絶賛引きこもり生活満喫中の私・・・
一日の起きている時間のほとんど、パソコンの前に座り、動画や漫画を見ている。
だから、という自覚はあるのだが、どうも最近、画面がぼやける。
たぶん・・・
老眼の度が進んだ、ということなんだと思う。
そういえば、この老眼鏡を作ったのはいつだったっけな?
そろそろ新しいのを作るか・・・
と、我らのガイサノグランドモールの眼鏡屋に出向く。
私は40歳を超えたあたりから老眼が始まった。
視力がいい人ほど老眼が始まるのが早い、と言われるが、私は近視&乱視で、日本での車の運転は「眼鏡使用」である。
遠近両用というのも、過去に何度も進められているが、普段の生活は(あまり見えていないけど)、裸眼でも別に不自由はないし、バイクに乗る時だけしか近視&乱視の眼鏡はかけないので、別々に眼鏡を作ることにしている。
大分前にたまたま入ったこの眼鏡屋だったが、別に不都合もなかったので、今までに4つほどの眼鏡ここで作っているが、外国人扱いをされたことはないので、私が日本人であることは店員は気付いていないだろう。
まぁ、別にこの店に限らず、なのだが、外国人扱いをされない、ということより、私としては貧しい人に見られることの方が納得いかなかったりするんだよね。
だってさ。
「老眼鏡、作りたいんだけど。」
って、店に入っていくじゃん。
そしたら、まず、日本のヒャッキンで買えるような出来合いのを出してくるんだよ。
「いや、ちゃんと検眼してもらって自分のを作りたいんだけど?」
って、言うじゃん?
そしたら、
「え?フレームとは別にいくらくらいしますけど?」
って、言われるんだよ。
「うん。知っているけど。」
って、言うと、明らかに
「え~~~?」
って、感じで、奥の検眼室に通されるの。
・・・毎回。
でさ。
今回もそのパターンで検眼して、フレーム、選んで・・・
「レンズはブルーカットにしてね!」
「は?それはオプションですけど?」
「いいよ!」
というやり取りがあり、どこまでいっても貧乏人扱いされたよ。
支払いの際にもさ。
「カードで。」
って言ったら、
「セイビング(その場で決済されるシステム)しか受け付けませんが?」
と、念押しまでされたよ。
そんなに金持っていなさそうに見えんのかな、私。
でさ。
何しろ、しばらく引きこもっているし、一人暮らしじゃん。
他人とのコミュニケーションっていうか、ちょっと戸惑う感じになっててさ。
受け答えがスムーズではなかったりするのは、多少、自覚もあったりするんだけどさ。
店員が何か聞いてきたのを、応えなかったりしたわけよ。
そしたら、店員は何を勘違いしたのか、いきなりタガログ語に変えてきた・・・
(いや、タガログの人じゃねーし!)
と、思いつつも、めんどくさいから、
「ああ、うん。」
って、反応したら、
「あ、この人、タガログ(タガログ語を話す人)なんだ。」
と、満足げに頷かれたりして。
ま、私はビサヤ語ほどタガログ語はわからないんだけど、そもそもこの店員もタガログがペラペラってわけじゃなく、ほとんどビサヤ語で、私が知っている程度のタガログ語を混ぜてくるので、それからの会話も成立してさ。
「眼鏡ができるまで1~2週間ほどかかります。できたら、連絡しますね。」
と、言うので、
「じゃ、よろしく!」
と、店を出た。
そういえば以前もそんなことを言われたが、3日くらいで連絡が着たので、今回もそんな感じだと思っていたのだが、待てど暮らせど、連絡は来ない。
気になったが、とりあえず2週間は待とう、と、度の合わない眼鏡で我慢していた。
ちょうど2週間目。
さすがに何も連絡がこないのはおかしい、と、領収書を引っ張り出してきて、こちらから電話をして聞いてみようと思ったのだが、なんと、領収書に電話番号がなかった。
無駄足になることも十分に考えられたが、猫の餌も買いに行かねばならないので、出向いてみた。
すると・・・
当然のように、私の眼鏡を出してきた。
え?連絡してくれるんじゃなかったの?
と、文句の一つも言いたくなったけど、言ってもどうにもならない・・・
「はい、ありがとさん。」
と、大人しく眼鏡を受け取り帰って来た。
新しい眼鏡は・・・
ちゃんと見えます。
スマホでも漫画が読めるくらい。
なんだかんだ言っても、この店で作る眼鏡は違和感ないんだよね。
ちょっとした不具合もちゃんと直してくれるし。
なので、今度、また作る時まで潰れずにいてね。
で、今度こそはそれなりの恰好をして、小金持ちのマダムくらいの扱いをしてもらいたい、と、どうでもいいことに見栄を張ったりしようと思うけど、どうせまたすっかり忘れて、ヨレヨレのTシャツ&短パンで出かけて、また貧乏人扱いをされるのだろう・・・