有機JASと環境負荷低減実施計画の認証の違いを知ろう! | 榊原平のブログ―安城·愛知から世界に学ぶ Taira Sakakibara’s Blog : A Global Learner from Anjo and Aichi

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榊原平と申します。愛知県安城市出身・在住。常に学び、観察し、考え、人や社会に共感し、このブログでは自分が学んだことや考えたことや感じたことを書いています。このブログで安城・愛知から世界へつながり(Solidarity)を作りたいと思っています。

  はじめに


有機作物に取り組む農家の方は、有機JASの認証と環境負荷低減実施計画の認証の違いについて知っておくと良いでしょう。

有機JASの認証は、有機農業の国際基準に準拠した厳しい規格を満たす必要があります。

 有機JASマークを付けることで、「有機」や「オーガニック」と表示・販売することができます。

環境負荷低減実施計画の認証は、有機農業の推進に関する法律に基づく制度です。

この制度では、「有機」や「オーガニック」という表示はできませんが、「環境負荷低減実施計画届出者」という表示をすることができます。

  本論


有機JASの認証を受けるには、登録認定機関に申請し、審査を受ける必要があります。

有機JASの認証は、有機農産物、有機畜産物、有機飼料、有機加工食品の4つのカテゴリに分かれています。

それぞれのカテゴリには、生産の原則や方法、使用できる資材や添加物などの詳細な基準が定められています。

例えば、有機農産物の場合は、播種・植付け前2年以上(多年生作物の場合は収穫前3年以上)、原則として化学的肥料及び農薬は使用しないことや、遺伝子組換え種苗は使用しないことなどが求められます。

環境負荷低減実施計画の認証を受けるには、農業者が自ら環境負荷低減実施計画を作成し、都道府県知事に届け出る必要があります。

環境負荷低減実施計画の認証を受けた農業者は、「環境負荷低減実施計画届出者」として登録されます。

この制度では、有機農業とは「化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業」と定義されています

  おわりに


以上のことから、有機JASの認証を受ける方が、環境負荷低減実施計画の認証を受けるよりも、より高い基準をクリアする必要があり、大変な作業と言えます。

 しかし、有機JASの認証を受けることで、有機農業の信頼性や付加価値を高めることができます。

有機作物に取り組む農家の方は、自分の目指す農業のスタイルや目標に合わせて、どちらの認証を受けるかを検討してみてください。👍

以上が、有機JASの認証と環境負荷低減実施計画の認証の違いについてのブログの記事です。ご参考になれば幸いです。😊