昨年から、
そして,昨日、一昨日も紹介した、オリジナル・テーマである
RUGGED BAD GENTLE(ラギッド・バッド・ジェントル)
ラギットとは?
英語でいかつい、無骨な、荒削りな、という意味。
男らしさや無骨さを意味する。
ラギッド(RUGGED)は直訳すると、ごつごつした、無骨な、丈夫な、粗野なという意味があり、どこか土くさく、土着的でワークな香りがする言葉。
「5年着たらどんな状態になっているか?
少し毛羽立ってきて、すり切れてしまっているかどうか。
そのときの状態を想像してみてから買うと良い。
いつも近くにいてもらいたいと思う旧友の様な感じがするならば、そのジャケットを買いなさい」。
一生ものとしてのツイードジャケットをいつまでも持っていたいようだったら、イギリス「マーリン&エバンス」のジャケットコレクションからチョイスすること。
ぜったい間違いない。
多色の杢糸を紡いだ、色に深みを伴った「タータンチェックパターン」。
「マーリン&エバンス」のくわしいことはこちら
「マーリン&エバンス」のファブリックは、天然素材に特化し、自然なカラーを提供しており、丈夫なカントリー風ジャケットに最適な、優れたコレクション。
昨日に続いて、同じパターンでの御注文。
デザインが違えば、雰囲気も変わります。
コレこそ、オーダーメイドの醍醐味。
左側のお客様は、クラシカルに3ボタン上2掛け。
右側のお客様はフロントが2ボタン。
左側が、クラシカルにラペル付きボタン位置もアッパーに、6ボタン5掛け。
サイドポケットフラップ付き。
右側がナチュラル、6ボタン5掛け。
左側が、サイドバックル付き。
右側がスタンダードにループ付き。
今回は、ノーブルでシンプル。
ナチュラルにクオリティーの高い縫製をご要望。
スプレンディット縫製にてお仕立て。
「スプレンディット縫製」についての詳しいことはこちら
「スプレンディッド縫製」はハンドメイド縫製のほぼ60%を職人の手で執り行う縫製。
ハンドメイドのよさを全て取り入れてあり、とても丁寧に行うので多くの時間のもとでじっくりとお仕立てしており、非常に好評です。
その一部をご紹介。
元結(もとゆい)という髪結いに使う紙縒り(こより)である日本古来の紐の糸を超極細のシルクの糸でゆっくりと巻きつけ一針、一針丁寧に綺麗にかがります。
マシンメイドでは絶対にでない、ボタンホールの糸の纏り(まつり)が細かくてボタンホールが立体的に盛り上るのが特徴です。
これは永い間経験しなければできない職人の技(わざ)なのです。
フルハンドメイドのボタンホールは、頻繁に掛けはずしに丈夫に対応し、この立体感はハンドでなければできない。
ボタンホールは洋服の人間で言えば「目」にあたり、手かがりをする事により上着が随分と感じ方が変る。
ご覧の通り味も変わり、雰囲気もハンドメイドらしくなります。
昔、洋服のうまく縫う職人か不器用な職人なのか、わかる判断方法はその職人に「ボタンホールをかがらせろ」。といわれておりました。
手先の器用な人でなければ何年たっても綺麗なボタンホールはかがれない。
イタリアの職人だってイギリスの職人だって全部がいい訳じゃなく、うまい人もいれば見られない下手な職人もいるものですよ。
ハンドメイドの場合は端をすくい上げるように一針、一針ゆっくりと縫っていくので、胸ポケットが盛り上がり、とても構築的で立体的な胸ポケットになります。
「ハンドメイドは洋服の全体的に見た目が穏やかに丸く、とがらずに柔らかで立体的なシルエットにすることが重要な要素となるのです」。
どんなにマシン縫いが発展しようとも人間による運針の力の強さの塩梅(あんばい)にはかないません。
ハンドによる糸にかける力の甘さはマシンには到底出来ないものなのです。
この運針による力の甘さが服を着続けることで、より人間の身体にゆっくりと徐々になじんでくるのです。
他の誰にも着られない自分だけの大事な服。
「いいね」「素敵ですね」と誰からもほめられる佳い服。
大量生産では到底作れない味わいのある品格のある服。
最高に着心地のいい服はこうして出来上がってくるのです。時間をかけてじっくりと仕立てる。
これこそが究極の贅沢な着心地感につながるのです。
前回のカントリースーツはこちら
スペシャルプライスの詳しい事はhttp://www.tailorwatanabe.com/special-price.html
グーグルマップで店内が見られます。
https://goo.gl/maps/X1vb5Xmwcgn
2016年フリーペーパー「rojiroji」に当店が掲載されました。No.1詳しい事はこちらまでhttps://rojiroji-blog.tumblr.com/post/144935146801/tailor-watanabe-order
2016年フリーペーパー「rojiroji」に当店が掲載されました。No.2詳しい事はこちらまでhttps://rojiroji-blog.tumblr.com/post/147790642911/tailor-watanabe-fitting
テーラー渡辺ホームページ(渡辺弘行)
http://www.tailorwatanabe.com/index.html