今回のレビューは、ノンスケール メガロマリア より、

“ノーヴィス” です。

 

 コトブキヤの新シリーズ、“無限邂逅 メガロマリア” から、新アナザー、

“ノーヴィス” が発売されました。

 

 月刊メガロマリアの第3号は、メイドさんをモチーフにしたノーヴィス。

 第1弾キットであるプリンシパルをベースとする女性型アナザーの新作で、一部パーツが新規造形になっています。

 ただ、前回のルビーアイとは違って、今回のノーヴィスの新規パーツはメタモルフォーゼユニットとして単品発売はされません。そもそもそんなにボリュームもないわけですが。

 このあたりは物語の設定にも関わってくるのかな?

 ノーヴィスは、ちょっと言葉は違うかもしれませんが、量産型アナザーのようなものらしく、開花させた人間によっていろいろと性質が異なってくるそうです。

 となるといずれノーヴィスへの装着をメインとするメタモルフォーゼユニットの発売もある・・かな?

 例えばロングスカートっぽいアーマーを纏ったメイド長型ノーヴィスとか、見たくないですか?

 なににしても、メタモルフォーゼユニットはもっといろいろ種類を出してほしい。

 

 レビューしていきます。

 キットはパチ組みしたのみです。

 

アナザー ノーヴィス

 使用人(メイド)の姿をした女性型アナザー。

 開花させた人間によって個性の異なる「ノーヴィス」が複数存在するため、最もベーシックなアナザーの一種だと推測されている。
 スローイングナイフによる牽制、暗殺など、他者との連携を得意とする。

 真里亞の後輩、月詠 水面からは「服従」 のノーヴィスが開花。
 慎ましくも気品のある性格ながら被虐趣味があり、強権的な命令に従うことを好む。

 ・・以上、公式サイトより。

 その他大勢のアナザーということなのかな。

 細部の仕様(といっていいのか?)が異なるノーヴィスがたくさいんいるようで、今回は月詠 水面(ツクヨミ ミナモ?)が開花させたノーヴィスを再現したもの、ということになるのか・・

 プリンシパルをベースに頭部、胸部、肩や腰のアーマーパーツを新規造形で再現しています。

 とくに頭部はマスクの基部パーツ以外新規になり、大きく印象が変わりました。

 ボディは基本的にプリンシパルのままですが、各部アーマーパーツの造形まって全体により女性らしいシルエットになっています。

 カラーリングはブルーグレーを基調としたモノトーンでまとめられているので、可愛らしさのなかに少しクールな雰囲気もありますね。

 

 頭部アップで。

 短髪外撥ねカットだったプリンシパルからガラリと変わって前髪パッツンなロングヘアに。

 額にはカチューシャを付けたデザイン。

 左右にあしらわれたピンクのリボンが、全体がモノトーンのなかで目を惹きます。可愛らしいですね。

 カチューシャの中央には3㎜穴があり、プリンシパルやルビーアイ(ホワイトナース)のヘッドギアパーツを取り付けることもできます。

 後ろ髪パーツは2段階で可動。

 可動域自体はあまり広くありませんが、プリンシパルにはなかった表現力が追加された感じ。

 

 マスク(フェイスパーツ)は今回1種類のみ。

 プリンシパルにはあった眼球可動ギミックもありません。

image

 左からプリンシパル、ルビーアイ、そして今回のノーヴィスのマスク。

 目の形状も少し丸みを帯びているのがわかります。

 クリアブルー造形は少し暗く見えてしまうので裏にメタルテープとか貼ったほうがいいかも・・

 もちろん、創彩少女庭園の通常ナンバリングキャラのフェイスパーツと互換性があります。

 

 胸部前面パーツ、肩アーマーはメイドドレスをイメージした柔らかい造形になっています。

 とくに胸部はそこそこボリュームもあり破壊力高め(笑)。

 肩アーマーの取り付けについては、プリンシパル、ルビーアイでは一旦上腕を取り外す必要がありましたが、今回は少しスライドさせたところにパチンとはめ込むかたちになりました。

