『今につながる中将姫行状記』令和4年7月15日刊行 | 当麻寺・護念院(ごねんいん)のブログ

『今につながる中将姫行状記』令和4年7月15日刊行

「中将姫ってどんな人だったの?」「當麻曼陀羅は何を表しているの?」がわかる本です。

當麻寺の御本尊、當麻曼陀羅を感得された中将姫に関するお話は、古くから絵巻や書物にも記され、近世になると特に中将姫と継母との確執の部分がとりあげられて浄瑠璃や能になりました。江戸時代に出版された「中将姫行状記」(享保版)は脚色を加えずに、中将姫のご誕生からの生涯にわたる出来事を年ごとにつぶさに綴ったものです。

本書は「中将姫行状記」(享保版)を、今の時代にそぐわないと思われる部分は除きつつ、必要な箇所に注釈を加え、可能な限り忠実に今の言葉になおしてまとめた中将姫の生涯にわたるお話です。また、本書表紙、カバーデザインは、手に取られた方に當麻寺練供養会式を想像して頂けるようにしています。本書は一冊まるごとで一作品。中将姫と當麻曼陀羅、練供養会式についての理解を深めて頂ける一冊です。