ここ数年、まとまった雨が降ると、あちらこちらで洪水となり、道路が割とすぐに冠水する。

 

私の家も、家にまで水が入ってくるようになった。

 

 

以前は・・・

 

 

少なくとも5・6年前までは、そんなことはなかったような気がする。

 

すごい雨だねぇ・・・という感じの雨でも、決して家にまで水が入ってくることはなかった。

 

 

無計画に、各家で下手にセメントを打ってしまった結果・・・だと、私は考えているわけだが・・・

 

 

こう度々、家にまで浸水してくるとなれば、何か対策を打たねばなるまい・・・

 

 

と、とりあえず、玄関と裏口に堰を作った。

 

 

それで一応は、対応できていたのもつかの間・・・

 

 

それでもチョロチョロと水が入ってくるようになった。

 

よくよく観察してみると、堰の問題ではなく、扉の枠の木の部分が、シロアリに喰われ、そこからの浸水であると思われたので、エポクシーを買ってきて、自ら埋めたら、浸水はしなくなった。

 

 

しかし。

 

ある日、ゲリラ豪雨が割と長い時間、振り続け、テラスにまで浸水してきていた。

 

まぁ、堰があるので、大丈夫であろうとは思うものの、なかなか雨は止まず・・・

 

 

堰を越えてきそうな勢いで・・・

 

 

 

え?

 

これ、越えてきたら、どうしよう・・・

 

 

と、ドキドキハラハラしていたのだが、15センチほどの堰の一番上の5ミリほどの手前で、雨は止み、ギリギリで浸水を免れた。

 

 

 

以前は、テラスに浸水することは稀であったが、ここ最近は、まとまった雨が降ると、テラスまでは水がくることは、ほぼほぼ日常化している。

 

 

以前より、雨の量が増えたのか、他の原因があるのかはわからないけど、少なくとも、長いこと工事をして、道路に排水溝を埋め込んだところで、うちには何の影響もなかったってことだよね・・・

 

それどころか・・・

 

道路のへんな位置に排水溝の入り口があり、特にバイクでは走りにくいことこの上ないし、耐久性にも問題があり、突然、陥没しているなんてことも、しばしばで・・・

 

 

税金の無駄遣い、というのは、こういうことを言うのだよ、と、独り言ちたりする。

 

 

 

近いうちに堰もかさ上げしなくては、と、考えてはいるが、エポクシーとはちがい、自らできる話ではない。

 

単純にセメントを、今ある堰に乗っければいいという話ではなさそうだけど、近所のオッサンに頼んだところで、今度こそ、玄関ドアが閉まらなくなる可能性大だ。

 

 

ふぅ・・・

 

 

フィリピンでの生活は、こんなことの繰り返しだよ・・・

 

 

 

そんなわけで、とりあえず、まだ、堰のかさ上げはしていない状態で・・・

 

 

まとまった雨が降り出すと、ドキドキハラハラを通り越し、恐怖に震える。

 

 

 

 

でも、まぁ・・・

 

 

考えたところで、堰を越えて水が入ってくれば、しょうがないわけで・・・

 

 

 

とりあえず、家にある家具は、比較的高いところに移動させ、妙にすっきりしたリビングになった。

 

 

「どうか堰を越えるまでの雨は降りませんように。」

 

と、神様に祈るのみ。

 

 

 

わたわたしたところで、入ってくれば、掃除をするだけ。

 

 

と、最近では、腹を括れるようになった・・・かも。

 

 

 

そういえば、台風の時もさ・・・

 

 

最初はキャーキャー言いながら、窓を段ボールでふさいだりしていたけど、それも終わると、もうどうしようもないなって・・・

 

次男と二人で、寝床に横になり、寝たよね・・・

 

 

 

 

 

とりあえず・・・

 

 

堰のかさ上げは、何とかしよう。