ある日、ツイッターでSMシティで「呪術廻戦0」がやっている、との情報を得た。
日本では昨年末に公開されたアニメ映画だ。
コロナ渦により、オタク道に足を突っ込んだことは、何となく自覚をしていたが、それでもわざわざ橋を渡り、SMシティに映画を観に行くとは我ながら思いもしていなかったが・・・
「観たい!」
と、強く思ってしまった。
五条先生をでかいスクリーンで観たい。
そう思うと、もう居ても立っても居られなくなり、バイクを飛ばし、SMシティまで出向いてしまった。
事前にネットで調べた情報によると・・・
映画はワクチン2回済んだことを証明するカードを提示しなくてはならない、とか。
あるしね。
シノバックだけど。
と、チケット売り場で、意気揚々と、ワクチンカードを出し、
「大人一枚!」
と、言ったら・・・
係のニイチャン、不思議そうな顔をして、私の出したワクチンカードを手に取り、
「え?何、これ?」
と、いうような顔をした。
「あ、もしかしてシニア?」
こちらの国では、60歳以上は「シニアシチズン」と呼ばれ、たいていの店で20%割引を受けられる。
「え?まだだけど?」
と、思わず間髪入れずに否定してしまったが、これ、シニアだと言い張れば20%割引になったのか?
ってか、ワクチンカードをシニアシチズンカードとまちがえたわけ?
ワクチンカード、結局、いらないってこと???
と、まぁ、所詮はそんなもんよね、と、あくまでもフィリピンらしさを裏切らない対応で、無事にチケットを購入して、映画館に入ったが・・・
誰もいねぇ。
平日の13時スタートだったし、13歳以下は観れないことになっていたようだけど、それにしても、これは・・・
ワクチンカードをチェックする必要はなかったんだね。
映画の方は・・・
よかったよ。
評判はあまりよくなかった印象だけど、いやいや、なかなか。
行った甲斐はあった。
そして、私は・・・
長男が買ってくれたGUの虎杖悠仁Tシャツをわざわざ着ていってしまったほどの気合の入れようだった。
帰ってからこの感動を誰かと共有したくて、夜まで待って、長男にビデオコールをしてしまったよ。
奴は日本で1月にすでに観たとのことで、しかも電子書籍を全巻購入済とか。
(ちなみ奴は英語版)
私も17巻くらいまで購入していたが、ちょっとわけわからなくなって、新刊購入は控えていたのだが、熱が再燃し、最新刊まで買っちゃったよ。
ちょっと前までは、長男のことを「おたく」と馬鹿にしていた風であったが、今や「同志」と呼んでもいいかもしれない。
たいして知らないことをステレオタイプで馬鹿にしてはいけない、と改めて思ったよね。
マジで今度、日本でコミケとか行ってしまいような勢いで、ガチな感じになっている私です。
(ちなみ腐っている系のオタクです。)