大学時代の話。

 

釣りに行くため、友達の下宿に向かって阪神高速を走ってた。

 

料金所から不審な車が後をついてくる。

 

出発前に、お袋に『気を付けて行きや』と普通に言われたんだけど。

 

瞬間的に -電気が走る感覚?

 

脳裏に見たことのない顛末が走ったんだよね。

 

思わず、お袋に『わかってるわ!』と言い返した。

 

当時はシートベルトは付けても付けなくても良い時代だったんですけど。

 

不安になって、シートベルトを装着し家を出た。

 

脳裏に浮かんだ画像というのは・・・

 

それは、高速道路で事故にあってる自分の画像。

 

いつもの料金所から乗り込む。

 

先にも書いたように不審な車が僕の後に付いてくる。

 

夜間走行だというのに、フォグランプしか点いてなくて、ヘッドライトは不点。

 

何かヤバいなとウスウス感じていた。

 

思わず、『こいつか?』と感じた。

 

ノロノロ運転のそいつは、有ろうことか。

 

当時で初めての車載TVで何かを見ながら運転してた。

 

環状線の合流で渋滞がおきていた。

 

当時、何も指示されて無かったけど、ハザードランプ点けて最後尾にいた。

 

ルームミラーでフッと見た瞬間、さっきのフォグランプしか点いてないクラウンが近づいてきた。

 

距離的に、そしてスピード感じたら絶対に止まれないと思った。

 

取り敢えず取った行動は、両足でフットブレーキを踏む(MTだけどね)

 

ハンドルをしっかり持って前の車には突っ込まないようにサイドブレーキを引く。

 

一瞬の間でした。

 

シートベルトしてて助かった・・・

 

トランク半分無くなってた。

 

相手の親父は警察に言わないでくれの一転張り。

 

これだけの事故起こしていて何でやねんと思ったけど。若気の至りなんやね。

 

相手の連絡先交換して、釣りに行く?(笑)

 

友人馬鹿笑い。

 

で、例の川下川ダムへ釣りに。

 

徹は55cmのバスを友人は釣る。

 

俺はボーズ。

 

家に帰って、翌日板金屋に修理費用を見積もってもらった。

 

550,000円。

 

雨が降ればトランクに水がたまる。

 

走りだせば少しの風圧でナンバープレートが浮き上がる。

 

今でも雨が降れば首が重い。

 

事故は嫌だね。