ここのところ、隣の叔母さんのところでは、ほぼ毎週、ブタをつぶしている。
何でも少し離れた叔母さんの実家の近くで、結構、大掛かりな養豚をしているとか・・・
祭の時のように、家の裏で断末魔が聞こえるわけではないが、ある程度、解体されたモノが、叔母さんの食堂の横で、更に細かく解体されていく・・・
「豚肉、いる?」
と、叔母さんに言われると、最初のうちは、大喜びで買っていた。
市場より若干安いし、やっぱり新鮮(?)だからか、ウマい気がする。
それに、市場では運が良ければ手に入らない「ヒレ」も、予約しておくことができるしね。
しかし。
考えてみれば、ウチ、そんなに豚肉、消費しないし・・・
あ、まちがえた。
食べてるんだろうけど、家で調理をしないし。
気が付けば、冷凍庫に豚肉が貯まっていた・・・
しかし、わざわざ叔母さんが家まで来て、
「豚肉、いる?」
と、聞かれると、何だか買わなくてはいけないような気がして、
「と、とりあえず、モモを1キロ・・・」
とか、
「腹を1キロ・・・」
とか、言ってしまうんだな。
そう・・・
最少購入単位が、1キロってところも貯まる理由の一つである。
そして、当然、塊である・・・
「はい!」
と、渡された肉の塊を、更に小分けにしなければならないのも、結構、たいへん・・・
しかも、皮付きだし。
皮、そのまま調理すると、硬いじゃん。
だから、取ろうと試みるんだけどさ・・・
ウチの包丁じゃ、皮、切れないんだよ~!
最初はギーコギーコ一生懸命、はぎ取ろうと頑張るんだけど、そのうち、はさみでチョキチョキ・・・
で、その皮は・・・
チェチャロン(豚の皮のあげたスナック?)にでもすればいいんだろうけど、、そんな面倒なことはもちろんしなくて、イチ(我が家の息子たちよりずっと賢い番犬)にあげる。
そうなんだよ。
豚肉が貯まっちゃう最大の理由は、私の調理法がワンパターンなために、飽きてしまうんだな。
ってか、そもそも、塊から薄切りになんて私には絶対にできないから、調理方法も限られてしまうんだよ、きっと。
そんな話を仲間内でしていたら、
「圧力鍋がいいよ。」
と、いう話になった。
簡単だし、ガス代も節約になるし、と言うが、そんなもん、私に使いこなせるのだろうか・・・?
その方、ものすごいご近所さんなので、
「豚肉、持っていくから、料理してくれる?」
と、言ってみたら、いつでもいいよ~、と言うので、厚かましく、本当に豚バラの塊、1キロ持っていったら、夕方には、アドボー(角煮?)になって戻ってきた・・・
食べてみて、驚いた!
トロトロ~!!
激ウマ(今は、激ヤバ?)だった。
皮もそのままで、いいんだって~!!
感激で涙が出るほどうまかったので、これは、圧力鍋、買わなくちゃ、と思って、早速、SMに行ってみたが・・・
4000ペソ(約8000円)とか・・・
しかも、かなりデカイくて、しまうところもなさそうな・・・
これまた仲間内の情報では、アヤラに安くて小さいのがあるとか・・・
よっしゃ、それ、買うぜ!
と、思ってはいるが、まだ買ってない・・・
だって、アヤラ、遠いんだもん。
でも、この間の日曜日に、また叔母さんのところで豚肉、売ってたから、
「腹を1キロ!」
と、買ってしまった・・・
圧力鍋、買いに行かなくちゃ・・・