常夏の国のフィリピンでは、植物の成長は凄まじい。
こちらに嫁に来て初めてその凄さを感じたのは、寝室の窓の外にあったバナナの木。
隣の家の塀との間のほんの30㎝くらいの場所。
ある朝、気が付いたら窓の外に影があった。
それからたった数日ですっかり窓全体を覆うほどになってしまった・・・
もちろん敢えて植えたものではなく、私としてはなぜこんなものがこんなところに?という感じだった。
何しろバナナの葉っぱは大きいからさ。
あっという間に、寝室が真っ暗になってしまったのを覚えている。
もちろん速攻で引っこ抜いたけど。
それからもパパイヤなんかも、おそらくペッと誰かが、日本人の縁側で食べるスイカみたいな感じで何気なく吐いたものが、ニョキニョキと驚くスピードで成長し、気が付けば電線にひっかかりヤバい状態になっている、なんてこともあった。
あれはいつ頃だったかな・・・
これまたある日、気が付けば、窓の外に何の植物かは知らないが、葉っぱが覆うようになっていた。
それはツタのように家を覆うように成長を続けている。
気が付いたときには、私の寝室の窓を覆っていたのものが、あっという間に、15メートルほど先の台所の窓まで浸食してしまった。
陽射しも厳しいセブなので、これはこれで、いわゆる緑のカーテンになっているのでエコ?
なんて、放っているのだが・・・
どんどん家を囲まれている。
茎なんかさ。
ツルくらいのものだったのが、冷静に観察すると、今や直径1.5㎝くらいの太い立派な茎に成長し・・・
植物創成魔法???
みたいな感じになっていてちょっと恐怖を覚えるくらいなんだけど。
今更、駆除などするにしても大事なんだよね。
何だか知らん植物に家を飲み込まれる・・・?
いい感じに緑のカーテンに覆われている我が家です。