最近、寒さもひとしお。
お客様は、冬用のやや厚めの生地をお選びになってきました。
そこで、当店では
「ドーメル」「「BRITISH COLLECTION(ブリティッシュ・バンチコレクション)」から「スポーテックス・ビンテージ」コレクションに注
目。
■Sportex Vintage Ⓡ
ドーメル社が、1922年に開発した有名なSuportexを時代に合わせて加工した服地がSportex VintageⓇです。
現代のファッションシーンでは過去のインスピレーションが重要となっており、
まさにドーメル社のアーカイブデザインコレクションよりインスパイアされた品質、そしてデザインをベースに開発された服地です。
今年のトレンドキーワードである「クラシカル」でありながら、スタイリッシュと暖かさをあわせもち、英国らしい着こなしを演出することが出来るコレクションです。
モダンでクラシカル
それが今年の最高のキーワードファッションです。
今回ドーメル正規代理店「ドーメルジャポン」にお願いし、「スポーテックス」の資料をいただきました。
「ドーメルジャポン」から了解を得て銘品「スポーテックス」の説明をさせていただきます。
ドーメルスポーテックス
ドーメルスポーテックスは栄光の100年が 過ぎた今でも最高の服地として存在しています。
それは今世紀を代表する服地でしょうか ?
アウトドア服地として1922年にガッチリと強く撚られたピュアウールの服地としてスタートしました。
英国ミルで織られたスポーテックスは今もなお、エッジの効いた服地コレクションとして高級テーラーや上品なメンズウェアショップ、デザイナーズコレクションをはじめアクセサリーやシューズ、またセレブリティーがSNS上で身に着けていたりと幅広く扱われています。
スポーテックスは自然の産物でもありました。
本物の快適さと頑丈性を兼ね備えており、最初にカントリースポーツの愛好家の注目を浴びました。
耐久性があり、しわ回復性に優れたピュアウールで織りあげ、ガッチリとし通常の織り組織とは比べ物にならない600gの重さでがあり、アウトドアスポーツには当時最適でした。
ドーメルスポーテックスは栄光の100年が 過ぎた今でも最高の服地として存在しています。
それは見事に丁度その頃成長していたレジャー市場の魅力的な服地として注目され、特にゴルフではアルノー·マッシー(フランスのゴルフ選手)が映画スターのように扱われ、熱心な追っかけやファンの存在により、ゴルフ場がヨーロッパ各地にオープンしました。
1920年代からスポーツ選手の名声は全体の改革的なレジャー市場をさらに盛り上げ、スポーテックスはその一役を担いました。
人気は巧みな広告によってさらに高まりました。
著名グラフィックデザイナーとアーティストはラグジュアリーとレジャーが融合したイメージ広告を描くことを依頼され、
その広告デザインのいくつかはコレクターアイテムにもなりました。
イメージ広告ではスポーテックスを着た著名ゴルファー、上品なプレイヤーがとりあげられ、
アルノー·マッシーを使いチャンピオンのイメージを打ち出しました。
皆がスポーテックスのジャケットを求めました。
シャール、フィリックスザキャットのクリエーターパット·サリバン、そしてアーティストのリリーがゴルファーのイラストを1920年代に作り、スポーテックスを使ったレジャーウェアは品質と色と柄、そして個性が融合された当時はとても珍しいものでした。
アーティストとの関係はその後も数十年にわたり広告キャンペーンと共に続き、
次世代の才能のあるイラストレーターや、活気に溢れた1970年代のロンドンにて活躍していたアレックス·マーレーもデザインしていました。
広告スタイルは時代の変化や60年代の“集団主義”が影響され、
軽やかなタッチになりながらも、オリジナル商品の品質とピュアウールであるというメッセージを伝えました。
現在のスポーテックスは約半分の重さの380gとなっており、
柔らかく、なじみやすくなり、ストレッチや通気性を技術的進歩により加えておりますが、英国製にはこだわりました。
また昨今では持続可能であることを重視し、購入するものに大きな意味を求める現代の環境意識が高い世代にも大変人気です。
スポーテックスはスニーカーやボンバージャケットにも使用されることが増えてきており、次の100年に向けて着々と進んでいま
す。
今回のデザインは「ネオブリティッシュモデル」
伝統的なブリティッシュの上品さを残しながらも直線と曲線を組み合わせ、
シャープさとソフトを融合した活動的な現代人にピッタリの、若向きでスタイリッシュなデザインです。
肩先がスクエアでビルドアップさせたシャープな印象のロープドショルダー、ハイウェストから絞りを効かせたタイトなウェスト
昔、上着が乗馬服だった頃の名残を残す腰はやや斜めのスラント・ポケット。
どのディテールについてもイギリスらしい仕立て。
ボタンはドーメルオフィシャルのサイドがブルーのペイントを施した水牛(ホーンボタン)。
仕上がり上々。
他の色柄は以下の通り。
生地表面はマットで、やや起毛しており、スーツ地でありながらツイーディーな雰囲気も持ち合わせております。
スポーティーでクラシカル。
柄は、あまり奇をてらわないスタンダードなパターン。
落ち着いていながら、やや個性も発揮させる色柄の数々です。
どうぞ当店によって、その生地感を確かめてみてください。
スペシャルプライスの詳しい事はhttp://www.tailorwatanabe.com/special-price.html
グーグルマップで店内が見られます。
https://goo.gl/maps/X1vb5Xmwcgn
2016年フリーペーパー「rojiroji」に当店が掲載されました。No.1詳しい事はこちらまでhttps://rojiroji-blog.tumblr.com/post/144935146801/tailor-watanabe-order
2016年フリーペーパー「rojiroji」に当店が掲載されました。No.2詳しい事はこちらまでhttps://rojiroji-blog.tumblr.com/post/147790642911/tailor-watanabe-fitting
テーラー渡辺ホームページ(渡辺弘行)
http://www.tailorwatanabe.com/index.html