クアウテモック号と日墨友好の航跡:海を渡る絆 | 榊原平のブログ―安城·愛知から世界に学ぶ Taira Sakakibara’s Blog : A Global Learner from Anjo and Aichi

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榊原平と申します。愛知県安城市出身・在住。常に学び、観察し、考え、人や社会に共感し、このブログでは自分が学んだことや考えたことや感じたことを書いています。このブログで安城・愛知から世界へつながり(Solidarity)を作りたいと思っています。

⚓横須賀の海に、歴史のページをめくるかのような優雅な帆船が姿を現しました。

 

その名もクアウテモック号。

 

🇲🇽メキシコ海軍の誇り高き練習帆船が、日本とメキシコの友好関係樹立415周年を祝して、横須賀基地に入港したのです。

 

 

 

2024年7月6日の朝、クアウテモック号は横須賀の港に静かに滑り込みました。

 

その滞在は7月9日までの短いものですが、その間、乗組員によるガイドツアーが開催され、多くの訪問者がその壮麗な姿を間近に見ることができます。

 

この帆船は、1982年に就役し、全長67.16m、幅11.99m、排水量は1800トンにも及びます。

 

約186名の乗員と、さらに約90名の士官候補生を乗せ、海の騎士として知られるこの船は、世界中の海を舞台に練習航海を行っています。

 

海の青と帆船の白が織り成すコントラストは、まるで夢幻の世界から飛び出してきたかのよう。クアウテモック号の帆は、風を受けて膨らみ、海上の自由を謳歌しています。

 

その姿は、遠い昔、大航海時代に思いを馳せさせ、見る者の心にロマンを呼び覚ますのです。横須賀の港に停泊するその船を見上げると、時間が逆行するかのような錯覚に陥ります。

 

帆船の周りを囲む人々の歓声、船員たちの堂々とした態度、そして船体を撫でる潮風が、この歴史的な瞬間をさらに特別なものにしています。

 

 

 

クアウテモック号は、ただの船ではありません。

 

それは、メキシコと日本の絆を象徴する使者であり、海を越えた友情の証なのです。

 

この帆船が横須賀に留まる間、私たちは国境を超えた交流の大切さを改めて感じることでしょう。

 

そして、7月9日に帆を上げ、再び海の彼方へと旅立つクアウテモック号。その背中には、新たな冒険への期待と、日墨友好のさらなる深化を願う思いが込められています。

 

 

 

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