猫と中間管理職

猫と中間管理職

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久方ぶりの更新である。


先日、週末を利用して奥山梨へ行ってきた。

目指すは奈良田第一発電所。


中央自動車道河口湖インターから河口湖、西湖、本栖湖を巡って一路早川町を目指す。

…山中湖ではない某湖を飛ばした理由は訊かないでいただきたい。


身延町から早川町に入り、ひたすら走ること一時間半弱。ようやく奈良田第一発電所に着いた。

ここのすぐ先にトンネルがあり、そこから先はマイカー規制により一般車は通れない。

事実上の終点というわけだ。

某キャンプアニメのキャラクターもここを訪れている。



訪れた際、付近にいた管理人(?)さんに声を掛けて写真を撮影。

お礼を言って引き上げようとしたら「あ、最近クマ出るから気を付けてね。あまり車から離れちゃダメだよ」という、ありがたい(?)お言葉を頂戴した。

山の中を移動するため、小型のシースナイフは装備しているが、クマ相手では役に立たんだろうなぁ、と思いながら車に戻った。

その足で奈良田温泉に立ち寄った。

ここも某キャンプアニメのキャラクターが訪れている。

時間的に温泉に浸かる余裕はなかったので、併設されている古民家カフェ、鍵屋さんで休憩。





えごまチーズケーキのセットを堪能。

しっとりなめらかなチーズケーキはコーヒーと合う。美味😋


その後身延町周辺をまわり、夕刻になったので宿を取った甲府へ向かう。

…意外と距離あるな。このペースだとチェックインは午後七時をすぎるかも。

結局、チェックインは午後七時少し前だったのだが、食事に出ようと思ったら、ホテル周辺には手頃なお店がなかった。

いや、あるのだ。だがわたしのお財布の中身と釣り合わない店ばかりだった。

夕飯を適当に済ませて就寝。

翌朝チェックアウトして帰路についたが、ルートを変えて奥多摩湖経由で帰ることにした。

敢えて高速は使わず、下道だけをのんびりと走る。途中柳沢峠で景色を堪能、一気に山を下って奥多摩湖到着予定。



水量はかなり少ないようだ。

まだ梅雨明け前なので、恵みの雨が降りますように、と祈って奥多摩湖を後にした。


今回の奥山梨行の総走行距離は約550Km。二日でこれなら大したことは無いか。


様々な景色を堪能したが、時間的制約もあって寄れなかった場所、食べられなかった料理などが多々ある為、今回の反省を次回に活かすべく、第二回奥山梨行を計画する変態オヤジであった。


ここは石川県某所。

ホテル暮らしも以下略。

 

今朝、客先の事務所に出社すると、先客がいた。

その人物は私を見るなり大声を上げた。

 

「おはようござ……おぉッ!!たいちょおさぁん!お久し振りですぅ!」

 

「お久し振りです!!金沢でお会いするとは、まさに奇遇!!」

 

この人物を私は知っている。数年前、名古屋に出張したときにお世話になった方だ。一緒に呑みに行ったこともある。

知っている。知っているよ。よく知っている。ただ、名前が出てこないだけだ。

名前が出てこないで難儀しているのを見て取ったか、彼は自ら名乗った。

 

「M社のMですw」

 

そうだよ、M社のM氏だよ。一度思い出してしまえばもうどうということはない。改めて、数年振りの再会を喜んだ。

我が社は数年前、M氏の地元である名古屋に応援として人員を派遣したのだが、氏はそのときのことを未だに感謝してくれていた。

 

「あの時は本当に助かりました。改めて、お世話になりました」

 

「いえいえ、弊社としては当然のことをしただけですので…また何かありましたら駆け付けますし、関東で何かあったらお願いします」

 

「その時は万難を排して駆け付けますよw」

 

出張に行くたび、色々な人と再会する。

これも出張あるあるなんだなぁ、としみじみ思う変態オヤジであった。

 

久方振りの更新である。

 

ここは石川県某所。ホテル暮らし四日目である。

 

客先で仕事をしていると、見覚えのある人物がいた。

ネームプレートの名前と顔は一致するのだが、どこでお会いしたかが思い出せない。

なんとなくモヤモヤするので、思い切って声を掛けてみた。

 

