ダニエルズの表を活用し、走力の把握とVDOT値に見合った練習ペースを考える | 「今」を積み重ねること…その瞬間を大切に!

「今」を積み重ねること…その瞬間を大切に!

掲載中の記事
~一眼レフ撮影物、観光名所、マラソン理論、マラソン大会体験記、四国八十八か所、家庭菜園~

ジャック・ダニエルズさんの著作「ランニング・フォーミュラ」より、走力の把握とVDOT値に見合った練習ペースを考えてみましょう。

 

 ダニエルズの表 Part1

「自分の過去や直近のレース結果から走力を把握するためのVDOT値の表」 

 

 

VDOTとは、V-dot-O2maxを略したもので、「VO2max (最大酸素摂取量)」 を基に計算された数式です。 

「VO2max」とは、体重1kgあたりの1分間の酸素消費量を意味します。

一定時間でいかに酸素を多く取り込めるかということになります。 

VO2maxが高く、多くの酸素を取り込めるということは、それだけ大きなエネルギーを発揮することが出来るということになります。

 レースやランニングでのパーフォーマンスを表す指標とされております。

 

これからフルマラソンに臨む人であれば、ハーフマラソンの記録があれば、フルのタイムを推定することができそうです。 

自分のハーフベストでフルマラソンのタイムを見ると、フルベストのほうが10分も遅いですけどね。

 

次に、VDOT値から見た運動強度ごとの練習ペースを見ていきたいと思います。 

運動強度別に5つに分かれています。 

 

 

では、フルマラソンのタイム別に5つの運動強度での練習ペースが記載された表を紹介します。

 

 ダニエルズの表 Part2

「VDOT値に見合った各運動強度の練習ペースの表」

 

 

 VDOT値から見た運動強度ごとの練習ペースを確認し、適切な強度をどの程度に設定すればよいかの目安になるのではないかと思います。

推測でトレーニングを行うことが大幅に減り、オーバートレーニングによる怪我や疲労のリスクをを防ぐことができます。 

雑誌等に載っている目標とするタイム別に組まれた一般的な練習プログラムは、自分の走力を考慮してもらって作成されたものではありません。

自分の「適正ペース」の把握に使えるのではないかと思います。