気がつけば、そろそろ8月も終わる。
毎年、思うんだけど、8月を過ぎると一気に年末になる。
そして一年が終わるんだ。
「え?もう今年が終わっちゃうの?」って。
もうすぐフィリピン人たちは、「メリークリスマス!」って言うようになるしね。
コロナ禍だけど、少なくともマクタン島は、ウロウロしている人は多いので、何となく「フツウ」の生活に戻ったみたいな気になってる。
相変わらず、感染者も出ているし、未だに年寄りと21歳以下の若者は、外出禁止が続いている。
けどさ。
もう守っている人なんていないよ?
そんなんやってたら、そろそろ精神を病むよ?
だって、半年以上だよ?
だから、息子たちが、そのへんをウロウロするのは、容認していたんだよね。
けど、それはあくまでも、このへんに限ったことでね。
モルティカブに乗って出かける、とか、日が暮れた後、とかは、だめだって言い続けていた。
「なんで?」
って、聞くんだけどさ。
私が決めてるわけじゃーないしね。
お上がだめって言う以上、逆らえないよ?一応、法治国家だしね。
って、話を、すでに何万回もしているけど、それでもチョロチョロと行ってしまう奴ら…
「これだけ言って、言うこと聞かないんだから、捕まっても私は、迎えにも行かないし、罰金も払わないから。」
と、言っていたが、
「捕まらないもん!」
と、聞き耳を持たない本当に頑固な奴らなのだ。
しかし。
先日、仕事中に、次男からメッセージがキタ。
「お母さん、捕まった。」
その日の朝、フェイスブックの友達が売っている、本物と言っているがおそらく偽物もブランドのショートパンツを買うから、700ペソくれ、と言われたが、細かいお金がなかったので、お釣りをよこせ、と1000ペソ置いてきた。
取りに行くというので、届けてもらえば?と言えば、大丈夫と、いつものように聞く耳持たずだった…
で、出かけていって、めでたく捕まった、と。
行きだったので、まだ私が渡した1000ペソを持っていたので、ちょうど罰金1000ペソを払い、解放してもらえたそうだが…
「ショートパンツは、明日、届けてもらうから、また700ペソちょうだいね!」
と、当たり前のように言う。
え?
罰金、私が払うの?
あれほど言っていたのに、それでも言うことを聞かずにウロウロして、捕まったら、私が罰金を払うの?
と、聞いたら、奴は、いろいろと言ってきたが、要約すると…
捕まったのは、たまたま運が悪かっただけで、ボクが悪いわけじゃーない。
最近、家事をやらせて、なにがしかをあげているので、それで1000ペソは返してもらう、ということにしたが…
皆さんの周りにいるフィリピン人も、ほとんどこんな感じの思考回路をしていますからね。
反省とか、ましてや自分が悪かった、と気に病むことなどはないらしいですよ。
このことを肝に銘じて、お付き合いをしてくださいね。
私は、我が子ながら、民族の違いをまざまざと見せつけられ、少なくともショックを受けたが、こんな時代、自己肯定力が凄まじい精神力で、心が折れるようなことは逆にないかもしれない…と、思うことにした。
まぁ、薄々はわかっていたことだけど。