正月飾りを小正月には下げる。私が小さいときは、青年団が中心となり、小学生と一緒に、田の中で、枝を中心に周りに藁をまき、その中に正月飾りを入れ、三角形に積み上げたものを燃やし奉納する。無病息災を祈願した。私は歳の神と読んでいたが、一般的には「どんと祭、どんと焼き」とよばれるのであろう。歳の神は正月飾りの中心になる「歳徳神」のことなのだろう。

最近は、林もなくなり、大きな枝がない、また、田にも藁が裁断されて入っているので藁も少なくなってきた。また、人口の減少化に伴い、青年団も小学生も少なくなり、歳の神をする地区が少なくなってきている。清掃局から可燃物の野焼きはやめてくださいと言われる時代なので、会津でも「歳の神」を行う地区が減ってきている。伝統が消えていくことが残念に思う。

 会津では、小正月の時期になると、各地で市がたつ。会津若松市では1月10日に町の中心に市がたつ。会津に実家では、毎年、縁起物の起き上がり小法師と風車を買って神棚に奉納する。

 起き上がり小法師は、下におもりが入っていて、倒れても起き上がる。不屈の精神は、今の人たちにも必要だろう。

 私たちも購入するときは、その起き上がり具合を確認してから購入する。両親と子供2人の4人家族の場合は、もう一個プラスして5個買う。家族が増えますようにとのことだそうだが、現代には合わないかもしれない。実家では、人数は増えなくても、毎年+1個なので、毎年、同じ数になってしまっていた。

 最近は、起き上がり小法師も全国的に有名になり、駅の売店では、おみやげとしていつでも購入することができる。また、大きさも、本来の2cm程度だけではなく、大きいのやら、カラフルなものまででてきていて、観光客にも人気がある。


起き上がり小法師


 小正月のこの時期になると、各地で市が立つ。その時に、会津では大俵引きが行われるところがある。会津美里町では、第2土曜日(今年は1月11日に行われた。)に、次の週は会津坂下町で行われる。約400年の歴史がある。会津美里町の場合、直径3m、長さ5mにもなり、重さは3トンもあるそうだ。町の中心(高田)のメイン道路を封鎖し、上町と下町で綱引きが行われる。3回戦が行われ、それの勝ち方により、豊作か商売繁盛を占う。インターネットや新聞でその時の写真はよく出てくる。でも、その後の大俵はどうなるかというと、街の入口の国道沿いの酒蔵の横に保管されている。

大俵

会津美里町の大俵。後ろは酒蔵。


 他にも、大きさが10cm程度の小俵まきも行われ、そのものは、もらって帰ることができ、神棚に奉納する。それを取ることはなかなか難しい。競争倍率が高い。

 沿道には、出店が並び、縁起物の起き上がり小法師、風車、だるま、また、きんつば(大判焼き)、等も売られている。


起き上がり小法師

起き上がり小法師

風車
風車

私の会津の実家では、名前の通り「いか」と「いも」を醤油とみりんで煮込んだ料理がある。

いもと言っても里いもである。特に実家の里いもはなめらかで、煮込むと解けてしまう。

そうはいっても、今年は煮込みすぎでしょう。


いかいも

会津の郷土料理には「こづゆ」があるが、汁物としては、他に「ざくざく」がある。

漢字ではどう書くのだろうか。

材料:大根、ニンジン、こんにゃく、ゴボウ、にしん、醤油等


ざくざく

会津の郷土料理と言えば「こづゆ」があげられるであろう。

漢字では「小汁」だろうか。

こづゆ椀は通常の味噌汁椀とは違い、高さが2cm程度しかない。入る量も少ない。もちろんお代りもOK。

お祝いごとはもちろんのこと、葬式にも使われる。

レシピはインターネットでも数多くの紹介がされているので、私からあえて紹介するまでもない。

観光地には「こづゆ」セットとして素材も販売されている。

会津でも地方によって、家庭によってその作り方が違うようでる。喜多方等の北部では磐梯山麓に数多く樹生するひめ竹を入れるそうである。私の実家では、香り付けに柚子の皮を刻んで入れる。

会津地方独特の「豆麩」という直径5mm程度の麩が入る。


こづゆ
こずゆ(椀は通常の味噌汁椀)

