お待たせいたしました(え?待ってない?)
「ノイエ版銀英伝」Eテレ放映記念・語り第3弾です。
前回の追悼記事で、富田耕生氏が吹替を演じられた「ヤングライダーズ」のことを書きました。あまり知られていない作品だろうと思っていましたが、Twitterなどでご存じの方が多く、とても嬉しかったです。熱き青春時代(笑)を思い出しました~また今後気が向きましたら(笑)ヤングライダーズのことはもちろん、ポニーエクスプレス社の語りもしたいと思います♪
それでは本題に入りま~す(^_-)-☆
今回の記事ではストーリーとはあまり関係のない(コラ)建築系・美術系・インテリアなど、意匠(デザイン)方面に関して、私のお気に入りベスト10!をご紹介したいと思います。
はい、紛れもなく─、
完全に私の趣味の世界です(ドーン!)
なので、ついて来られる方だけで。m(__)mご無理なさらず。
もうね「脱落者は置いていけ!(ミッターマイヤー談)」な心境で(笑)
第10位:始まりの庭とジークの生家
『始まりの庭』と記しますと、些か何かのRPGのような気も?しなくはないのですが、それほど間違いでもないでしょう(笑)
ノイエ版は木漏れ日(光の入り方)や植物の描写がとても美しいなぁと思います。温かみがありますよね。
私はどちらかといえば、ラインハルトの家より、キルヒアイスの家を臨むこちら側の視点の描写のほうが好きです。何だか英国のお隣さん同士の美しい家みたいな感じですね。あるいは秘密の庭みたいな感じかな(^^)
★ジークの生家★
ジークの生家単体だけですと、もう少し順位が上がるのですが、何とかお気に入りベスト10に収めるために、10位になりました(ごめん~)優美なアーチデザインと堅牢なレンガ造りの
組み合わせが素敵なお家です。蘭の温室も見えます♪
これで帝国の下級平民のお家(下町レベル)です~♪
第9位:マリーンドルフ伯爵領・空港&館インテリア
マリーンドルフ伯爵の治める星の宇宙港です。自然美と機械美と建築美が合わさっていて好きです~♪おそらくイメージはスイスからだと思いますが、同じスイスからインスピレーションを受けている、スターウォーズの惑星オルデランにもよく似ています。
★惑星オルデラン★
余談ですが、写真のオルデランの元老院議員のベイル・オーガナ(ちなみに奥方が女王さま)は、養女レイアの息子のベン・ソロが登場するまで、私の一番好きなキャラクターでした(^-^)彼がSWエピソード2で初登場してくれて、嬉しかったことを思い出します(スターウォーズは456→123→789の順で公開)
宇宙港展望窓からの眺めは、そのままスイス(ベルナーオーバーラント辺り?)の山岳地帯な感じですね~♪日差しが結構強そうです。侍従のハンスはノイエ版はオーディンではなくて伯爵領にいるのですね。変わらずにお嬢さまの荷物持ち役です。
マリーンドルフ伯爵の屋敷(お城)ですが、これはあまり興味をそそられませんでした。道端にポンと出現した感じのお屋敷で、立地条件的に領主の城としてはあれれ?という感じです(他にもお家があるのかもしれませんね)
なので、マリーンドルフ伯爵の私邸は領地よりもオーディンの上屋敷のほうが好みです(といってもどこまで屋敷か不明です)↓
多分、両翼の建物はマリーンドルフ伯爵の所有物かと思われます(でないと、お嬢さま大変!?)何となく建物の灯の雰囲気が、私は東京ディズニーランド風だと思ったりしたのですが、私だけでしょうか(笑)
つい屋敷のことで熱が入ってしまいましたm(__)mが、私が伯爵領地で最もお気に入りなのはこちらです↓
デザイン窓や床ではありません。椅子です(キリッ)
長椅子~安楽椅子~カウチ~ソファ~いろいろ言い方ありますが、とにかく椅子のデザインがすごく好きです!こういうの将来欲しいですね~(笑)ただ、ラインハルトがキルヒアイスの棺を見つめているときに座っている椅子のデザインもこれと似ているのですよね(使い回しかな??)
第8位:カストロプ公爵領邸
明るいマリーンドルフ伯爵領から一転、若干斜陽的な?カストロプ公爵領ですが、これはこれでお気に入り。いかにも豪奢なお城ですよね!
街の雰囲気が東欧(プラハ辺り)的なイメージがあります。モルダウの曲が似合いそう?
