所用で宇都宮まで出かけた帰り、小山にある「なら山沼漁場」に立ち寄った。

手作りマーカーを試すべくルースニングである。

半日券を購入してさっそく開始。

前回使用したマーカーを手作りで各サイズを量産した。

今日は南風が強い。暖かくなる予報で時折ライズもある。

最初はマーカーの下、フライまでを50cm程に設定した。

しかし、あまりアタリが出ないのでだんだん深く、最終的には1m50cm程で入れ食いになった。

 

周囲の頻繁に竿を曲げている釣り客はみんな常連さんらしい。

たくさんの魚をキープしている。

いつも思うのだが、あの魚はいったいどうしているのだろう?

あれだけの数を持ち帰っても冷蔵庫にさえ入らないだろう。

ご近所におすそ分けしても、虹鱒をしょっちゅう貰っても有難迷惑だろうし、家族だってお父さんが毎回虹鱒を沢山持って帰っても「わー虹鱒だ、美味しそー!」とは言わないと思う。

どこかに売る?買い取ってくれるところがあるのかい?不思議だよね~。

台風カレーの親父は、鮎釣りとキノコ採りが趣味で、友釣りに行っては鮎を持って帰り、やれ塩焼きだ甘露煮だのと、いつもいつも鮎を食わされていたので、川魚が大嫌いになってしまったのである。「今日はダメだった、お土産はおとり鮎だけだわ」という日は、内心ほくそ笑んだものである。

いま川魚は、鮎・岩魚・山女魚・虹鱒の種類を問わず旅館で出されても絶対に食べない。

以前北海道の某ペンションに泊まったときに「これお客さんが送ってきてくれた物だけど良かったらどうぞ~」とご厚意で鮎のマリネを出していただいたのには非常に困った。

「あぁ~、はぁ~どうも~(苦笑)」してしまったが、あういうときのリアクションは「嫌いです」とハッキリ断るべきか、どうしたものだろうか? 

 

キノコは、栃木の人にはメジャーであるチタケというやつ。

乳タケともいい、割るとお乳のような白い液を出し、鶏肉・茄子とともにうどんのお汁にして食す。

これは今でも無性に食べたくなるソウルフードだけど、2011年3月以降は食べることが出来なくなってとても残念である。

不治の病に罹ったら、その折には是非とも一度はまた食べてみたいと思う。 

 

それにしても、このマーカーの存在は以前から知っていたものの、すぐに沈んで使い物にならないのではないかと思い、いままで使ったことはなかったのだが、こんなに敏感に反応するものだとは知らなかった。

これは、塩原温泉箒川キャッチ&リリースエリアや日光湯川湯の湖でも大活躍しそうだ。

3月からの解禁がますます楽しみになった。