台湾 烏豆沙の謎 伝統菓子 蛋黃酥 | 國境之南 ~SAMの横浜生活 グルメや動物 旅行も~
先日、基隆へ行った時 パイナップルケーキを買いに
李鵠餅(老舗のお菓子屋さん)に寄ったんだが。
もうすぐ中秋なので 自分用にも蛋黃酥を買った。
台湾では広東/香港式の月餅でなく
こういうまんじゅうのようなものを食べることが多く
台湾の人はこういうものも<月餅>と呼ぶ。



2種類買ってみた。
右が普通の小豆あん。左が烏豆沙というあんこ。
いずれも 塩漬けのアヒルの卵の黄身が入っている。


小豆あん(紅豆沙という)


烏豆沙


右:紅豆沙  左:烏豆沙

小豆の方が色が紫がかってて
烏豆沙の方は本当に真っ黒。
味も少し違う。

色んな台湾人に 紅豆沙と烏豆沙は何が違うのか聞いてみたが
正しい答えを知ってる人は一人もいなかった。
ネットで調べても諸説あって

どちらも同じだが烏豆沙は油や麦芽糖を入れてねったもの

小豆あんと緑豆のあんを混ぜて黒い色素で色付けしたのが烏豆沙

黒豆のあずきが烏豆沙(烏は黒の意味もある)

どれが本当かわからないね。
でも味の感じから油は入っていると思う。

多分、もともとは黒豆のあんに油や麦芽糖を混ぜていたのではないか。
今、黒豆は手に入りにくい/小豆より高いなどの理由で
ニセ?の烏豆沙の作り方が主流になっているのでは。

まあ、本当のところはよくわからないが
烏豆沙の方がこくのある味でおいしいと思う。

(*^o^*)