私は、知立市八橋にある歴史ある在原寺で開催された「第14回在原会一人茶会」に参加する機会をいただきました。
八橋は美しいかきつばたが咲き誇り、伊勢物語にも詠まれた平安時代の貴族、在原業平の名を今に伝えています。
しかし、この茶会は単なる風景や歴史だけではありません。売茶翁の遺産が息づく場所でもあります。
売茶翁とは?
売茶翁こと高遊外(ばいさおう)は江戸時代の黄檗宗の僧であり、煎茶の中興の祖とされています。彼は煎茶を通じて禅の教えを広め、簡素で清貧な生活を送りながら、人々に茶を振る舞い、禅を説きました。
彼の哲学は、形式化された茶道に対する批判から生まれたもので、茶本来の精神に立ち返り、煎茶普及の活動に傾注しました。
彼は「仏弟子の世に居るや、その命の正邪は心に在り。事跡には在らず」と述べ、内面の清らかさを重んじる生き方を示しました。また、身分や貧富を問わず、誰もが茶を楽しめるようにしたことも彼の哲学の一部です。
一人茶会の至福のひととき
茶会では、8席の茶席が設けられ、煎茶、抹茶、中国茶など、さまざまな種類のお茶を楽しむことができました。
それぞれのお茶が持つ独特の風味と歴史に触れながら、参加者との交流を深めることができました。
それぞれの和菓子が、お茶の風味を引き立て、一つ一つの出会いが記憶に残る素敵な体験でした。
林郁夫知立市長との交流
在原寺での茶会では、知立市長である林郁夫さんともお話しする機会がありました。林市長は地域社会の発展に熱心で、有機農業の推進についても熱心に語られていました。彼との交流は、地域の未来に向けたアイデアやビジョンを共有する素晴らしい機会でした。
石井拓衆議院議員、大西健介衆議院議員との意見交換
また、石井拓衆議院議員と大西健介衆議院議員とも話が弾みました。彼らは国政においても活躍されており、地域の課題や政策について熱心に意見を交換しました。彼らとの対話は、地域社会の発展に向けた新たな視点を得ることができました。
まとめ
この素晴らしいイベントに参加できたことを心から感謝しています。今後もこのような機会を大切にし、地域社会の発展に貢献していきたいと思います。