バレンタインデーでしたね。

 

もはや日本のバレンタインデーがどうなっているのかは知らないけど、フィリピンでもなかなかに盛り上がるイベントだったりする。

 

 

何かの記事で、フィリピンの人にアンケートをとり、バレンタインデーにもらって嬉しいもの、というのの第一位は、現金だった・・・というのがあった。

 

 

確かに、それが嘘偽りのない気持ちなのかもしれないけど・・・

 

 

恋人なり、大切な人に、現金もらうって・・・

 

 

と、何か納得できなかったりもしていたのだが・・・

 

 

 

 

バレンタインデー当日。

 

次男から、

 

「お母さん、今日、いる?」

 

と、メッセージが届いた。

 

「いるよ。なんで?」

 

と、返せば、

 

「後で、彼女が家に行くって。」

 

と・・・

 

 

 

いや、彼女、お前がいないのに、来てもらっても・・・

 

 

と、思ったが、そういえばバレンタインデーだし、もしや何かを届けてくれるのか?

 

 

 

数時間後、次男の彼女がやって来た。

 

 

花束を持って。

 

 

 

 

「あ、ありがと。」

 

と、笑顔で受け取り、すぐに次男にも、お礼のメッセージを送っておいたのだが・・・

 

 

 

 

もう、花はいらない、と、何度かはっきり伝えたのだけど・・・

 

 

 

いやね。

 

気持ちは嬉しいよ。

 

 

だけど、花ってさ。

 

 

 

私、もらっても嬉しくないんだってば。

 

 

それどころか。

 

 

正直、迷惑・・・

 

 

 

花瓶もないしさ。

 

萎れてゴミにするとき、何か罪悪感みたいの、すごいするし。

 

 

 

 

アメリカに住んでいる叔母さんも、フィリピンに帰ってくるたびに、律儀に私にもお土産をくれるのだが・・・

 

絶対に着ないような服でさ・・・

 

箪笥の肥やしになるから、できればチョコレートとか食べるものにしてほしいな、と、何年か前に、次男に伝えてもらってからは、毎回、チョコレート。

 

 

うん。

 

これでいいのよ。

 

 

気持ちは十分に伝わってるし、感謝もできる。

 

 

 

次男にも、はっきり、花はいらん、と、何度も言っているんだけどな。

 

 

 

 

言ってから、花、もらうの、これで3度目くらいよ?

 

 

 

 

さすがに、もう面と向かって言えなくなっちゃったけど。

 

 

 

 

うーん。

 

やっぱり1位が現金っていうの、納得だわ。