気合を入れ、屋根&天井修理に着手したはいいが・・・

 

 

5日で終わると豪語していた叔父さん大工であったが、案の定、ぜんぜん終わらず、5日目である先週の金曜日に、ちょっと詰めたら、もごもごとわけのわからない言い訳をしながら逃亡した・・・

 

 

いえね。

 

こういう仕事って、週払いなんだけどね。

 

その報酬、あげようと呼び止めたんだけど、完全に無視された。

 

 

ま、私はぜんぜん構いませんが・・・?

 

 

と、放っておいたら、日曜日に、ウチに置いてある道具を取りに来ましたぜ、という体でやって来た叔父さん大工・・・

 

 

 

報酬が欲しいんだろうな、とは、わかっちゃいたが、意地の悪い私は、こちらからは敢えて何も言わず・・・

 

すっとぼけていたら、

 

「あ、あの・・・報酬を・・・もらえますかね・・・?」

 

と、ようやく向こうから切り出した。

 

 

残りの仕事もちゃんとやってくれる、ということを確認し、先週分の報酬をあげたのだった。

 

 

金曜日の午後にチョイチョイとやる、というようなことを言っていたトイレの天井の張り替えを、翌月曜の丸一日をかけ、明日からは屋根のペンキの塗り替えだと言うが・・・

 

 

暑いから、夕方からやると言い出した・・・

 

 

確かに今、フィリピンはものすごく暑いよ。

 

屋根の上での作業なんて、マジで命の危険があるとは思う・・・

 

けど、トタン屋根は日中、ものすごく熱せられていてさ、冗談じゃなく目玉焼きができるんじゃないかと・・・

 

 

夕方じゃなく、早朝、じゃない?

 

 

と、言ってみたけど・・・

 

 

結局、午後3時くらいから7時くらいまで作業をしていたよ・・・

 

 

 

そして、今週、初めから叔父さん大工に連れられてやって来た下働き(?)がさ。

 

 

明らかに子供だった。

 

 

小学生の低学年にしか見えんが?

 

 

と、思っていたのだが、何と中学1年生だと・・・

 

 

発育状況も驚いたが、学校は、この仕事があるので休んでいると・・・

 

 

児童労働じゃん・・・

 

 

しかし、築20年超の我が家のトタン屋根の作業には、完全メタボの叔父さん大工より、この少年の方が負担は少ないかも、なんて思ったりして・・・

 

 

 

悪い大人でゴメンね。

 

と、多少、イロをつけて報酬をあげたのだった。

 

 

 

あ、そうだ。

 

裏門もついでに直しておくか。

 

と、叔父さん大工に頼んだのだが・・・

 

 

 

しばらくして、大きな争う声が聞こえてきて、慌てて見に行くと・・・

 

 

隣の叔父さん興奮し、喚いていた。

 

 

 

私を見て、隣の叔父さんが、

 

「裏門を使うな!」

 

と、怒鳴る。

 

 

 

裏門を開け閉めすることで、泥棒が入り、叔父さんの鶏が盗まれる、と、主張しているのだが・・・

 

 

 

え?この裏門、ウチの土地で、ウチのだしね?

 

鍵だってつけるしさ?

 

何より、先日、朝、出かけようと思ったら、叔父さんのところの門(仮)に鍵がかかっていて、出られなくてさ。

 

危うく仕事に遅刻しそうになったんだよね。

 

 

別に、いつも使うつもりはないけど、いざという時に、ちゃんと使えるようにしておきたわけだよ。

 

 

と、冷静に伝えてみたが・・・

 

 

叔父さん、怒鳴り散らすばかり。

 

 

誰がどう聞いても、理不尽すぎる隣の叔父さんの主張に、叔父さん大工も、ついつい熱くなってくれたが・・・

 

最終的に、隣の叔父さんがナタを振り上げる、という暴挙に出た。

 

フィリピン人あるあるなんだけど、こうして激高すると、武器を出してくる。

 

が、大半は、完全に脅しであり、危害を与えるまでにはいかない。

 

なので、こういう場面は慣れっこになっているので、あんまりビビらないのだが、稀にマジで振り下ろす輩のいるので、気をつけねばならない。

 

 

マジで頭がおかしいぜ、このオッサン・・・

 

 

ギャーギャー喚いている隣の叔父さんを、隣の叔母さんに回収してもらった・・・

 

 

 

そうして、こっそりと裏門の修理も終了。

 

 

新しい鍵も取り付け、利用できるようになったが、これを隣の叔父さんに見られると、また面倒なので、相当な場合でない限りは使えないというね・・・

 

 

 

 

 

 

せっかく叔父さん大工がいるのだからと、気になる細かいところもこの際、やってもらおう、と、あれもこれも、と、言いつけていたのだが・・・

 

 

ぜんぜん、言うこと、聞かないし。

 

それに、もうとにかく作業が雑でさ・・・

 

 

 

何か、もうめんどくさくなっちゃってさ・・・

 

 

 

もういいやって、諦めたよ。

 

 

 

 

 

 

とりあえず、屋根のペンキも塗りなおしたし、今にも落ちそうな天井も張り替えたし・・・

 

 

 

雨が降っても大丈夫・・・

 

 

と、思いたい。