 

 腰部は前面に前掛け(というには小過ぎる気もしますが)、左右、後面にはスカートっぽい装甲が追加。

 

image

 左右と後面についてはそれぞれ腰部側面のパーツ、お尻のパーツに3㎜穴が追加されたものが新規造形され、プリンシパル等の穴なしパーツに代えて組み込む仕様。

 お尻のパーツは左右分割タイプのみで、一体型で3㎜穴が開いたものはありません。

 前掛け、左右のスカートパーツはそれぞれ可動するので、脚部の可動を阻害しません。

 

 

 各部アーマーパーツを取り外した状態がこちら。

 頭部と腰周りのパーツ以外は先行の女性型アナザーと共通ですね。

 前からだと気付きにくいですが、後ろから見るとけっこう安産型・・

 

 以下は女性型アナザー基本仕様ですが、さらっとおさらい。

 

3連リストジョイント

 シリーズ共通となる手首構造。

 画像赤丸の3点でそれぞれ可動します。

 通常のリストジョイントのそれを取り付けるための手首基部パーツも付属。

 リストジョイントは手首側の接続軸が3㎜になっているので、そこもまた汎用性が高いですね。

 

 ハンドパーツは全7種が付属。

 先行2種と共通で追加はありません。

 

公式特典ハンドパーツ

 今回、コトブキヤショップでの購入特典として、創彩少女庭園のリツカ・冬服に付属したハンドパーツ、全13種類をライトグレーで成型したものが付属してきました。

 当然生身の少女の手として造形されているものなので、メガロマリアの手として使うには若干の違和感はありますが・・

 まぁ、ノーヴィスのキャラクター性に限ってはあまり気にならないかな。

 なお、リストジョイントを介するタイプは接続径が共通なので普通に流用できますが、軸一体型となる持ち手(広)とハート手の2種は軸径が合わない(細い)ので、基本的には取り付けられません。

 ハート手は左右一体型なので、腕部ノカ九度の下限でなんとなく固定はできますが、持ち手(広)はどうにもなりませんね。

 

 太腿のカバーを外すとヘキサ孔兼3㎜穴があります。

 今回もフラットタイプのカバーは付属せず。

 まぁ、あれを付けると外すの苦労するだけなのでなくてもいいですね。

 

 腰椎パーツは3㎜穴付きのもの付属。

image

 スタンド等使用の際にはこちらに交換します。

 

 ランナー都合で余剰パーツもいくつか出ますね。

image

 マスク基部パーツがもう一つあれば、頭部をまるまるもう一個組めたんですけどね。

 なお、省かれているランナーもあるので色違いのプリンシパルとして組むことはできません。

 

 前髪パーツと胸部パーツを交換してみたり・・ 

 これはこれで可愛い。

 

付属武装

スローイングナイフ

 その名の通り、投擲用の小型のナイフ。

 6本付属します。

 1パーツ成型なので設定カラーの再現にはグリップ部分を塗装する必要がありますね。

image

 摘まみ手を使えばパッケージイラストのように刃の部分で3本まとめて保持することもなんとか可能です。

 3本ずつ専用のホルダーにマウントし、

image

 3連リストジョイントに取り付けることもできます。

 抜き身がけっこう怖い・・

 

比較画像

 プリンシパルと。

 髪形を変更。上半身のアーマーはふんわり柔らかなイメージのものに、さらに腰部にも装飾が追加され、随分と印象が変わりました。

 ボーイッシュスポーツ少女と、女の子らしい女の子という感じ?

