有機農業の支援策が持続可能な農業、環境保全、生物多様性保全、食料安全保障の観点で有意義な税金の使 | 榊原平のブログ―安城·愛知から世界に学ぶ Taira Sakakibara’s Blog : A Global Learner from Anjo and Aichi

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榊原平と申します。愛知県安城市出身・在住。常に学び、観察し、考え、人や社会に共感し、このブログでは自分が学んだことや考えたことや感じたことを書いています。このブログで安城・愛知から世界へつながり(Solidarity)を作りたいと思っています。

はじめに

日本政府が地方自治体に有機農業実施計画策定に対して1千万円ほどの補助金を提供していることは、持続可能な農業と環境保全に向けた重要な一歩です。有機農業は、以下の観点で有意義な税金の使い方と言えます。

 

環境保全と生物多様性の促進:

有機農業は化学肥料や農薬の使用を最小限に抑え、土壌水質を保護します。

これにより、農地の生態系が健全に保たれ、生物多様性が高まります。

 

有機農業は農薬の使用を制限するため、周辺の生態系に対する影響を軽減します。

野生動植物の生息地を守り、絶滅危惧種の保護にも寄与します。

食料安全保障の向上:

有機農業は持続可能な食料供給を支えます。

有機農産物は人々に安全で栄養価の高い食品を提供し、食品の多様性を増やします。

 

地域の農業者が有機農業に取り組むことで、地域の食料自給率が向上し、食料の輸入依存を減らすことができます。

 

持続可能な農業の推進

有機農業は土壌の健康を維持し、長期的な農業生産を支えます。

 

化学物質の過剰使用による土壌の劣化を防ぎます。

 

農業者が有機農業に取り組むことで、農業の持続性が高まり、次世代に良好な農地を受け継ぐことができます。

武器や装備の値段と比較

有機農業の国から地方自治体への支援策の予算規模は1千万円程度ですが、

これは国の莫大な防衛費や武器・装備の予算と比べて小さな額です。

 

例えば、次のような武器や装備の値段を考えてみましょう。
 

戦闘機 F-35 ライトニング II: 1機あたり約1億5,000万ドル。これは約22億5,000万円に相当します。

 

戦車 アブラムス M1A2: 1両あたり約1,800万ドル。これは約2億2220万円に相当します。

 

ヘリコプター AH-64 アパッチ: 1機あたり約5,000万ドル。これは約7億4000万円に相当します。

2025年大阪・関西万博の予算との比較

2025年大阪・関西万博は、国際的なイベントであり、多くの人々が訪れることが予想されています。

 

その予算は膨大で、数千億円にも上ります。しかし、このようなイベントは一時的なものであり、その効果は限定的です。

 

一方、有機農業への投資は持続的であり、地域社会全体に長期的な利益をもたらします。

 

有機農業は地域の雇用を促進し、農村地域の活性化に寄与します。

おわりに

有機農業の支援策は、小さな予算額かもしれませんが、その効果は計り知れません。

 

持続可能な農業、環境保全、生物多様性保全、食料安全保障を考える上で、有機農業への投資は賢明な税金の使い方と言えるでしょう。