傍聴する市民が「何ちゅう質問だ!」と怒り、退場を命じられた常滑市議会政治倫理審査会 | 榊原平のブログ―安城·愛知から世界に学ぶ Taira Sakakibara’s Blog : A Global Learner from Anjo and Aichi

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榊原平と申します。愛知県安城市出身・在住。常に学び、観察し、考え、人や社会に共感し、このブログでは自分が学んだことや考えたことや感じたことを書いています。このブログで安城・愛知から世界へつながり(Solidarity)を作りたいと思っています。

常滑市議会で行われていた政治倫理審査会が、市民の怒りを買っています。

 

 

市議会議員Iさんが自身のFacebookで市議会の運営について
市議や議会を批判したことを

審査会は、名誉毀損や政治倫理規定違反として審査をしているのですが、

その審査の過程があまりにも不公平で不適切、不透明だというです。


審査会の不正に怒った市民らが、

2023年12月6日の第3回会政治倫理審査会を傍聴しました。

 

審査会は、市議会議員Iさんに対して、

政治倫理や事実に基づいた客観的な質問をするのではなく、

政治的な思想や主張の違いから、

自分たちと対立する市議会議員Iさんを攻撃するための

無秩序な質問を繰り返していました。

 

例えば、市議会議員IさんがFacebookで引用した弁護士の意見について、

その弁護士の氏名や連絡先を示せと要求したり、

市議会議員Iさんが表現した一般的なイメージを

具体的な人物に当てはめようとしたりしています。

 

これらの質問は、市議会議員Iさんの人権や名誉を侵害するだけでなく、

市民の表現の自由や政治的意見表明の自由を侵害するおそれがあるというのです。

 

審査会の委員が市議会議員Iさんに対して不当な質問をしたときに、

傍聴していた市民が「何ちゅう質問だ」と怒りの声を上げました。

 

すると、審査会長は、不当な質問をした倫理審査会委員を注意する代わりに、

傍聴していた市民の複数名に退場を命じる暴挙に出ました。

 

市民は、審査会の委員に対して、「おかしい」「市民の声を聞け」と抗議しましたが、

審査会長は、「傍聴者は黙っていろ」と言って、市民を追い出しました。

 

この審査会の様子は、議会の会議録で確認することができます。

 

画像

 

会議録は、常滑市議会で公開されています。

 

会議録を読むと、市議会議員Iさんが、自分の発言や行動について、

論理的に説明しようとしているのに対し、審査会の委員や審査会長が、

市議会議員Iさんの言葉を無視したり、中断したり、嘲笑したりしていることが分かります。

 

市議会議員Iさんの発言が法律的な観点で、

どこの点がどういう理由で名誉毀損なのか、

虚偽なのか、脅迫なのか、一切示してしません

傍聴した多くの市民から批判や非難の声

傍聴した多くの市民から、審査会の委員や審査会長に対して、

批判や非難の声が上がっています。

 

市民は、審査会の委員や審査会長が、

市民の代表として、

市政の方針や予算を決める機関である市議会の議員であることを

忘れていると指摘しています。

 

市民は、市議会議員Iさんを支持し、応援するとともに、

市議会の運営に関心を持ち、市政に参加することを呼びかけています。

 

市民は、市議会議員の政治倫理を審査するのは、

政治倫理審査会ではなく、

自分たちであるということを、改めて確認しています。