃらなかった。やはりこのような高額商品は、サービスエリアで売るものではないのではないか。
いろいろとマーケティングの勉強にもなったひとときであった。
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