希少動物の毛を織り上げる希有な織り元の「三星毛糸」から、最高級ウール「ウィントンウール」でのオーダージャケットを特別価格でお仕立てすることになりました。

以前にもオーバーコートでご好評をいただいており、

 

今回はブレザー、ツイード風に着こなすのに最適なアーバンジャケットになります。

 

「ウィントンウール」は糸の白度に優れ、世界でも貴重な最高級のファインウールとして国際的にも認められています。


生地を触ると、ものすごくソフト。

 

「カシミヤに匹敵するほど、いやカシミヤ以上の柔らかな肌触り」。

 

なんといっても、貴重な「ウィントンウールの糸をスーパー160s'の糸にし、三星毛糸が使用している「ションヘル織機」でゆっくりと丁寧に織り上げているので最高のファブリックになりました。

 

その貴重なヴィンテージ生地を特別価格でお仕立てすることになりました。

 

最高の生地でオーダージャケットで仕立て上げられるなんて、贅沢な一生もののオーダージャケットになりますよ。

 

色は2色。

写真に掲載されている「ダークネイビーブルー・カルゼ織り」と

 

「ブラック」のカルゼ織りをご用意。

是非この機会に当店によってこの素晴らしい商品をご覧になってください。


「ウィントンウール」とは?
以前「テーラー渡辺」では、

「三星毛糸」から「キビアック」「ポッサム」と珍しいウール素材をご紹介致しましたが、

 

「ウィントンウール」も非常に珍しい貴重な獣毛なのです。

 

希少な高級獣毛に「カシミヤ」「ビキューナ」「キビアック」があります。

 

その他に高級原毛として「ニュージーランド・メリノウール」や「カルデン・メリノウール」が有名ですね、

 

また希少品種でごくわずかな生産量の為、

 

そのウールの取り扱いメーカーが限定されているエスコリアル、

 

ラムズゴールデンベールなど世界最高品質と呼ばれるウールが存在します。

 

「テーラー渡辺」でも「リード&テーラー「のエスコリアル」や「テーラーロッジ」のラムズゴールデンベールなどを取扱っており隠れたヒット商品となっております。

 

今回の「ウィントン・ウール」は最上級「ニュージーランド・タスマニアンウール」スーパー160s'の糸を贅沢にも390gmsとふんだんに使用されたファブリックなのです。

 

算出されている「タスマニア島」は、オーストラリア本土の南東部に位置し、島全体が一つの州になっていま す。

 

島の大きさは東西 296 キロ、面積は7万平方キロメートル弱。

 

その3分の1が、世界遺産や国立公園に指定されており観光地としても人気も高く、羊毛生産に理想的な気候の土地といわれています。

 

「ウィントンウール」と聞くと50歳代後半から60歳代以上の方で1980年代のバブル時代を経験され、当時から「オーダーメイド」を精通されていた方だったらご存じかと思いますが、「藤井毛織」という伝説の生地メーカーがありました。

 

創業は古く1890年に織物産業の中心地、大阪泉州地区で事業を始めました。

 

1973年から、オーストラリアのタスマニア島に現存する唯一のサクソン種の純血種の羊から採れる最高品質を誇る羊毛「ウイントン」の買い付けを始めました。

 

オーストラリアで有名な羊毛のオークションがありロロピアーナやゼニア、名だたる紡績メーカーなどの世界の強豪相手に日本の藤井毛織が毎年最高値で落札し、オーダー業界では超有名になりました。

 

世界最高の品質を誇るオーストラリア・タスマニア島で産出されるごくわずかな“ウイントンウール”を買い付けるにはオークションで世界の競合相手にセリ落とす必要がありました。

 

意外と知られていないのですが、1980年代の日本が“バブル時代”の頃は世界最高品質と呼ばれたウールは、実は海外のメーカーではなく、日本のメーカーが買い付けていたのです。

 

バブル時代の頃は世界の中でも日本は経済力あったよな・・・・・・・。

 

藤井毛織の“ウイントンウール”は主にテーラーの間で最高級生地として取り扱われ、限られた人達にのみ知られる存在として人気を博しました。

 

「既製品で作れるような価格じゃなかったので一般的に広がらなかった」。という方が正しいかもしれませんが・・・。


1980年代に「藤井毛織」は「ウィントンフェア」という展示会を、当時日本国中におられた、

 

たくさんのお金持ちのお客さまを集め東京の“銀座、新宿”あたりで開催され、

 

今では考えられないですが、“はったり”ではなく「背広上下オーダープライス」で60万円以上もした商品がどんどん売れる時代でした。

 

100万円以上もする商品も沢山ありましたよ。


私がテーラー業を継いだ若い頃はまさしくバブル時代。

 

でも、当店は「フルハンドメイド」の縫製委託業を主に行っていたので、貧乏だったよな・・・・。

 

そんな愚痴こぼしてもしょうがないけれどね。

 

当時、数件のテーラーから仕立てを頼まれ「渡辺さん、“藤井毛織”の展示会に参加してこれ背広上下68万円で注文もらったから仕立ててもらえる?」。なんて、よく仕立てを請け負っていて「この高額な生地・・・失敗したら、弁償が大変だよな・・・・・」。と、

 

親父と一緒になって“ウィントンウール”の生地を裁断するハサミの手が震えていたのを今でも記憶しております。

 

こんな記憶は、昔から「仕立て職人」だった私しか知らない話ですけれどね。しかし、“バルブもはじけ”藤井毛織は惜しくも民事再生となり世界最高級生地“ウイントン”は無くなったと思われていました。

 

その幻だった「ウィントンウール」の原毛を「三星毛糸」が買い付け、織り上げたのがこの貴重な商品なのです。

 

スペシャルプライスの詳しい事はhttp://www.tailorwatanabe.com/special-price.html

 

グーグルマップで店内が見られます。

https://goo.gl/maps/X1vb5Xmwcgn

 

 

2016年フリーペーパー「rojiroji」に当店が掲載されました。No.1詳しい事はこちらまでhttps://rojiroji-blog.tumblr.com/post/144935146801/tailor-watanabe-order

 

2016年フリーペーパー「rojiroji」に当店が掲載されました。No.2詳しい事はこちらまでhttps://rojiroji-blog.tumblr.com/post/147790642911/tailor-watanabe-fitting

 

テーラー渡辺ホームページ(渡辺弘行)
http://www.tailorwatanabe.com/index.html