円安が続いている。

 

今では、ほぼ日本円での収入の我が家にとっては、これはかなりの影響を受ける。

 

昔、いい時(1万円が5000ペソ越え)という時期もあって、いつまで経っても、その「いい時」が基準になっている感覚であるため、1万円が4000ペソを下回ると、何か損をしている気になる・・・

 

 

今は1万円が3600ペソくらいで、毎月、夫の口座からこちらに送金してもらう日本円は変わらないのに、どんどんペソでの受け取りが少なくなるから、どうしても、節約モードになってくる。

 

 

無駄なものを買うことは昔からなかったけど、例えば、外食を減らしたり、少しでも安い店に行ったり、とか・・・

 

 

 

そんな節約生活中の私を嘲笑うように、小金持ちの親戚らが、金を買いあさっている。

 

 

金の値段というのは、別にフィリピンでも、日本でも変わりはないようなのだが、どういうわけか、日本の夫に頼むのだ。

 

 

直接、私がやり取りをしているわけではないので、詳しいことがわからないが、アメリカの叔母さんに頼まれたから、と、御徒町へ行って、金のピアスを買ってきた、とか。

 

それは、まぁ、せいぜい2万円くらいのものだったりするので、

 

「ふうん」

 

くらいに聞いていたのだが・・・

 

 

 

両替屋の叔母さんも、夫に頼んできた。

 

1月に次男が帰って来たタイミングで、金のピアスを複数・・・

 

どうやら、叔母さん本人のものではないらしく、誰かから頼まれた、とか。

 

両替屋なので、これらの代金は、日本円と端数はペソで払ってもらい、ペソの方は、私に置いていってくれた。

 

 

 

その後。

 

 

この両替屋の叔母さんが、何を思ったのか、娘に、30万円相当の金のブレスレットを買ってあげる、ということで、夫は再び、御徒町で出向いた。

 

30万円のブレスレット???

 

 

ちょうど、我が家の屋根修理の時期だった。

 

夫に、屋根の修理代をちょうだい、とお願いしたら、この30万円分のペソを、両替屋の叔母さんが払ってくれるから、ということで、ならば、送金しなくてもいいね、という話になった。

 

 

あくまでも一時的な立て替えならば、と、私のへそくりのペソの口座で、修理を終えたのだが・・・

 

 

いつまで待っても、金が支払われない。

 

 

「どうなってんのよ!」

 

と、夫に詰め寄れば、もう少し待って、とのこと。

 

 

夫に現金を渡すのは、不安だったため、実際の金のブレスレットの購入時には、カードを使用し、すでに夫の口座から引き落としも終わっている。

 

 

とはいえ、現物は、まだ日本の夫の手元にあるわけで、催促するのも、どうなんだ?と思わなくもない。

 

 

 

少し前に、両替屋の叔母さんに会った時に、

 

「お金は今、貯めているから、ちょっと待ってね。」

 

と、何でもないように言われてしまった。

 

 

え?

 

大丈夫なんだよね???

 

 

 

その直後、叔母さん一家が、タイ旅行しているのをフェイスブックで知る・・・

 

 

え?え?

 

ホントに払ってくれるんだよね???

 

 

と、不安になる。

 

 

 

しかしさ。

 

こっちは、円安で、節約生活だというので、30万円の金のブレスレットに、タイ旅行・・・

 

 

 

成金とは、まさに彼らのことにちがいない・・・