フィリピン人って、嘘つきなんだよ~って、笑っていられるのは、配偶者までである・・・





昨日は確かに、全国的にお休みだった。


そして、今日は、日本では祭日だが、フィリピンでは、フツウの日・・・


1週間以上のお休みをしていた学校も、再開するもんだと思っていたのだが・・・



長男は、今日までが休みだと、もうずいぶん前から、言っていた。



「なんで?2日まででしょ?」

「先生が3日までって言った。4日から学校は始まる。」


そうはいっても、狼少年の長男のこと。


ハナから信用はしていなかった。


「いいからさ、もう一度、先生に聞いてきて!」

と、休みになる前から、言っていたのだが、

「4日から。」

と、言ったり、

「わかんない。」

と、言ったり、どうにもはっきりしない。


連絡帳に書いてあれば、よかったのだけど、なぜか、そんなことは一言も書いていない。

「なんで、連絡帳に書いてないの?」

「先生が書かないから。」


それだって、ホントかどうかは怪しい・・・



しかし、次男の学校も、どういうわけか、今日まで休み。

それは、ちゃんとこの目で、学校の黒板に書いてあるのを確認した。



先生たちが長くお休みしたいのかも・・・?


なんて、思ったりもしていた。



昨日になって、どうも心配になり、長男のクラスメートのママにメールをしてみたが、返事がない。



そういえば、近所に長男と同じ学校に通っている子供がいたっけ・・・

と、思い出し、長男に、

「あの子の家に行って、聞いてくれば?」

と言うと、

「そうだね!」

と、出かけて行ったまま、帰ってこなくて、真っ暗になってからようやく帰宅すると、開口一番、

「明日は学校、休みだって!」

と、言った。



「あの子の家に、行ってきたの?」

「ハイ!」

「で、本当に明日は休みだって言ってたの?」

「ハイ!」



なら、休みなんだろう・・・

と、やっと納得をしたのだった・・・







が!





今朝、私は仕事だったので、いつものように早起きをして支度をしていたら、長男の送り迎えのトライシクルの運ちゃんが、迎えに来た。


「え?今日、休みでしょう?」

「みんな、登校しているよ。」



長男、爆睡中だったが、ケリを入れて起こす。

「今日、学校、あるんだってよ!」

「休みだよ!」

「でも、みんな登校しているんだってよ!あんた、昨日、ちゃんと聞いてきたんじゃないの?」

「・・・・・」




ちきしょー!あれは、ウソだったか・・・



「オマエ~!昨日は自信たっぷりで、聞いてきたって、言ったじゃないか~?」

「・・・だって、あの家には、犬がいるから、怖くて行けなかったんだよ~!」

「早く、支度して、学校へ行け~!」



しかし、長男は、まだ水浴びもしていないし、朝ごはんも食べていないし、弁当だってないじゃないか、とブータレる。


そして、遅刻をするくらいなら、休んだ方がマシだと、平気な顔して言ったので、完全にキレた。





「お前・・・今日、休んだら、明日からもう学校、行かせないからな!」




ようやく、支度を始め、こっちも、お弁当を作り、何とか送り出したのだった。









例えば・・・


仕事場で、フィリピン人のいいわけ大会を聞いていても、こんなに腹は立たなかったりする。



しかし、やはり、半分、自分の血が入っていると思うと、所詮はフィリピン人だしねと、諦めきれない何かがある。




フィリピン人の妻としては、まぁまぁイケてると思うのだが・・・



フィリピン人の母としては、まだまだ修行が足りないようである。