ロドピス:シンデレラ物語の起源と古代ギリシャの薔薇色の遊女 | 榊原平のブログ―安城·愛知から世界に学ぶ Taira Sakakibara’s Blog : A Global Learner from Anjo and Aichi

榊原平のブログ―安城·愛知から世界に学ぶ Taira Sakakibara’s Blog : A Global Learner from Anjo and Aichi

榊原平と申します。愛知県安城市出身・在住。常に学び、観察し、考え、人や社会に共感し、このブログでは自分が学んだことや考えたことや感じたことを書いています。このブログで安城・愛知から世界へつながり(Solidarity)を作りたいと思っています。

はじめに

古代ギリシャの歴史家ストラボンが紀元前1世紀に記録した「ロドピス」(Rodpiss)について、その魅力的なエピソードと、それがどのようにシンデレラ物語の原型となったかを探ります。

 

 

本論

「ロドピス」は古代ギリシャで有名だったトラキア人の遊女で、その美しさから「薔薇色の(または薔薇のように美しい)顔の女」という意味を持つ名前で呼ばれていました。

 

彼女は元々、サモス人のイアドモンという人物に仕える奴隷で、寓話作家のアイソーポスと同じ主人のもとで働いていました。

 

エジプトに移住した後、彼女は遊女として生計を立て、その美貌から詩人サッポーの兄カラクソスに大金で身請けされ、自由の身となりました。

 

その後もエジプトに留まり、その美貌から莫大な富を築き上げました。

 

彼女のエピソードの中でも特に有名なものは、シンデレラ物語の原型とされる話です。

 

ある時、彼女が入浴中に鷲が彼女のサンダルを奪い、エジプトの首都メンフィスまで飛んで行き、偶然にもファラオの膝の上に落としました。

 

 

そのサンダルの形に心を打たれたファラオは、サンダルの持ち主を探し出し、見つけた彼女と結婚しました。

 

おわりに

以上のエピソードは、ストラボンが紀元前1世紀に記録したもので、彼女の人生とそのエピソードは後世の文学や伝説に大きな影響を与えました。

 

特に、彼女のサンダルのエピソードは、後のシンデレラ物語の原型となりました。

 

この物語は、運命の力と愛の力がどのように人生を変えることができるかを示しています。そして、それは今日まで私たちの心を捉え、物語を通じて教えてくれています。

 

類似記事