最近のブログをご覧の通り､10月11月のブライダルに備えて､フォーマルタキシードの御注文が増えております｡
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本日のお客さま
最もポピュラーなカマーバンドではなく､さりげなくカマーベストを選ばれました｡
カマーベストは､正装時のウエストコート（ベスト）が簡略化されたものです。
起源は中東でみられる「サッシュ」とされています。
タキシード着用時にはカマーバンド、ブラックタイ、シャツの袖に付けるカフス釦は三種の神器とされていました。
カマーバンドのカマーはインドの腹巻きからが由来｡
腹巻きをする理由は､体の内臓を守る事や､盗賊におなかを刺されないようにするセキュリティーにも役に立つことだったことだからだそうです｡
カマーバンドはインドの暑さで生まれた 19世紀の後半
タキシードの中にベストを着るスタイルが主流でした。
しかし、当時イギリス領だったインドに駐留中のイギリス将校たちは、年間を通して暑いインドの気候に耐えかね、インド人が使用していた幅の広い腹巻きをベストの代わりに着用しました。
これがカマーバンドの発祥と言われています。
カマーバンドの利点は､
付けることにより､ウエストラインを高く上げ、スマートに見えてすっきりと見せてくれます。
今ではほとんど見られませんが、ここには隠しポケットがあり、オペラのチケットやカジノで遊ぶコイン入れとして使われていました。
カマーバンドとカマーベストはどちらがいいのか？
結論から言うと、どちらをつけても問題ありません。
日本ではカマーバンドの方がフォーマル度が高いように思われていますが、実はベストの方がフォーマル度は高いです。
ドレスタキシードやファンシタキシード､デニムジーンズの上に着崩す(きくずす)“ブロークンタキシード”の場合､カマーバンドもしくはベストを省略する場合がありますが､なるべく付けた方がホワイトシャツとブラックのカマーバントとのコントラストがついて､すっきり見せるので良いかもしれません｡
カマーベストを着用する場合はウェッジラインであるVゾーンが深いものをお薦めしております｡
特に今回のようにＵカットのカマーベストがお薦め｡
昔､鈴木正義がリーダーの“シャネルズ”“ラッツ＆スター”がよく着てましたね～
カマーバンドは最もポピュラーなアクセサリー｡
カマーベストの方がよりフォーマル度が上がるので､ご予算の都合でおつけになるのをお勧めいたします｡
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