はじめに
2023年12月は、環境や倫理に関する本を中心に10冊の本読みました。
環境問題は私たちの生活に密接に関わる重要なテーマであり、倫理的な視点から考えることが必要だと感じました。
また、ムーミンの本を読んで、冬のムーミン谷の魅力にふれました。
読んだ本の中から5冊を紹介します。
読んだ本の紹介
「糧」
コリーヌ・ペリュション
コリーヌ・ペリュションの「糧」は、フランスの哲学者が書いた本です。
彼女は、私たちが生きるために必要なものを「糧」と呼び、糧を味わうことは、自分と他の人や動物や自然とつながることだと言っています。
そのつながりを大切にすることは、自分の生き方や社会のあり方を考えることだと言っています。
この本では、糧を味わうことや、自分と他のものとのつながりについて、詳しく書いています。
「紛争地で「働く」私の生き方」
永井 陽右の「紛争地で「働く」私の生き方」は、日本のNPO法人の代表理事が書いた本です。彼は、「テロや紛争のない世界」の実現をビジョンとして掲げ、ソマリアやイエメンといった熾烈な紛争地の最前線において、テロ組織からの投降兵や逮捕者を脱過激化し、社会復帰へ導くという活動を続けています。
この本では、彼が紛争の最前線で、終わりの見えない憎しみの連鎖を解いていくという前代未聞の挑戦を続ける真の目的を明かしています。
これらの本は、私たちが生きる世界について、深く考えさせられる本です。
『世界の終わりを先延ばしするためのアイディア 人新世という大惨事の中で』
アイウトン・クレナッキ
本論新・環境倫理学のすすめ【増補新版】
加藤 尚武
この本は、環境倫理学の基本的な概念や理論、歴史、現状、課題についてわかりやすく解説した入門書です。
環境倫理学とは、人間と自然の関係における倫理的な問題や判断基準について考える学問です。
本書では、環境倫理学の歴史的な発展や多様な立場や議論、具体的な事例や応用について、豊富な図表や参考文献とともに紹介されています。
本書を読んで、環境倫理学の知識や興味を深めることができました。
環境正義: 平等とデモクラシーの倫理学
K.シュレーダー=フレチェット
この本は、環境問題における正義の概念や理論、実践について考察した本です。
環境正義とは、環境問題によって生じる不利益やリスクの分配や責任の帰属について、公正かつ民主的に決めることです。
本書では、環境正義の歴史的な背景や現代的な課題、理論的な分析や評価、実践的な提案や事例について、詳細に論じられています。
本書を読んで、環境正義の重要性や難しさ、可能性を感じることができました。
ことばの焚き火 ダイアローグ・イン・デイリー…
大澤真美,中村一浩,植田順,野底稔
この本は、日常生活の中での対話のあり方について考えるエッセイ集です。
対話とは、相手の言葉に耳を傾け、自分の言葉を伝えることですが、それは単に情報交換ではなく、相互理解や共感を生み出すことです。
本書では、対話の力や意義、難しさや可能性について、さまざまな角度から語られています。
対話は、人間関係や社会の問題を解決するための重要な手段であり、私たちの生き方や価値観にも影響を与えます。本書を読んで、対話の重要性や魅力を再認識しました。
ムーミン谷の冬 (新装版) (講談社青い鳥文庫)
トーベ・ヤンソン
この本は、ムーミンの物語の中で唯一、冬のムーミン谷を描いた作品です。
ムーミンは、冬眠をするはずだったのに、目が覚めてしまいます。
そして、雪に覆われた不思議な世界を探検することになります。
そこで、ムーミンは、冬の生き物や風習に出会い、自分の気持ちや考え方に変化が起こります。
この本は、冬の美しさや厳しさ、孤独や友情、成長や変化を感じさせる物語です。
この本を読んで、ムーミンの冬の冒険に心を動かされました。
クラシック・ムーミン童話 ムーミン谷のおはなし (児童書)
トーベ・ヤンソン,アレックス・ハリディ,セシリア・ダヴィッドソン
この本は、ムーミンの物語を短編集にした児童書です。
ムーミンとその仲間たちの日常や冒険が、楽しくてやさしい言葉で語られています。
この本には、ムーミンの誕生日やクリスマス、ハロウィンやイースターなど、季節や行事に関するおはなしがたくさんあります。
この本を読んで、ムーミンの世界にふれることができました。
まとめ
2023年12月に読んだ本は、環境や倫理に関する本とムーミンの本でした。
環境や倫理に関する本は、私たちの生活に影響を与える環境問題について、倫理的な視点から考えることができる本でした。ムーミンの本は、冬のムーミン谷の魅力にふれることができる本でした。
どちらの本も、私にとって有意義で楽しい読書体験でした。
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