時は終戦直前。

アナタは神戸に住んでいる14歳の少年・純です。

 

アナタの父は海軍の軍人で 戦争で家にはおらず

心臓を患う母と4歳の妹・節子と一緒に暮らしていました

 

 

 

しかし 昭和20年6月、

アナタの住む神戸が空襲を受けます。

 

アナタは母を先に避難させ

家を片付けてから節子と一緒に逃げます

 

 

火の手を避けなんとか難を逃れた

あなたは母のいる避難所の学校へ向かいます。

 

しかし 母は上半身を包帯でグルグル巻きにされていました

 

 

しばらくして母は他界してしまいます。

 

あなたと節子は家を焼け出されたため

西宮の親戚宅に身を寄せますが、試練は続きます

 

この西宮のおばさんは俗に言う

サイコパスな意地悪ばあさん だったのです

 

 

あなた達兄妹を招き入れつつも、おばさんは学校へも行かず家でぶらぶらしている2人に対して敵意を抱くようになります。

 

そして ある日、おばさんが兄妹の母の着物を売ってお米に変えようと言い出します。

あなたにとってそれは大事な大事な 形見なのに・・・。

 

 

母の着物で手に入れたお米にも関わらず、自分の子どもたちにばかり食べさせるおばさんの意地の悪さや、2人へ浴びせる厳しい言葉の数々。おばさんからの風当たりは日増しに強くなる一方でした。

 

 

我慢の限界を迎えたアナタは とうとう キレてしまいます

 

子どもが、まだ食べてる途中でしょうがぁぁぁぁぁっ!(邦衛 降臨)」

 

 

そして アナタはおばさん宅を出て

横穴(防空壕)に住む決意をします。

 

自由な生活を手に入れたかに見えましたが、

ここからアナタと節子は更に厳しい現実に直面します。

食料が 底をつきてしまうのです。

 

(吉岡秀隆の声)「母さん、今日も雲がきれいです、、、母さんが見たっていう雲はどれだか分かりません。だけど、その雲を、僕と節子はどれだったんだろうと時々話しており…

 

 

夜は 電気もなく唯一の明かりは蛍を集めて蚊帳の中で放したものでした。火垂る(蛍)、その飛び交うシーンは暗く湿った防空壕での生活を束の間であれ 明るくさせてくれたのでしょうか。

 

 

 

食べる物がない アナタは

 

妹のために

他人の敷地のタケノコを盗んだり

 

空襲で無人になった民家から 魚を盗んだり、

 

時には ドリンクバーのみで1日中過ごしながら

2人は 必死に飢えをしのぎました。

 

 

しかし ある日のこと、防空壕の近くで倒れている節子を見つけます。すぐに医者に連れて行くも医者は栄養失調から来るもので滋養をつけるしかないという。アナタ(純)は 残りの母の貯金のすべてを下ろして節子においしいものを食べさせようとします

 

 

その銀行で日本が戦争に負け

父も死んでしまったことを知りショックを受けます。

 

アナタは銀行から下ろしたお金で買ったスイカを節子に食べさせようとしますが、すでに口にする力も衰えてきています。痩せ衰えた節子は グッタリと横たわっています。

 

 

 

「終わった・・・」

 

アナタは 世を恨み、神を恨み、自分を恨み、泣き叫びます

 

「うわぁぁぁぁ オレは妹にこんな苦労させて、なんてひどい奴なんだ」

「なんで俺たちだけがこんな辛い目に合わなきゃいけないんだ・・・」

 

 

謎の声「あきらめたら そこで 蛍の墓 終了だよ

 

 

 

アナタ(純)「ん?」

 

謎の声「あきらめたら そこで ホタルの墓 終了だよ

 

 

 

声の聞こえる方に振り返ると

田中邦衛と名乗る男が立っていました。

 

邦衛「おい、純。

さんざんホタルに苦労させやがって

オットッコはやっるしっかねぇ~!だろ?」

 

 

アナタ(-o-;)「ホタルって誰??節子のことか?」

 

邦衛は 口をとがらせながら アナタに言います。

純!お前はただ映画を観ているだけなんだよ

 

アナタ(-o-;)「は?なに言ってんだよ。これは現実!

間違いなく オレ自身に起こっていることなんだ」

 

邦衛(○゚ε゚○)

お前の映画体験が

場面(視覚)と音(聴覚)だけではなく、

匂い(嗅覚)や味(味覚)を含んでいるから

それらの感覚に魅せられているんだ

 

アナタ(-o-;)「そんなこと言われても信じられない

でも・・・もし本当だったら・・・こんな映画 大嫌いだ・・・」

 

邦衛(○゚ε゚○)

純!落ち着けって!それは本当に ただの映画だ!

おまえは 映画の主人公に感情移入しすぎているだけで

おまえ自身には何ひとつ起こっていない。

 

アナタ(-o-;)「オレに…どうしろというのだ?」

 

 

 

邦衛「・・・しょうがない・・・

火垂るの国から~梵我一如編~を一瞬 垣間見せてやろう」

 

 

 

 

アナタ「こわいこわい・・・こわいって

 

ちょっちょっ・・・無理無理無理無理無理無理!!!!

 

ぐわあああああああああああああああああああああああ!!!

えっ・・・・うそーん?

あ・・・あれ?これ ほんまに映画やん

しかも 野坂昭如と高畑勲って奴が創ってて

全部 オレじゃん。メッチャ ウケル--w」

 

 

その瞬間、アナタが 抱えてきた

悩みや 不幸は一瞬にして消滅しました。

 

結局 映画の中の主人公は

不幸だったかもしれませんが、

アナタは 不幸ではなかったのです

 

それなのに 彼は「自分は不幸だ」

と勝手な思い込んでいただけだったのです

 

あなたの頬を さわやかな風が吹き抜けます

 

 

梵我一如」とは

世界を成立させている原理(梵=ブラフマン)」と

個人を成り立たせている原理(我=アートマン)が

実は 同一のもの(一如)だよ、ということです。

 

一瞥した純は 邦衛という直観(守護霊)に導かれながら

節子を助け その後も2人はメッチャ 長生きしましたとさ。。。おしまい

 

(さぁ エンドロールです)

あーあーあああああーあーあー

あああああーあーああああああー

あーああああああああーああー

あああああーあーあーああああああーあーああああああー!

あぁぁ・・・あああああーあ あああーあああああー(「北の国から」より)

 

 

ホタルーーーーッ!いつでも、

今ココ 富良野(ワンネス)に、帰ってくんだぞー!

 

10代、20代の人には意味不明かもしれない

 

 

 

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