わが家は、ネコがとても多い家である。
部屋の中に住んでいるネコはうちで管理し、去勢・避妊をしているので増えることはない。
なのに、なぜ増えていくかというと、野良ネコがうちの納屋や駐車場の奥で子どもを産み、その子たちがうちに住みつき、増えていく‥‥という構図があるからなのである。
「そんなことをしていたら、増える一方ではありませんか?」とみなさんからお気遣いをいただく。
が、しかし、事実はそうでもないのである。
たしかに、ネコはどんどん増えていく。
が、わが家にいるネコのほとんどは野良出身なので、うちで保護したときには、すでになんらかの病気をもっていることが多い。また、うちの目の前が道路なのだが、クルマにはねられて事故死するネコも多い。
病気や事故で死んでしまうネコがあまりにも多いので、うちの家の前の田んぼの半分を潰して『にゃんこメモリアルパーク』とし、ネコ専用の墓地にしているほどである。いまの時点でお墓は36ある。
先日も、三毛の子ネコでとてもかわいがっていたメリーちゃんが突然死してしまった。
ネコがクシャミをした場合、ウイルス性の疾患にかかっていることがよくあるようだ。ひどい涙目になり、鼻づまりになることが特徴である。
こういうときはほかのネコたちから隔離し、動物病院で抗ウイルス薬であるインターフェロン入りの目薬兼点鼻薬をもらうとあっという間に症状は治まる。
私も経験したことがないような‥‥、みなさん、インターフェロン入りですぞ!
目薬1本2,000円ほどします。。。
さらに猫エイズや、多くはないが猫白血病は厄介である。後者はトイレやえさ場で感染し、致死率はほぼ100%である。
先のメリーちゃんはウイルス性の疾患をもっているように見え、なかなか太らないなぁと心配していた。
が、亡くなってからわかったのであるが、じつは回虫が原因であった。子ネコを保護したときは、たいがい回虫検査も受けるのであるが、メリーちゃんの場合はどうも漏れていたようなのである。かわいそうなことをしたと思う。
しかしながら、メリーちゃんが亡くなった次の日、真っ黒の子ネコがわが家のホームごたつで寝ていたのである。どうも、”ニャンコ密度”が決まっているのか、1匹減ると1匹増えるという構図が、長年、わが家では続いているようなのである。
そして、いま、わが家でいちばん心配なのは、コロンちゃんというネコである。
ある日、目の様子がおかしいことに気づき、すぐに病院に連れていった。すると、目の奥にガンらしき腫瘍があり、それが肥大して眼球を圧迫しているという。
「先生、どうすればいいですか?」
「人間と同じように、放射線治療をしてガンを消滅させる方法があります。が、そのためには大阪の大学病院に行ってもらわねばなりません。治療費は80万円ほどかかります」
「なるほど‥‥」
「そうしたところで、たぶん、ガンは全身に転移しているだろうから、余命は半年から、もっても3年でしょう。また、抗がん剤で治療する方法もありますが、それでも3カ月ほどしかもたないでしょう。こちらは20万円ほどかかります」
奥さまと相談した結果、なにもせず、わが家で看取るということにした。
かつて、病院に連れていって延命治療をしてもらっている間に、一人ひっそりと死んだ子がとてもたくさんいたのである。どうせダメなら、私たちの膝の上で看取ってあげたいと思うのである。
このコロンちゃん、病院に連れていってから1カ月ほど経つのであるが、もはや両目が見えなくなっている。
どころか、目の裏の腫瘍がよほど大きくなっているのであろう、宇宙人のような顔になっているのである。みなさんにお見せするのがはばかられるほどなので、このブログでは写真は公開しない。
が、しかし、聴覚と直感だけで暮らしているわけだが、トイレはちゃんとするし、ごはんもお水もしっかりととり、いままで以上に甘えてくるのである。
どんどん痩せてくるのであるが、愛しさはつのるばかりなのである。
さらにもう1匹、ガンを患っている子がいる。こちらもすでに全身に転移しているのであるが、あまり苦しそうな様子は見せず、楽しく日常生活を送っているように見える。
わが家にやってくるネコもあれば、わが家から巣立っていくネコもある。
どちらにせよ、せっかくご縁のあったネコなので、生きている間は、私たちと楽しく過ごしてもらいたいものなのである。
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