大好きな人が去年亡くなった。
可愛らしい方で綺麗で面白くて優しくて。優しさが時に過ぎてしまい、お節介おばさん
施設ルールで禁止になっている物のやり取りを、職員に分からないようにコソッとされてしまう。
自宅の庭の花々を手折って差し入れてくれたり。どの人にも優しい声かけをされて、少し気難しい人の話も上手に聴いてくださったり。 十数年前には新人だった私にも、いつも優しく昔話をしてくださった。感謝の言葉がけを沢山頂いた 
その方は、御一日参りと十五日参りを欠かさずになさっていた。
若い頃のお話は、ご主人との馴れ初めを聞いた事がある。 本当は、その方のお姉様と結婚する筈が、お姉様が若くして亡くなり妹である彼女と結婚したのだとか。
戦後に、自分たちで廃材のような物で家をこしらえたこと。リヤカーで、長い長い道のりを野菜を仕入れて八百屋を始めた事。
息子さん二人がいるのに、近所の母親のない子供さんを預かって面倒を見ていたらしいこと。 本当に、彼女らしい行いだと感じた。
子供時代には、病弱なお母様のために夜中に起きてお風呂に薪をくべた話。神経痛だったのかしら?お風呂で温まるとお母様は身体が楽になったそうで、「もう、寝て良いよ。悪いな」と言ってくれたのだとか。
八百屋を辞めてからは、仕出し屋さんで定年まで働いた事。気配り上手の働き者。
そして、何時も人を褒めてユーモアがあって、彼女は膀胱癌になって入院しても、看護師さん達からの人気者だった。
私たまたま、今年のお正月は一日に初詣に出かけられたので、それから御一日参りを続けています。
春の日のように綺麗で優しくて可愛らしくて周りを温かくしてくれた、大好きなあの方に 少しでも近付きたいと思うのです。
そちらでは、優しいご主人とけらけら笑って冗談を言い合っていますか 

沢山の優しさと気付きをありがとうございました 
今日は、貴女のことを沢山思い出しました 