第7位:ブラウンシュヴァイク公爵邸
はい、相変わらずお城・お館・お屋敷に弱い私( ̄▽ ̄)です。
だって好きなのですもの~~♪(開き直り)ブラウンシュヴァイク公の館は昼間よりも夜のほうが外観がロマンチックです↓
居住者は全然ロマンチックではないのですが(コラ)建物に罪はない(笑)灯の入り方が、温かみがあって素敵ですね~(^_-)-☆
さすがは新時代のノイエ版です。でも誰かのお屋敷というよりは銀行のような商業施設に見えなくもないですね。それだけ権力が大きいということの表れなのでしょうけれど。
そういえばブラウンシュヴァイク公爵館の正面を見て、旧作版のベーネミュンデ侯爵夫人の館を思い出しました。↓↓
↑ちょっと似てません(^^)?
皇帝の寵姫シュザンナの館は外伝を見ると分かりますが、庭園が広く、離れの建物まであります。アンネローゼの居館は広いものの、王宮の中では控えめなのです。
第6位:ヤンの官舎
大きいお家ばかりでお疲れになった?でしょう。たまには小さなお家でも・・いえいえこれでも十分広いですよね。ということで
ヤン提督が住む(住んでいた)ハイネセンのシルバーブリッジの官舎です。
この家の廊下好きなのです、廊下に本棚があるのってセンス良いですよね(ヤンのことなので単に置ききれないだけかも・・笑)
アンティーク調ランプも素敵です。
明るい芝生の庭に面した大きなベッドが良いです~(^-^)
意外?なことに絵画も飾っているのですね、ヤン提督(笑)(白の腰壁は官舎の外観や廊下と違って急にノスタルジックな雰囲気になりますね)
官舎の雰囲気は私が子供の頃、親戚が住んでいた軍基地の居住エリアを思い出します。私は幼かったのですがそのエリアと建築と内装を見てものすごいカルチャーショックというか、衝撃を受けたことを覚えています。日本の一軒家とは違って、ゆったりした造りでした。
第5位:フロイデン地方と山荘
第24話(最終話)でチラッと登場する、アンネローゼの隠棲場所です。旧作版ではここにキルヒアイスの墓所もありましたね。
景勝地で、旧貴族たちが数々の別荘を所有していた土地でもあります。空気が澄んでいて水も冷たそうです。
アンネローゼの住む山荘(館かな?)なのですが、崖崩れがない限りは安全地帯なのでしょうけれど、見晴らしは悪そうですね~(減点ポイントです)でも滝は好きです(^-^)館の裏側にも滝がありそうなので、ある意味この場所は小島に近いのかな?
アンネローゼの目の前に見えるのが岩肌かと思うと、ちょっぴり寂しいですが(←個人の感想です)第3期でヒルダが訪ねてくるのが楽しみです。
旧作版のフロイデンと山荘については↓の過去記事で、たくさん追求していますので(笑)良かったらご覧ください。
第4位:新憂無宮(東苑・南苑・西苑)
↑CG作品の傑作ですね!
うろ覚えですが、銀河帝国の王宮(新憂無宮)は66㎞平方メートルの敷地だったと思います(ヴェルサイユが約26㎞平方メートル)王宮上空は衛星も通過してはいけない決まりなので、ラインハルトが出撃するときも、大艦隊は別の場所を飛んだはずです(ノイエ版はちょっと怪しいかもですが)
東が政務エリア、南がロイヤルファミリーのプライベートエリア、西が寵姫が住む後宮エリア、北が狩猟地となっています。
ので、おそらく画像の手前が東で、右が北、左が南、アンネローゼの住む館は西なので画像奥、といったところでしょうか。
では最初に東苑のお気に入り建築から(^-^)ご紹介♪
作中、明確な表記はありませんでしたが、リヒテンラーデ侯爵(国務尚書)の仕事場所なので、きっと東苑にある建物だと思います。とにかく大きいわ~入口がワシントンのリンカーン記念堂みたい?(ギリシャのドーリア式建築ぽい)
夜の新憂無宮(平民は手前の建物からして入れません)下からのライトアップはちょっと怖い感じもします(それが狙いかも?)ラインハルトが元帥杖授与された、黒真珠の間は塔の部分なのでしょうか。
私的には黒真珠の間はイマイチ(すみません)だったのですが、勅命とかを受ける、もう少しこじんまりタイプの謁見場所は好きです~( ̄▽ ̄)豪華絢爛ですが気品があります。壁のデザインの丸みも良いです~♪
少し似た雰囲気で懐かしアニメの謁見の間を思い出しました↓
(アニメ三銃士より)
三銃士の時代、王宮の明かりの蝋燭はすべて人間の手で灯されていたと思いますが、未来の銀河帝国の↓のシャンデリアもきっと人の手で灯されているのでしょうね(こんなところまで見ている自分の細かさにびっくりですが笑)
