今回のインド旅行、 移動費や航空券、サーチャージ、ホテルなど
いろいろ考えた結果、一番お手頃で行けたのが、移動、ホテル、
サーチャージ等こみこみで75000円のフリーパッケージプラン。
初めての中国東方航空を利用し、上海乗継のデリー入り。
飲茶もどきの機内食がびっくりするくらい美味しくなく、
空港も、ふつうのカフェで注文したハーゲンダッツが
なんと1600円もするというびっくりなスタート。
上海の空港にはファミマがあった。
カード支払までして手に入れたUFO。
期待とは裏腹に現地の方向けの残念な味つけ。
UFOはUFOでいてほしかった…
到着が深夜です。
インド人の濃い雰囲気。
街は常に空気が澱んでます。
案内ボードを持つ人まで偽モノがいるようで、いったいどの人が
本物なのか、ちょっと緊張しました。
無事に本物と接触し、ホテルへ。
翌朝、ガンジス河の沐浴等で有名なバラナシという町へ。
信号というもの、車線というもの、すべてが機能せず、カオス。
クラクション、人のざわめき、エンジン音。
まじでうるさかった。
そして、NOKIAの携帯を使用している人が多く、ウズで聞いた着信音が
あちらこちらから。
話し方まで同じとは…!
聞くときはふつうに耳にあて、話すときはマイクと正面向き合って
話す。
あ~、なんなんだ、このルール…w
そんでホテルにチェックインし、ひとまずお昼ご飯。
これもウズと同じくバーガーキング風のお店へ。
現地人もたくさんいたので、味は大丈夫でしょう。
注文したのはチャーハンと焼きそば。
うまいではないか!!!
大満足し、いよいよガンジス河へ。
オートリキシャで町を抜け、河のふもとまでてくてく…
「俺のこと【たかし】と呼んでくれ。お金は要らないから!」という
いかにも怪しい片言の日本語を話す現地人と一緒にガートを散策。
たかしはカモを見つけてリキシャをさばき、勝手に案内して
お金を要求するタイプ。
観光地のどこにでもいるようなやつ。
自分たちで好きに回りつつ、後をついてくるたかしともたまに会話し
いろいろなガート(ガンジス河に接する階段)を見てきました。
オレンジの帽子を被った両親くらいの年頃の団体さん。
ムンバイから来ているそう。
お供えの花。
1つ10ルピー(16円ほど)
たかし曰く、彼らはガンジャ(マリファナ)愛好家たちだそう。
おでこの白線、横に3本ならシヴァ派と本にあった。
ヒンドゥー教、破壊のシヴァ神派と維持のビシュヌ神派、
創造のブラフマー神派があるようで、なんでも
ヴィシュヌ神のお臍から蓮の花が伸び、ブラフマーが生まれ、
ブラフマーのおでこからシヴァが生まれたとか。
ヴィシュヌ神はいろいろ化身するので、ブッダもヴィシュヌの化身だと
言われている。
だから、インドでは仏教はヒンドゥ教の一部になってしまったため、
メジャーな宗教ではないらしい。
こういう話をさらっとしてくれる人、いないかしら。
牛も
犬も
猿も。
道には牛のうんこだらけ。
人間の子供がいきなりその場にしゃがみこみうんこ。
それを片付けもせずに去る親子。
ゴミはあらゆるところにポイポイ。
みんな自由です。
たかしと記念撮影。
そして、火葬場として有名なゲートへ。
ここは写真NGです。
普通に何体も火葬されていました。
その横を牛が座り、野良犬が肉が焼ける匂いを嗅ぎに来たり、
家族が見守ったり。
ちょうど上からゆっくり眺めることができる場所に行き、怪しいやつが
これまた説明に来た。
聞いてためになる話だったので聞きました。
まぁ、案の定近くのばーちゃんを連れてきて、槇代を寄付してくれーと。
気持ちをお布施し、しばらくぼーっと眺めました。
まずは燃やす前にガンジス河に浸すそう。
そんで、身分の低い人から高い人までそれぞれの場所で火葬。
燃やした灰はガンジス河へ。
中毒や疫病、子供や妊婦などはそのまま燃やされずに重石をつけて
ガンジス河へ沈めるそう。
まだこの世での修行が足らないという理由らしい。
さすがにそのタイミングでその人たちを見ることはなかったです。
でも40分くらい見てるなかでも、次から次へと遺体が運び込まれていました。
うちは病院勤めだし、遺体にも慣れているので特段驚くことも
なかったです。
火葬の現場は初めてだったけど、あまりにも現実離れしている感じが
あったのか、映画でも見ているようでした。
その後、遺族たちは隣のガートに行き、ガンジス河で身を清めてから帰宅すると。
時間も微妙にあまり、たかしの誘導でボートに乗りました。
ガンジス河からガートを眺める。
手漕ぎボートで、流れに逆らうのでなかなか進まないw
んで、停留しているボート付近でおにーちゃんが一言。
「あっ、デッドボディ…」と。
ガンジス河にそのまま沈められた系?の形そのままの遺体。
なんだか青黒かった。イラストにあるシヴァ神の青さくらいあったと思う。
ついに見てしまった…
そして、河岸あたりにどんと岩みたいな塊があって、これ何って聞いたら、
「死んだ牛」と。
なんでもかんでもすべてのものを、ガンジス河は受け入れてるのね…
そろそろ日も暮れてきたので、プージャー(お祈り)を見学。
このガートでのプージャーは観光客向けにド派手にやってるよう。
人だらけでした。
先ほどのオレンジ帽の団体さん、
「あんたいいカメラ持ってるのね。ね、一枚撮ってよ!」と。
あげれないってのに、それでも構わずポーズ。
なんてカワイイんだ! こんな年寄になりたいぜ。
結局、その日1日、たかしの誘導でガンジス河を満喫し、
ホテルに戻りました。
たかしにはガイド料なしの往復リキシャ代のみの支払い。
だって、ずっとガイド代はとらないからって言い張ってたんだものw
ちょっと悲しい顔をしたけど、たかしの言う通りボートにも乗ったし、
リキシャ代だって現地価格よりぼられているだろうから、仕方ないよね。
ホテルインディアの付近がシマなようで、「たかし」という怪しいインド人が
ながーい1日でした。
ながーい文章にお付き合いくださり、どうもありがとうございました。
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