バングラデシュの人権活動家カーン氏とエラン氏に対する不当な判決に抗議しよう | 榊原平のブログ―安城·愛知から世界に学ぶ Taira Sakakibara’s Blog : A Global Learner from Anjo and Aichi

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榊原平と申します。愛知県安城市出身・在住。常に学び、観察し、考え、人や社会に共感し、このブログでは自分が学んだことや考えたことや感じたことを書いています。このブログで安城・愛知から世界へつながり(Solidarity)を作りたいと思っています。

バングラデシュの人権NGOであるオディカルの指導者であるアディルル・ラーマン・カーン氏とナシルディン・エラン氏が、政府に批判的な報告書を公表したとして、情報通信技術法(ICT法)違反の罪で懲役2年の判決を受けました。この判決は、バングラデシュ政府が人権侵害を隠蔽し、言論の自由を抑圧するためにICT法を悪用していることを示すものです。

 

彼らが行った人権活動

カーン氏とエラン氏は、2013年5月5日にバングラデシュ国民党(BNP)とイスラム系政党ジャマート・イ・イスラミ(JI)の支持者が首都ダッカで行った集会に対する治安部隊の暴力的な弾圧に関する報告書を公表しました 。オディカルは、この事件で61人が死亡し、2000人以上が負傷したと報告しました 。この報告書は、政府や治安部隊に都合の悪い真実を暴露したものでした。

 

しかし、政府はこの報告書を受け入れず、オディカルを非難しました。2013年8月10日、カーン氏は自宅から正体不明の男たちに連れ去られました。

 

彼は後にICT法違反の容疑で逮捕されました。

 

カーン氏は2013年10月8日に保釈されましたが、ICT法違反の罪で起訴されたままです。

 

また、彼の同僚であるエラン氏も同じ罪で起訴されました 。

 

彼らは最高10年の懲役刑を受ける可能性がありました 。

彼らが受けた判決と反応

2023年9月14日、ダッカの裁判所は、カーン氏とエラン氏に対して懲役2年の判決を下しました。この判決は、国際的な人権団体やNGOから強く非難されています。

 

ヒューマン・ライツ・ウォッチやアムネスティ・インターナショナルなどの団体は、彼らに対する訴追を取り下げるようバングラデシュ政府に要求しています。

 

また、彼らは2014年に国際人権賞を受賞したこともあります。

私たちができること

私たちは、カーン氏とエラン氏が受けた不当な判決に抗議し、彼らの釈放と名誉回復を求めるべきです。

 

彼らは民主主義と人権保護のために勇敢に戦ってきた人々です。

 

私たちは彼らの声を届けるために、SNSやメディアでこの事実を拡散しましょう。

 

また、バングラデシュ大使館や領事館に抗議の手紙やメールを送りましょう。

 

私たち一人一人の行動が、彼らの自由と正義を守ることにつながります。

 

バングラデシュの人権活動家カーン氏とエラン氏に対する不当な判決に抗議しよう!