TAILOR & CLEANING SECOND HOUSE BLOG
ご無沙汰しております。
非常に不定期な投稿になっておりますが、これもこれで味としてご容赦賜りたい今日この頃です。
本日はMTMについて。
私の肌感ですが、オーダースーツを購入したことがある日本人を分母とした場合、およそ5〜10%程度の認知度な言葉ではないでしょうか。
当店へお越し頂くお客様でも50:50といったところです。
TAILOR SECOND HOUSE を立ち上げる当時、この言葉を使用してメニュー設計を思案していたのが懐かしく、今よりもっとマイナー感があったと記憶しています。
MTM House Pattern
Bespoke(ビスポーク)と並び、オーダーを表現する言葉では世界のスタンダードだと感じます。
ただ、言葉の持ち入り方は決して正確・不正解ではありません。ドレスクロージングの中でもスーツを筆頭とする洋装は元々、西洋の文化であり、現在に至っては英語を公用語とする国がマジョリティというだけの事です。
ちなみ既製品はRTW(レディ トゥ ウェア)となります。Instagram然り、これからより一層言葉の持ち入り方がシームレスに向かうかもしれませんね。
さて本題へ。
当店MTMは、私たちのオリジナルの型紙に採寸値とお客様ごとの補正を店内の工房で設計し、縫製を工房に外注するハウスオーダーです。
独立したての頃はBespokeのご注文がまだ少なく、注文紳士服の醍醐味をよりとっつきやすい価格でお届け出来ないかと、ブラッシュアップに多くの時間を費やしてきた領域です。
MTMは、イージーやパターンオーダーと同類とお伝えする方が日本では分かりやすいかもしれないですね。
掲載のお客様は胸囲110cm、ヌードのドロップ寸14cmある憧れの逆三角形です。
この手のお客様は、縫製工場の取次業務でご提供するオーダーですと、なかなか対応して差し上げられないのが悩ましいところ。
ドレスシューズも同じで、木型がご自身の足型と類似する場合は、パターンオーダーや既製品でも極論こと足りますが、逆を言えばボディビルダーが既製品でピッタリと合うならば、読者の多くの皆様は既製品が合わないということになります。
お客様の体型を捉え、如何に型紙へ反映させるか。
テーラーとして腕が問われる領域です。
ハウスオーダーの構築には高い障壁がありますが、この方が拘りをお届け出来るので非常にやり甲斐があります。
過去を振り返るとお恥ずかしさや忸怩たる思いが本音ですが、それも現在の糧。これからも精進して参ります。
そしてMTMはプロダクトとして一定のルールを設ける分、スーツやコート、ジャケットに付随する洋品以外にも様々なアイテムを展開しやすいメリットがあります。
Bespokeの技術を落とし込んだ型紙設計に、MTMの合理性を加えたのが、当店のMTM House Pattern。
体型にお悩みの方は、ぜひ一度お試し下さい。
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