続いて、南苑(皇帝一族のプライベートエリア)です♪
お屋敷の中でやはり一番見たい?のは寝室の寝台ですね(個人の感想です)ベッドのデザイン見るのすごく好きなんですよ~私。
お掃除が大変そうですが、王様に天蓋付きベッドは外せませんね(小さな王様でも)銀英ストーリーではこの子供は孤独なので、大きすぎるベッドがかえって気の毒ですけれど。冷たそうな床におもちゃが広がっているので、ホットカーペット(ホッカッペ)でも敷いてあげてくださいよ~(T_T)
右のドアから寝台の位置が近いので、おそらくドア向こうも寝室の続きの間と思われます。ちょっとした?接遇ができる部屋とか着替えの部屋とか、侍従&侍女の待機部屋とか、廊下に至るまでいろいろありそうですね。
薔薇の温室
皇帝フリードリヒ4世がお気に入りだったと思われる憩いのスペース。ヴェルサイユ宮殿でいうところの王妃の小トリアノン的な場所だったかもしれませんね。やはりノイエ版は植物の描写が美しいです。旧作版では屋外の薔薇園が好きな皇帝でしたが、ノイエ版は温かい温室のほうが好みのようです。
私はライオン(獅子)の壁泉が特にお気に入り♪きっと超高価で貴重な水が使われていそうです。
それではラストの西苑(寵姫の館)です♪
ラインハルト&キルヒアイスが敬愛する姉君の居館です。原作にあったリンデンバウムはどこにいったのかな~(笑)
橋向こうの館というのが、囚われのお姫さまっぽいですね(違)
などといろいろ言っていますが、初見の時はとにかく楽しみで、目を皿のようにしてみていましたよ~(*^^*)
夜の館の雰囲気はまた少し違う感じですね。旧作版とは異なって優雅でありつつ、堅牢なイメージもあります。私の中では最初にタージマハルなどのムガル建築とか、英国のウォーリック城っぽいの混ぜたのとか、ちょこちょこイメージしたのですが、最近は欧州各地やロシアにある小ヴェルサイユと呼ばれるような場所、小さくても美しく憩いのエリアを、アンネローゼの住む所に投影しているのかなという気がします。皇帝からすれば寵姫は癒してくれる存在でないと困りますからね~( ̄▽ ̄)
↑モスクワのフランス様式庭園「クスコヴォ」のグロット
小ヴェルサイユとも呼ばれる庭園です(^-^)
アンネローゼ居館の内装↓
天井の緑と金の縁取りの組み合わせが良い~❤
大理石な柱と額縁も良い~❤
カーテンの裾も素敵~❤
序に桃色葡萄酒も(子爵夫人からのプレゼントです)❤
ということで、あなたはどれだけオタクなんですか?的な視点でお送りしております(自覚はあります)私の趣味の世界ですが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
ストーリーの(セリフ)面で、一つ気になることがありました。ここでのアンネローゼとキルヒアイスの会話で、キルヒアイスが「とんでもありません」と言うのですが、実は「とんでもありません」という日本語は存在しません。「とんでもないです(とんでもないことです)」と言うのが正解です。超余談ですが、韓国ドラマの「朱蒙」でもその翻訳がされていて、物語が良くできているのに勿体ないなぁと思ったことがあります。細かいことですけれど、老若男女問わずの方々がご覧になっていますので、言葉選びは多少なり気を遣っていただければと願っています。
え~と、続きまして~第3位~パンパカパーン!
といきたいところですが。
少々長すぎるような気がしてまいりました(汗💦)
そろそろ飽きの頃合かと思いますので、ベスト3につきましては次回の記事にてたっぷりお届けします(まだ続きますよ~ん)
~おまけ~
あと少し惜しい!ランク外:ガイエスブルグ要塞・式典の間
無機質な機械的部分と優美なロイヤルブルーとゴールドの配色のコントラストが良いなぁ~と思いました。この要塞は軍施設でありながらも貴族の滞在場所という雰囲気を醸し出していると思います。
ラインハルト(ブラウンシュヴァイク公)が座る王座(高座?)のあるエリアは下階と簡単につながっているのですね~と思った次第です。そうでないとキルヒアイスのところには近づけません
からね。それでもキルヒアイスが撃たれた直後、ラインハルトはキルヒアイスの所へは真っ直ぐには進めないので、立って後ろに向かって、また前を見て階段を降りるの、もどかしかっただろうと思います(旧作は数段降りるだけだったので)
では、次回ブログでまたお会いいたしましょう~(^-^)