昨日で年内の仕事を終え、長い休みに入った。
こういうときに、日本に一時帰国でもすればいいのだろうが、誰がこんな寒い時期にわざわざ帰るか・・・?
今年は次男が、父親だけの帰国を認めなかったために、夫も一人さみしい年末年始である。
お蔭で、私はますますお気楽な年末年始である。
ま、別に夫がいようといまいと、どうということも実はないんだけどさ。
さて、今日はクリスマス・イヴである。
といっても、私はクリスチャンでもないので、まるで関係はないが、この日に「ピナスコハン(クリスマスプレゼントのようなもの?)」を、配らねばならぬ。
朝、一番で、我らがガイサノグランドへ行き、この時期しか売っていない高級(?)冷凍ハムと、ドーナツを買い込み、それらを親戚連中や、特にお世話になった(私は世話になってないが、息子が時々、ご飯を食べさせてもらっているような)近所の家に、それらを一気に配り・・・
今日のやること、すべて終了!
しかし、なんだ。
考えてみれば、以前は、この時期になると、金を借りに来る人とか、会えば「ピナスコハン」を要求してくる図々しい人とかがいて、やたら金が出ていっていたが、ここ数年は、それもまったくない。
私に言っても無駄であることを、ようやく近所の人たちは学習したようである。
そして、クリスマスが近づくと、毎晩、何組も来ていた「ナイゴン(クリスマスソングを歌い小銭を求める人たち)」が来ていたが、それも今年はまったくない。
これは、イチ(我が家の番犬)のおかげである。
性格のとてもいい犬であるが、見知らぬ人には思い切り吠える。
これで、ウチには、近所のクソガキちゃんとか、見知らぬ人は近づけないようである。
水の配達のニイチャンも怖がって、すっごい遠くに置いてくので、私があのガロンの水を抱えて家の中まで入れなくてはならないのは、困っているが・・・
そんなわけで、ここ数年は、イヴに配る人に配るもんを配ってしまえば、後は何にもすることはない・・・
午前中に、すべてのピナスコハンを配り終わり、さぁ、寝るぞ、と寝たはいいが・・・
隣でカラオケが始まった。
カラオケくらい、日常茶飯事なのだが、今日のは、強烈である。
カラオケマシーンがウチの窓のすぐ外にあるのである。
今日は、これを夜中、やられるのか・・・
と、窓の外を覗くと・・・
隣の息子か一人で、マイクを握って、歌っていた・・・
隣の息子以外、誰もいない・・・
それ、楽しいの・・・?
って、もう少しで聞いちゃいそうになっちゃった。
フィリピンのクリスマス・イヴは、まだまだ終わらない・・・
メリークリスマス!