「あの、お久し振り、ですよね?」

 

「あれ、そうでしたか!?すみません、どこでお会いしましたっけ?」

 

いつもと逆で、向こうが覚えてなかった。新しいパターンだ。

 

「じつはそれをお伺いしようと思っていたのですが…。お顔とお名前は確かに覚えているのですが、どこでお世話になったのかがどうにも思い出せなくて…」

 

「接点があるとしたら、○○○○(部課名)ですよね…。私は10年程前まで千葉の○○課にいましたが…」

 

「それです!思い出しました!部門の統廃合が実施される少し前でしたよね!?」

 

「あぁ、そういえば…。いらっしゃいましたねぇ。思い出しました。いやぁ、お久し振りです。その節はお世話になりました」

 

「こちらこそ、お世話になりました。今回もよろしくお願いします」

 

謎が解けてスッキリして席に戻ると、先ほどまで空席だったところに誰か座っている。遅れて到着してきた応援者のようだ。

その人物は、私を一目見るなりマスクを外して会釈した。

 

「御無沙汰してます。またお世話になります」

 

「こちらこそ、よろしくお願いします。金沢でご一緒できるとは、奇遇ですねぇ」

 

「お会いして早々ですが、この後すぐに北の方へ行くことが決まってるんです。少し不安ですが、まぁ頑張ってきます」

 

「そうですか…くれぐれもお気を付けて。寒さ対策も必要でしょうから、体調には充分ご注意ください」

 

「ありがとうございます。では、行ってまいります」

 

その人物を見送り、事務所を退出してホテルへ向かう道すがら、部下Tが話しかけてきた。

彼女は我社の最若手であり、今回の出張の同道者である。

 

「先ほどの方はどちらでご一緒だったのですか?」

 

「え?よくわからん。向こうはこちらを知っているみたいだから、どこかで会ったことがあるんだろうね」

 

「…とても親しげにお話していたようですが」

 

「向こうがフレンドリーだったから話を合わせただけだよ。どこで会った誰なのか、実は全然わかっていない」

 

「傍で見ていると凄く自然で、全然そんな感じはしませんでしたが…」

 

「これがオトナの対応というヤツだよ。勉強になったろ?」

 

「…………」

 

部下Tの冷ややかな視線が痛い。

あぁ、またやっちまったな、と少しばかり後悔する変態オヤジであった。

 

 

 

 

久方振りの更新である。


先の震災から12年が経過した。

干支が一回りした計算になる。


福島で仕事をしていた時、訪問先で私に三つしか残っていない6Pチーズをくれたお嬢さん(4才)も16才になっているはずだ。

そう考えると、随分時間が経ったのだと実感する。


被災された方、不幸にも御身内を亡くされた方に改めて御見舞申し上げ、本当の意味での復興を心から御祈り申し上げます。


当時を振り返り、身体の衰えを嫌でも実感する変態オヤジであった。

ここは宮城県某所。

 

ホテル暮らしも以下略。

 

今日は夕刻より出張先でお邪魔している仕事スペースの引越し作業があるとやらで、終業早々退出した。

個人情報以外で持ち出し可能な資料を持ってホテルに戻り、仕事を続けていたのだが、同じく出張してきている部下Iから借りていた道具を返すべく電話を掛けた。

 

「もしもしぃ、あの道具、使い終わったから部屋まで持っていくね」

 

「あ、自分取りに行きますよ」

 

ドアを開けると、ちょうど部下Iも部屋から出てきたところだった。

互いの部屋の中間ほどで道具を渡し、部屋に戻ろうとしたとき、部下Iがあっと小さく叫んで言葉を続けた。

 

「鍵、持たないまま出てきてしまいました…フロントまで行ってきます」

 

「いやここ7階だし。おれの部屋から内線で連絡すればいい」

 

部下Iを一旦私の部屋に入れ、内線でフロントを呼び出して鍵を開けてもらうと、彼は自分の部屋に戻っていった。

 

ふと時計を見ると、既に22時を回っていた。

 

明日も早いから、そろそろ風呂入って寝るか。

 

お疲れさまの御褒美の冷えたビールを呑みながら明日の仕事のことを考え、少し気分が重くなる変態オヤジであった。