先週、書いた記事が消えていた・・・
というのは、前の記事にした。
どんなことを書いたのかは、何となく覚えているけど、それはそれとして・・・
気を取り直し、新たな気持ちで再度、挑戦させていただきます。
隣の叔父さんの娘が里帰りをしている。
十数年前に、当時の夫の上司だった方に、
「いい年をして独身男性がいるけど、誰かいい人いない?」
と、言われ、夫は、張り切って、いとこである、隣の叔父さんの娘を紹介し、めでたく結婚に至った。
海外に出ることは、こちらのあまり裕福ではない人々にとっては、人生、一発逆転のチャンス!と考えているような感じだった頃・・・(今は知らんけど)
ここだけの話だけど・・・
そんなにうまくいくんかいな。
と、思っていたが、子供も授かり、十数年・・・
幸せに暮らしている・・・ようだ。
今回の里帰りは、先に夫のいとことその子供が、日本の冬休みもまだ始まっていないだろうという12月初旬にやってきて、年末にはその夫も合流するらしい。
セブに着いた翌日の早朝に、わざわざインスタントラーメンと、チョコレートやお菓子などを持って来てくれた。
お土産のチョイスが、なんともツボを得ているので、不思議に思っていたら、どうやら、次男に事前に聞いていたらしい。
さすが、である。
このいとこの娘とは、今まで現地語であるビサヤ語で会話をしていたのだが、なぜか日本語で話してきた。
それがさ・・・
あまりに流暢で、驚いた。
まぁ・・・
在日フィリピンママ独特の口調ではあったが、フツウに会話はできる。
そういえば、次男、曰く、
「アテ(お姉さんの意味。こちらでは目上の女性の呼びかけとしてよく使われる。)のが、パパよりぜんぜん日本語が上手!パパの方が先に日本に来ているのに!」
と、言っていたっけね。
確かに。
考えてみれば、結婚し、来日してから、十数年経っているわけで、子供もいるわけで、否応なしに言葉は上達するんだろうな。
とはいえ、夫だって、最近の聴解(聞き取り)は、かなり上達しており、それに伴い、夫婦の会話は、私が日本語、夫がビサヤ語、というハタから見れば、かなり不思議な会話になっている。
で、しばらくいとこと話しをしていたんだけど、
「子供がタコ焼きを食べたいって言っているんだけど、どこで売ってる?」
と・・・
タコ焼きかぁ・・・
TAKOYAKI と呼ばれる食べ物は、わりと見かけるが、そのほとんどに、タコは入っていない。
代わりにイカが入っていればまだマシで、中には、何も入っていない、というものも普通にある。
粉焼き?
それに加え、タコ焼きソースではなく、甘いバナナケチャップがかかっていたり、もはや、これはタコ焼きではないよね、というシロモノが多いのも、悲しいかな現実であったりする。
たまにタコが入っていたりすると、
「うわ!タコが入っている!」
と、感動するくらい・・・
いや。
日本に戻ってから、思いきり食べなよ・・・
って、心の中では思ったけど、その時は、曖昧な笑顔で流していた。
数日経って、そういえば、と、思い出した。
割と近所に、土日だけやっているタコ焼き屋があると、知り合いの日本人に聞いたことがある。
本日、土曜日なので、仕事の帰りに寄ってみた・・・
タコ焼き 8個 150ペソ(約398円)
タコ焼き屋っていうより、バーの装いで、タコ焼きなんて売っているのか、と、思ったけど、あった・・・
で、一応、確認の意味で、
「本物のタコが入っているんだよね?」
と、聞いたら、満面の笑みで頷いてくれたので、私が食べる分と、いとこの子供にあげる分で、2パック購入。
予想した通り、だいぶ待たされたが、帰ったら、テラスにいとこがいたので、1パックあげたら、
「おばちゃん、ありがとう!」
と、奥から子供が出てきてお礼を言われた。
なかなかに礼儀正しいな。
この辺のクソガキちゃんは、何かあげても、恥ずかしそうにうつむいたままで、親にお礼をしろと促されても、結局、黙ったまま、目も合わせないような感じ。
それがフツウになっている私としては、きちんとお礼を言われたことに逆に感動してしまったよ。
で、肝心のタコ焼きだが・・・
フツウに美味しかった。
外がカリカリ、中トロトロ・・・
ちょっと小さい感じで、タコも入っていたけど、ゴム?と思うくらい固かったけど・・・
ソースもタコ焼きソースだし、鰹節だって、青のりだってかかっていた。
うん。
これなら、また買いに行こう、と思える。
そういえば、隣のいとこだが・・・
「滞在中、何か予定あるの?」
と、聞いたら、特にない、と。
「家が汚いから、まずは掃除かな。」
と、言い、早速、大掃除をしていたようだが・・・
見知らぬオバちゃんが、キビキビ動いており、当のいとこは、指示だしのみ。
今でも、海外に嫁いだ女性は、勝ち組なのかもしれない・・・