 

メガロマリア プリンシパル レビュー | 退屈と惰性と 改 (amebaownd.com)

 

 ルビーアイと。

 ナースとメイド。

 ルビーアイのほうはサイコなメージも強めですが、ノーヴィスはそのへんまだ控えめかな。

 まぁ、ナイフ持ってますけど。

 

 各部アーマーパーツを外せば、もちろんメタモルフォーゼユニット ホワイトナースのアーマー、武装一式を装備することも可能。

image

 腰部については、スカートアーマーだけを外した、3㎜穴ありパーツのままでもホワイトナースのサイドスカートアーマーを取り付けることは可能。

 ちょっと横に膨らんだ状態にはなりますが。

 

メガロマリア ルビーアイ レビュー | 退屈と惰性と改弐 (ameblo.jp)

 

以下、画像

 アナザー素体の高い可動性は相変わらず。

 腰部に追加された装飾類もそれぞれ逃がすことができるので、特に干渉もなく大胆なアクションポーズが可能です。

 足が小さく接地面積も狭いですが、見事なバランスで自立もさほど苦労しませんね。

 立て膝ももちろん綺麗に決まります。

 頭部・・首の可動だけが惜しいんだよなぁ。なんで前後じゃなく左右可動にしたのか・・

 

 3連リストジョイントの可動を利用して、ナイフをホルダーにマウントしたまま前方に向けたり。

 ワイルドモード的な感じ。

 ネコミミメイドだとより似合ってたな。

 そういえば今度キツネ型も出るって?

 

 公式特典のハンドパーツを使って。

 メイドモチーフということで、メガロマリアでは希少な可愛い担当を自負しているようですね(笑)。

 各種ハンドサインがよく似合います。

 萌え燃えきゅ~ん!

 

リ「ペルソナ ♡(違う)

image
 プリンシパル=まどか、ルビーアイ=暦と来たので、順番にリツカを駆りだしましたが、ちょっとノーヴィストはイメージがちがうのかなぁ。
 メイドを使う側でしょうからね、リツカは。もう1人の自分という感じではないなぁ。
 アイドルモチーフのメタモルフォーゼユニットとかあればぴったりなんだけど・・
 というか、篝火 真里亞が来ればプリンシパルもルビーアイも彼女のアナザーだから、まどかも暦もあぶれちゃうわけですが。

 

 メイドロボ リツカ。

 フェイスパーツを交換し、後頭部にポニーテールを付けてみました。

 さすがの汎用性。

 可愛いですね。パッツン前髪の威力よ・・

 

 看護戦隊、トリニティエンジェル!

 このためにルビーアイとは別にホワイトナースを2つ買っていた・・わけでもないのですが。

 ルビーアイはそのまま、プリンシパル、ノーヴィスはそれぞれアーマーの位置をアレンジしてみました。

 

 新人メイド、ノーヴィス。

ク「メイドの仕事の基本は清掃です。まずはこの部屋の床をぴかぴかに磨きあげなさい。

  しかしその前に・・そのナイフを置きなさい。

 

 以上、“ノーヴィス” でした。

 

 女性型アナザーも3体め。

 基本構造は共通で外装、武装を中心に一部パーツのみ新規造形に置き変わっているということで、そもそもがかなりシンプルなキットですから、共通要素の詳細を割愛するとレビューもあっさりめになってしまいますね。

 リビルド(再構築)についても、先の2体のときにそれなりにやってしまったし、ぶっちゃけあらためて書くこともあまりない・・(こら)

 高い汎用性を持つ素体を使ってのリビルドをコンセプトとするシリーズ.ベースとなるキットを素材と考えるとさもありなんというところではあるんですが、正直物足りなくは感じますよね。

 個々のキット自体にも、なにかしら独自の要素も欲しいな・・と思ってしまいます。

 第1弾として、女性型の基本形となるプリンシパルはシンプルでいい。

 第2弾のルビーアイは、そこにメタモルフォーゼユニットの追加が独自要素と言えます。

 ならば第3弾のノーヴィスにももう少し・・ねぇ。

 贅沢言ってますかね?

 単純にプリンシパルよりもパーツが増えてお値段は据え置きなので、お得感があるんですけどね。

 やっぱり強化オプションとなるメタモルフォーゼユニットが欲しい・・

 

 といったところで、今回は終了。

 またのご訪問を。