
昨年の秋に登場した今シーズン限りの「フォックスビラザーズ」「ディレクターズカット」“ブラウン プリンスオブウェールズ"100%WOOL 400/430gms 1色柄
よりクラシカルにラペル付きウェストコートと一緒にスリーピースでオーダースーツを御注文。

ウェルドレッサーとして知られる“フォックスブラザーズ”の名物社長 ダグラス・コルドー氏のセレクトによる、人気の「限定ファブリック」シリーズ。

世界で二反しか織らない付加価値性のある「フォックスブラザーズ」「ディレクターズカット」「ダークブラウンタータータンチェック」なので、仕立ても奮発なさって当店のオリジナル縫製「究極のフルハンドメイド」「スプレンディッド縫製」をご指定。


当店では「ハイグレード縫製」よりも上級仕立て
「スプレンディッド縫製」「エクセレント縫製」があります。
その中の一つが「スプレンディッド縫製」といいます。

ハンドメイド縫製のほぼ60%を職人の手で執り行う縫製です。
ハンドメイドのよさを全て取り入れてあり、とても丁寧に行うので多くの時間のもとでじっくりとお仕立てしており、非常に好評です。
それではその仕立て内容の一部をご紹介いたします。

「スプレンディッド縫製」についてのくわしい事はこちらまでhttps://www.tailorwatanabe.com/sprendidmakekyuukyokuhandmade.html
「フラワーホール」「襟穴」手縫い(フルハンドメイド)


元結(もとゆい)という髪結いに使う紙縒り(こより)である日本古来の紐の糸を超極細のシルクの糸でゆっくりと巻きつけ一針、一針丁寧に綺麗にかがります。
マシンメイドでは絶対にでない、ボタンホールの糸の纏り(まつり)が細かくてボタンホールが立体的に盛り上るのが特徴です。
これは永い間、
経験しなければできない職人の技(わざ)なのです。



「フロント釦ホール手かがり」(フルハンドメイド)

ハンドメイドのボタンホールは、頻繁に掛けはずしに丈夫に対応し、この立体感はハンドでなければでません。
ボタンホールは洋服の人間で言えば「目」にあたり、手かがりをする事により上着が随分と感じ方が変わります。
ご覧の通り味も変わり、雰囲気もハンドメイドらしくなります。

「胸ポケット」手かがり(フルハンドメイド)

マシンメイドの場合はポケットの端をミシンで上から叩いて進み掛けるためペタッとした平面状態にになります。
ハンドメイドのバストのボリュームは構築的で迫力が違います。
そしてハンドメイドの場合は端をすくい上げるように一針、一針ゆっくりと縫っていくので、胸ポケットが盛り上がりとても立体的な胸ポケットになります。
「ハンドメイドは洋服の全体的に見た目が穏やかに丸く、とがらずに柔らかで立体的なシルエットにすることが重要な要素となるのです」。
「裏見返し・手星縫い」手かがり(フルハンドメイド)


クオリティーの高い服ほど、丸い服作りに徹底しています。
その為に上着の裏の見返しを内側に追い込んでしつけ糸をかけてそこにハンドで押さえるように、ステッチをかけます。
そうすることにより、上着を着たときに丸く身体に包まれて立体的になります。
ブランドネーム・ショップネーム手纏り(ハンドメイド)


ブランドネーム付けをあえてマシンメイドにせず 「千鳥纏り(ちどりまつり)」でかがって差し上げます。
ハンドメイドの千鳥纏りはマシンメイドの千鳥縫いよりも糸がやや太く、運針による千鳥縫いなので見た目に味が出てハンドメイドっぽくなります。
今回のテーマカラーのワインレッドカラーであえて縫ったのでブランドネームとのコントラストが良く、
膨らむようになって見え、ボリュウームのある立体感あるネームになります。

エージング仕立て

生地、フロント毛芯にはそれぞれ伸縮特性があります。
それぞれの伸縮性が品物よっては一定では無いのです。
服作りには蒸気でおこなう「加湿」アイロンによる「加熱」そして「冷却」がありその繰り返しをしながら仕立てをおこなうのです。
加湿で伸び、加熱で収縮し、さらに冷却で固定されます。
この3つの処理が短時間ですと、すんでいる段階では伸縮途上の状態のため歪みが発生しまう原因となります。
これを専門用語で言うと「バブリング」といいます。
その条件を解決するために、「エージング」つまり(寝かせ)が工程の間に必要となります。
よりよいスーツの仕立ては生地をゆっくりと時間をかけて「寝かせ」ながら次の工程に向かい、一着を完成させることが重要不可決なのです。
昔から変わらぬ手仕事から生まれる最高の着心地。

糸目の立体感と繊細さ、見事にととのった美しい縫い目はハンドメイドでなければ現すことが出来ません。
どんなにマシン縫いが発展しようとも人間による運針の力の強さの塩梅(あんばい)にはかないません。
ハンドによる糸にかける力の甘さはマシンには到底出来ないものなのです。
この運針による力の甘さが服を着続けることで、より人間の身体にゆっくりと徐々になじんでくるのです。
納得のいく最上級の服。
他の誰にも着られない自分だけの大事な服。
「いいね」「素敵ですね」と誰からもほめられる佳い服。大量生産では到底作れない味わいのある品格のある服。
最高に着心地のいい服はこうして出来上がってくるのです。時間をかけてじっくりと仕立てる。
これこそが究極の贅沢な着心地感につながるのです。
「スプレンディット縫製」は私一人のオリジナル縫製なので
「繁忙期」の場合、なかなか仕立てが進まず日数がとってもかかりますが、コロナ禍の影響で仕事も現在手薄なので、なるべく早めに仕立てられます。







ただいま「感染予防対策実施中」。
安心して注文が出来ます。

スペシャルプライスの詳しい事はhttp://www.tailorwatanabe.com/special-price.html

グーグルマップで店内が見られます。

https://goo.gl/maps/X1vb5Xmwcgn
2016年フリーペーパー「rojiroji」に当店が掲載されました。No.1詳しい事はこちらまでhttps://rojiroji-blog.tumblr.com/post/144935146801/tailor-watanabe-order
2016年フリーペーパー「rojiroji」に当店が掲載されました。No.2詳しい事はこちらまでhttps://rojiroji-blog.tumblr.com/post/147790642911/tailor-watanabe-fitting

2015年「ミスターパートナー」に当店が掲載されました。
詳しい事はこちらまでhttp://www.tailorwatanabe.com/category1/mepartnertailorwatanabe.html
「日刊ゲンダイ」に「めっけもんはテーラー渡辺」で誌面に掲載されました。http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/156410
テーラー渡辺ホームページ(渡辺弘行)
http://www.tailorwatanabe.com/index.html
