2022年秋冬コレクションの中で、
「ラバット」社から英国スコットランドから織りあげた「ヘリテージ・コーティング」コレクションが発表されました。
「ラバット」「ヘリテージ・コーティングス」のくわしい事はこちらまで
「 先人から受け継いでいくもの」
と言う意味を持つHERITAGE COATINGS(ヘリテージコーティング)。
歴史的なスコットランドの「ボーダーズタウン、ホーイック」の中心部にあるチェビオット川のほとりでは、
古くから、献身的な職人達が最高のファブリック作りの伝統を受け継ぎ、
19世紀にさかのぼる工場のアーカイブから供給された伝統的なコーディングのパターンを元に注意深く創り上げ、織りあげられております。
原材料は、各布の品質が作成された最終用途に応じて、柔らかさ、強度、弾力性のいずれであっても、完成した布に選択されます。
いつの時代の変化にも耐えられる品質。
世界中の目の肥えた方々へのニーズを満たすようなコレクション。
それが「ラバットミル」「ザ・ヘリテージ・コーティング」コレクションです。
こちらのコレクションの中では、個性的なカバートコート地、
カバートコート」とは?
「狩りの獲物が隠れる場所」の意味。
「カバートコート」のくわしい事はこちらまで
別名“クロンビーコート”(CrombieCoat)“カバートクロス”(CovertCloth)といい、
通常シンプルなノッチドラペルが付いた紳士用の外套の事で、19世紀後半に狩猟や乗馬の際に着用する「ショート・トップコート」として誕生しました。
“カバート”とは英語で藪や茂みなどの「動物の隠れ場」の意味で、
狩猟の時、その場所に道案内する従者にイギリスの貴族が着せたものが、このコートの起源とされております。
写真でご覧の通り霜降り調で高密度な梳毛の綾織物です。
縦糸の密度が横糸よりも高いため綾は45°以上の急角度になっており、織りは密で耐久性豊か。
丈夫で風を通しにくいため暖かく、
ウェイトはやや重めの495gm。本来は英国紳士の狩猟用のコート地として使用されたものなので、やや毛羽立ちがあり、“マット感”があるカントリー風の「カバートコート」になります。
本場イギリスでは現在「動物愛護」の関係上、「カバートコート」を着て狩猟を行う人は殆ど見られません。
しかし海を隔てたアメリカやここ日本では品格を持つこの狩猟用トップコートのデザインに見せられた男達が今なを数多くいます。
遠くイギリスの原野で誕生した「カバートコート」は今、ここ極東の日本の地での現代のリアルクローズとして再評価されています。
ミルド調のカバートコート地。
肉厚のツイーディーでカントリー風なブリティッシュウールのビックなヘリンボーンコート地。
「オリーブ」「モスグリーン」「ミッドナイトブルー」と三種類。
目付も720gとヘヴィーウェイトなので寒い時期には最高のコート地になります。
ブラック地のざっくりとしたツイーディーな「ホップサック」と「ヘリンボーン」柄の「オーバーコート地」。
白いネップが入っているのが特徴。
ウェイトも840/740gmsのヘヴィーウェイト。
ワイルドでカジュアル感がある。
“ラグランコート”“アルスターコート”に最適な「オーバーコート地」です。
メランジ調の「ホイップコード地」。
「ウィップコード」「ホイップコード」とも呼ばれる。
コードのような約65度の角度で太い綾目の表われた変化綾組織が特徴の厚手のしっかりした織物。
綾織の毛織物の一種。綾織の中では最もはっきりした太い綾目のあるものとされており、
「キャバルリーツイル(キャバリーツイル)」「ギャバジン}などよりも畝がはっきりしています。
綾目が太く畝のように盛り上がっており、その太い畝が乗馬の鞭綱(むちづな、whipcord)のようである、というところからこの名がある。
「ラバット」社からのウィップコードは多種の色杢糸(いろもくいと)を使用した“メランジ調”の、比較的複雑な綾織の織物。
糸使いは比較的太番手の梳毛糸と紡毛糸を併せて使用し、急斜角を描く綾目が特徴です。
保温性も抜群なのでスポーティーな“トップコート”として「ステンカラーコート」「カバートコート」としても最適です。
「ブラック・ウォッチ」の「オーバーコート地」。
「ブラック・ウォッチ」とは
「ブラック・ウォッチ・タータン」ともいう。
紺と濃緑と黒で構成されるダークなタータン・チェック。
スコットランドの歩兵連隊であるロイヤル・スコットランド連隊を象徴する「レジメンタル・タータン(連隊タータン)として着用されている。
ブラックウォッチは「黒い監視兵」の意味で、18世紀の中頃に英国軍の第42ハイランド監視兵中隊として編成され、通称ブラックウォッチと呼ばれたロイヤルハイランド連隊をいう。
「ブラックウォッチタータン」は、連隊タータンとして使用されていたもの。
一時期、反乱軍の中心となっていたハイランダー(スコットランドのハイランド高地住民)の結束を弱めるため、象徴となっていた各氏族(クラン)のタータンの着用が禁止された時期も、ブラックウォッチは禁止対象外とされてた。
のちにロイヤル・スコット連隊に統合され、ブラックウォッチタータンも引き継がれている。
ツイーディーな「ブラックウォッチ」のオーバーコートは、英国紳士の「トラディッショナル」な雰囲気を醸し出します。
スペシャルプライスの詳しい事はhttp://www.tailorwatanabe.com/special-price.html
グーグルマップで店内が見られます。
https://goo.gl/maps/X1vb5Xmwcgn
2016年フリーペーパー「rojiroji」に当店が掲載されました。No.1詳しい事はこちらまでhttps://rojiroji-blog.tumblr.com/post/144935146801/tailor-watanabe-order
2016年フリーペーパー「rojiroji」に当店が掲載されました。No.2詳しい事はこちらまでhttps://rojiroji-blog.tumblr.com/post/147790642911/tailor-watanabe-fitting
テーラー渡辺ホームページ(渡辺弘行)
http://www.tailorwatanabe.com/index.html