会津のある地区の地区会則に記載されている年中行事である。

1月3日9:30 1時間 地区公民館 春季総会(http://ameblo.jp/taichu/entry-11741453886.html

1月4日9:30 2時間 お寺 おひまつ(http://ameblo.jp/taichu/entry-11741456616.html

4月29日 8:00 2時間 堀払い

7月23日 18:00 2時間 地区公民館 雷電祭(http://ameblo.jp/taichu/entry-11571885824.html

7月第1日曜日 6:00 1時間 クリーンアップ

8月1日 AM お墓詣り

8月30日 18:00 3時間 地区公民館 二百十日の宵ごもり(http://ameblo.jp/taichu/entry-11571913480.html

9月7日 村祭り

12月第2日曜日 9:30 1時間 地区公民館 秋季総会

第10項 葬儀に関する件

新生活運動により行うこと。



第11項 餞別に関する件

餞別は一切廃止すること。



第12項 定例会に関する件

定例会に欠席した場合、2,000円を徴収する。



第13項 自衛消防士に関する件

地区内自衛消防士を置く。

年報酬 1人 3,000



第14項 堀払いに関する件

1. 春の用排水の堀払いは428日までとする。

2. 夏の用排水の堀払い及び草刈は725日より8月1日までとする。

3. 秋の用排水の草刈は9月1日までとする。

4. 各期日までに行わないときは人足代として100/mを徴収する。



第15項 人足に関する件

地区事業(人足)等に欠席した場合、下記を徴収する。ただし、事情のある場合はその限りではない。

大人足 500/時間(ただし、欠席 2,000/件)

小人足 300/時間



第16項 青年会に関する件

1. 青年会はかぞえ40歳までとする。

2. 地区休日は廃止とする。



第17項 総会反省会に関する件

反省会に欠席の際は半額を徴収するものとする。

ただし、前日及び当日の取り消しは全額徴収する。



第18項 特別休日に関する件

地区内における告別式当日は休日とする。



第19項 区長会会費に関する件

区長会会費は地区会より支払う。



第20項

会費として毎月1,000/戸を徴収するものとする。


年中行事

春季総会(新年会)13 午前930

健康診断

決算報告会 3月最終日曜日 午後7

堀払い 429 午前8

堰上げ 55

地蔵様清掃 海の日(祭日、7月第3月曜日) 午前6

雷神様おこもり 723 午後6

地蔵様の飾りつけは当日に地区当番が行う。

団子は女性当番が購入し、地区会より支払う。

二百十日宵ごもり 830日(閏年は31日) 午後6

成人病検診

秋季総会(くれわり) 12月第2日曜日 午前930



環境浄化推進事業

1. 川をきれいにする運動

2. 道路をきれいにする運動

3. 公共施設(公民館及び地蔵様等)をきれいにする運動



健康で明るい家庭及び村つくり運動の推進

1. 健康管理についての講演及び講演会の開催

2. 家庭バレーボール等への助成及び推進



公民館清掃は従来の班編成で実施する。



年度事業計画

別途毎年度定める。
































地区会には会則のほかに、詳細を規定した細則が設けられている。


地区会 細則


第1項 養鶏に関する件

鶏は他の領分に放置する事を禁ずる。ただし、放逐して捕獲されても飼育者は異議を言わないこと。


第2項 作ざわり樹木の件

土用枝の出た際は持ち主が切ること。持ち主が切らない場合は、他の人に切られても異議を言わないこと。ただし、高さは2間までとする。


第3項 樹木植え付けの件

1. 境界より4m離して植えつけること。

2. ただし、他人の迷惑がかからないところはその限りではない。


第4項 嫁、婿の仲間入りの件

1. 嫁、婿の仲間入りは清酒1升とする。雷神様おこもりに持参する。


第5項 危険物の処理に関する件

各自所有地で処分すること


第6項 稗処理に関する件

他人に迷惑がかからないように、各自の所有地で処分すること。


第7項 報酬規定に関する件

役員報酬(年間)は下記のように定める。

・区長 25,000

 班長 25,000

・区長代理 8,000

 副班長 7,000

 伍長 7,000

 会計 7,000

 消防士(5名) 12,000円(一人当たり)

・火防費 5,000

・地区人夫代(1時間あたり) 300

・六尺代(6人当たり) 1,200円に清酒1升

・念仏代(2人当たり) 1,000

・古峰ヶ原敷地代 500

・旗竿保管代 1,000


第8項 各種団体に対する補助規定に関する件

各種団体に対する年間補助金を下記の通り定める。

・子供会育成会 5,000

・青年会 10,000

・婦人会 5,000

・老人会 5,000


第9項 地区公民館使用に関する件

公民館使用に際して守らなければならないことを下記に定める。

1. 地区各種団体以外の団体は公民館使用に際し、消耗品及び燃料は使用分だけその都度良心的に料金を払うものとする。(ただし、灯油はその都度持参すること)

2. 各種団体は公民館使用に際し責任を持って清潔整頓・火災防止に留意すること。











「おひまつ」とは、新年にお寺に檀家が集合して、ご先祖様やご本尊をお祭りするものです。

漢字で書けば「御日待つ」「御日祭」?

会津のある地区では、1月4日朝9:30から1時間行われる。

以前は米一升と200円を持参したものだが、現在は米はなしになり700円となった。

本堂は寒い中、ストーブを囲んで各地区ごとに集まる。

法事の案内は氏名と回忌が壁に張り出されている。

お経と説法が行われる。

それが終わると、芋煮がふるまわれる。