12月の下旬であるのにもかかわらず、最近寒さが厳しいせいか「オーバーコート」のご注文が連日のようにあります。
程よい厚さであまり重たくない「トレンチコート」の一着。
「トレンチコート」「トレンチコート・オーダーメイド」のくわしい事はこちら
今回は「マーリン&エバンス」「ラムズウール」ツイードでのお仕立て
「マーリン&エバンス」「ラムズウール」のくわしい事はこちら
「トレンチコート」と言えば、コットンギャバジンで仕立てている「バーバリー」「アクアスキュータム」のダブルが代表的ですが。
当店では「ダブル」の他に「シングル」のトレンチコートもしたてることができます。
力強くて、クールなイメージの「ダブル・トレンチコート」ですが、短所は
生地を多く使うため、1着のウェイトがヘビーである。
ダブルのイメージは「威圧的に見られやすい」
通常、防水コットンを使用しますが、欠点である、「着用地にコットンは冷たく感じる」「硬くてガサガサして気になる・・・」
そういったことを解消するために「ラムズウール」の「シングル・トレンチコート」「シングル・トレンチオーバーコート」は最適です。
シングルだとお値頃で仕立てやすい利点があります。
「マーリン&エバンス」の「ラムズウール」で仕立てれば、
ラムズウールの原料染めの双糸の縦糸と横糸を使い、36/2nmの糸を2/2の太番手梳毛糸で織り上げた、ウェイトが370/390gmsのしっかりとした秋冬スーツ地。
「ラムズウール」とは
メリノ種のメリノウールの中でもよりソフトな生後6ケ月までの毛をいいます。
ラムズウールを直訳すると「子羊の羊毛」という意味で、子羊はSheep(シープ)ではなくLamb(ラム)と呼び、通常生後6ヶ月未満の子羊を指します。
柔らかさと発色の良さに優れており、綺麗なツイード・ウールコート地には適しております。
純血種の子羊は、一生で一度しか羊毛を採取できないことなので貴重なツイードウール素材なのです。
特に、オーバーコート地のほとんどはプレインの無地ばかり。
無地に飽きた方には最適のオーバーコートになります。
誰もが持っていない、洒落た「シングル・トレンチオーバーコート」になりました。
しかも、「トレンチオーバーコート」ではキュプラ100%ライニング、水牛釦をサービス。
デフォルト(標準装備)。
アウターウェアーの中でもなんといっても一番、男性らしいコートはトレンチコート。
トレンチコートとは、第一次世界大戦時に英国陸軍が、寒冷地での戦いに適した軍用コートで
身を守る塹壕(トレンチ)の中で、"負傷した兵士達へ肩に軽くそっと簡単にかけて着られるように"とアイデアを出し、それを開発したもの。
その後、防寒コートとして実用性が高く、かつ外観的にも機能美にも優れていることから、メンズコートとして流行し始めました。
映画「カサブランカ」の時の“ハンフリー・ボガード”マフィア映画の「サムライ」においても“ジャン・ギャバン”“アラン・ドロン”などの俳優達が着用したことで抜群に人気が高まり、
トレンチコート=「ハードボイルド」。という“スタイリッシュなコート”としてイメージがつきました。
雨の染みこみを防ぐ何重もの前身やヨークのほか、機能美ともいえるディテールが満載です。
アーミーコートとしての名残が残るエポーレットなんて男心をくすぐるアクセサリーといえます。
風向きによって使い分けが出来るダブルブレストやコンパーチブルカラー、雨の染みこみを防ぐ何重もの前身やヨークなど機能美ともいえるディテールが満載です。
アーミーコートとしての名残が残るエポーレットなんて男心をくすぐるアクセサリーといえます。
「チンウォーマー」
雨風を防げるように、ネックを包めるようボタン止めになっております。
エポーレット
第一次世界大戦の際に英国の軍隊が使用したというトレンチ・コートの起源を物語る肩章。
そして肩から銃や双眼鏡を下げるための止め具として作られたディテールの名残り。
負傷兵へそっと肩にかけやすく「ラグランショルダー」になっております。
ストーム・フラップ
フロントを首元まできっちり留めた上、更にこの肩当てをボタン留めにして風や雨を防ぐためのディテール。
主に右側につけられる、ストーム・カフス
銃を撃つときのクッション代わりと丈夫さを保つためにフラップとして補充したディテール。
カフストラップとも呼ばれる、ストームカフス(カフスベルト)
「サイドポケット・貫通型」
チンウォーマーも使用したあとは丁寧に「内側に収納できるようになっております。
風雨の強い時に雨水が入り込まないように袖口を締め付けるために使う。
現在は装飾として用いられることも。
別名バックルストラップ(カフスベルト)とも呼ぶ。
ウェストバンド
トレンチコートといえば「ウェストバンド」。
ウェストを締め上げてよりスタイリッシュに。
トレンチコートでのオーダーメイドでお仕立てすればきっと男性らしいあなたのおしゃれなワードローブの一着になりますよ。
同じパターンのステンカラーコートはこちら
スペシャルプライスの詳しい事はhttp://www.tailorwatanabe.com/special-price.html
グーグルマップで店内が見られます。
https://goo.gl/maps/X1vb5Xmwcgn
2016年フリーペーパー「rojiroji」に当店が掲載されました。No.1詳しい事はこちらまでhttps://rojiroji-blog.tumblr.com/post/144935146801/tailor-watanabe-order
2016年フリーペーパー「rojiroji」に当店が掲載されました。No.2詳しい事はこちらまでhttps://rojiroji-blog.tumblr.com/post/147790642911/tailor-watanabe-fitting
テーラー渡辺ホームページ(渡辺弘行)
http://www.tailorwatanabe.com/index.html