規格外野菜を活用する新たな取り組み:静岡県袋井市の学校給食の事例 | 榊原平のブログ―安城·愛知から世界に学ぶ Taira Sakakibara’s Blog : A Global Learner from Anjo and Aichi

榊原平のブログ―安城·愛知から世界に学ぶ Taira Sakakibara’s Blog : A Global Learner from Anjo and Aichi

榊原平と申します。愛知県安城市出身・在住。常に学び、観察し、考え、人や社会に共感し、このブログでは自分が学んだことや考えたことや感じたことを書いています。このブログで安城・愛知から世界へつながり(Solidarity)を作りたいと思っています。

はじめに

日本では、有機野菜の使用や地産地消の推進が進んでいますが、規格がそろわない野菜が問題となっています。

 

しかし、静岡県袋井市の学校給食の調理場では、この問題に対するユニークな解決策を見つけています。

 

 

本論

袋井市の学校給食の調理場では、規格外の野菜を無駄にしないために、以下のような方法で利用しています。

  • 大根:切り干し大根にします。これにより、保存性が向上し、さまざまな料理に使用できます。
  • トマト:トマトピューレにします。これはスープやソースのベースとして使用できます。
  • 玉ねぎ:炒め玉ねぎにします。これは多くの料理に風味を加えるために使用できます。
  • ジャガイモ:じゃがいも甘辛煮にします。これはそのままサイドディッシュとして提供することができます。
  • にんじんとたまねぎ:乾燥器で乾燥させ、新たなレシピ開発を進める。

さらに、2024年5月9日の静岡新聞には、袋井市の学校給食で提供された地場産の手作りイチゴジャムの話題が掲載されました。

出荷時期を過ぎた地場産イチゴの有効活用

出荷時期を過ぎた熟した赤いイチゴを使用し、

通常は白い状態で収穫されるイチゴを赤く熟してから提供することで、

余剰のイチゴを有効活用しました。

終わりに

袋井市のこの取り組みは、地元の農業を支援し、子供たちに栄養価の高い食事を提供するという目標を達成するだけでなく、規格外の野菜を有効に利用することで、持続可能な食糧供給のモデルを提供しています。

 

これは、他の地域でも模範となるべき取り組みであり、地産地消の推進と有機野菜の使用における現状の課題に対する有効な答えとなります。

 

袋井市のこの取り組みを通じて、私たちは食糧廃棄問題に対する新たな視点を得ることができます。

 

これは、私たちが地球の未来を守るために、どのように資源を最大限に活用し、持続可能な方法で生活するかを考えるきっかけとなるでしょう。

 

類似記事