スマホが突然、充電ができなくなった。
私のスマホは、中国製のRedmi(Xiaomi)。
中国製はちょっとな…と、頑なに台湾メーカーのAsusuを使っていたが、前回、買い替えた時は、コロナ渦で、セブ市内まで行けず、選択肢のない中での購入だったが、4年ほど使っていたけど、充電時間の速さとか、電池の持ちの良さなど、特に不満はなかったので、今回も同じメーカーのものにした。
何しろ安い!
1万ペソ(26,346円)でお釣りがくるくらいなので、今回のように数年、使って壊れたら、また新しいのを買う、というのでいいのよ・・・
同じ機種だと、専用のアプリで、面倒なアプリの入れ直しもないし。
日本で入れたアプリは、VPNを使用しても、ダウンロードできないこともあるんだけど、今回はそんなこともなく、すんなり換えられたのが一番よかった。
しかし・・・
銀行のアプリは、新しいスマホに換える前に、古いスマホで、やらねばならないことがあることをすっかり忘れており、さっさと初期化していまったので、結局、銀行に出向かなければならなかった。
まぁ、近所なので、早速、行ってみたのだが・・・
今の日本の銀行がどういうシステムになっているのかは知らないけど、こちらの銀行は、割と頻繁にアップデートなるものをしなくてはならない。
今や、アプリで、口座のお金はどうにもできるし、ATMで事足りるわけで、わざわざ窓口に行かないので、こうやって別の用事で出向いた際に、アップデートなるものをせねばならないので、時間がかかる・・・
それでも、窓口で、
「では、古いスマホのデータは消去しますので、明日にでも新しいスマホでログインしてください。」
と、言われ、帰って来た・・・
のだが。
翌日になっても、その次の日、3日後も、一向にログインできない。
まぁ、とりあえず使うこともないから、と、一週間待ってみたが、それでもダメだったので、再度、銀行に出向く。
「え?まだできませんか?」
と、窓口のオネエサン・・・
私の口座を作ったのは別の支店で、その支店に手続きを依頼していたそうなのだが、どうやら忘れられていたとのことで・・・
「少々、お待ちください。」
と、言われ、ボーっと待っていたのだけど・・・
「あの~、カード作りません?」
「カードはね、あったんだけど、更新されなくてね。一応、口座を作った支店に確認しに行ったんだよ?でも、待ってろって言われて待ってたけど、未だに届いてないよ。」
「はぁ、そうなんですか・・・」
「それに、デビットカードになっているから、今更カードなんていらんし。」
「・・・。それなら、投資信託に興味はありませんか?待っている間に説明だけでも聞いてもらえませんか?」
「(めんどくさいけど)いいけど。」
と、スマートなお兄さんが奥から出てきて、ペラペラと説明をしだす。
投資信託みたいなものだと勝手に解釈しているが、とにかく利息が高い。
5年満期で、私が死亡した際には、保険金も出るとのこと。
お兄さんは、毎月、積み立てをしていく前提で話をしていたのだが、
「それって、まとめてお金を預けてもいいの?」
「もちろん!」
「いくらから?」
「20万ペソ(526,924円)です。」
実は、この口座は、以前、働いていた時に給料を振り込んでいた口座で、ある程度のまとまったお金があった。
特に使う目的はないけど、何かあればと使わずにいたのだったが・・・
「このまま普通預金に預けておくより、お得ですよ!」
「なるほど。」
と、契約してしまった。
アプリを使えるようにするだけのつもりだったので、老眼鏡も持っておらず、申請書に記入するのに苦労した。
申請書を確認する時になって初めて、
「え?あなた、日本人なの?」
と、お兄さんに驚かれたが、別に外国人でも、在留資格があれば、契約は可能とのことだったので、そのまま手続きを進めたが、結局、パスポートと在留許可証は後日、持って行かねばならなかった。
そういえば、以前にもチャイナバンクで、同じような投資信託を契約したっけね。
確かに、利子は、普通預金よりもいいから、いいけど。
そして、新しいスマホのアプリも、ちゃんとログインできるようになった。
あまり使っていない口座だけど、電気代の引き落としとか、時々、デビットカードを使ったりするから、一応、残金などはこまめに確認しているのだが・・・
ある日、チェックしたら、残金が多いんだよね。
ああ、そういえば、毎月、利息が、普通預金口座に入る、と、説明されていたっけね。
得したってことでいいんだよね・・・?