ニッケルハルパとハープの旋律:夏至を越えて猛暑の日の宗次ホールに響く | 榊原平のブログ―安城·愛知から世界に学ぶ Taira Sakakibara’s Blog : A Global Learner from Anjo and Aichi

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榊原平と申します。愛知県安城市出身・在住。常に学び、観察し、考え、人や社会に共感し、このブログでは自分が学んだことや考えたことや感じたことを書いています。このブログで安城・愛知から世界へつながり(Solidarity)を作りたいと思っています。

はじめに:夏のオアシス、宗次ホールでの特別な演奏会

夏至が過ぎ、熱い太陽🌞が7月の空高く輝く昼時。名古屋の宗次ホール Munetsugu Hallには心地よい風が通り抜けていました🍃。




 

大森 ヒデノリさんのニッケルハルパ🎻と川島 憂子さんのハープ✨の調べが、真夏の熱気を忘れさせるほどの涼やかな癒しを与えてくれました。外は気温38℃という猛暑🌡

 



しかしホール内に流れる音楽の波は心を穏やかにし、まるで北欧🇸🇪の澄んだ風のように、日常の喧騒から解放してくれる魔法のひとときに。

 



この素晴らしい演奏会は、夏の暑さを忘れさせ、音楽の力で心を豊かにする、まさに夏のオアシスであったと言えるでしょう🌴🎵✨。








本論:ニッケルハルパの魅力と歴史

ニッケルハルパは、擦弦楽器でありながら鍵盤を備えており、その独特な構造と美しい音色で知られています。この楽器の歴史は古く、最初の記録は1350年頃のゴトランド島にあるKällunge教会のレリーフに見られます。

 

フィドルやハーディ・ガーディに類似しており、16世紀から17世紀にかけてドイツ🇩🇪で’Schlüsselfidel’として知られていました。

 

1960年代にはスウェーデン🇸🇪のウップランド地方でニッケルハルパ音楽のリバイバルが起こり、エリック・サールストレムなどの著名な演奏家によって再普及が進められました。

 

現代では、ヴェーセンやヘドニンガルナといったバンドがこの楽器を使用し、スウェーデンのフォーク音楽を世界中に広めています。

 

ニッケルハルパは共鳴弦を備えており、演奏されたメロディ弦の音に対応する共鳴弦が共振することで、特有の残響感を生み出します。

 

この楽器は、スウェーデンの職人によって手作りされるため、一つ一つが独自の個性を持っています。

おわりに:音楽の力で心を豊かに

このような素晴らしい楽器の音色が、宗次ホールでの演奏会をより特別なものにしてくれたのでしょう。

 

また、ニッケルハルパの音楽や製作方法は、2023年にユネスコ🇺🇳の無形文化遺産に指定されるほど価値が認められています。

 

大森 ヒデノリさんと川島 憂子さんの演奏は、真夏の暑さを忘れさせ、音楽の力で心を豊かにする、まさに夏のオアシスであったと言えるでしょう。

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