ブルーレイHDDレコーダーが必要だ。

仕事が忙しいのでテレビがあまりリアルタイムで観ることができない私。
当然、観たい番組は録画ということになるが、
もう観るたびにあの字幕がウザい。
総務省の地デジで観れなくなりますよ、アナログですよ、
どうするんですか、ほらほら、
みたいなあの字幕。

ニュース番組等も録画で観ているので、
いちいちそれが出てくる。
さらにテレビはすでに地デジ化していたので、
画面調節とかいって画面が勝手に切り替わり、
字幕の方がクローズアップされる。

ほんとうっとうしい。

地デジ化された場合、おそらく電器屋にクレームがいくのは、
ビデオに関してだろうなァ、とか思ってしまう。
ビデオも取り替えてくださいね、と書くべきだろう。

しかしあれだ、こんだけ地デジ化地デジ化って言いながら、
「うちねぇ、アンテナがね…ないんですよ…」
と後輩くんは言った。
最初意味がわからなかったが、
地デジの電波が届かない所にお住まいのご様子。

行政ってバカだなァ、

とあらためて思った。
ほんと役に立たない。

運動会である。
運動会シーズンではない。
運動会なのである。

別に子どもがいるわけではない。
嫁すらいない僕なわけだが、
運動会なのである。

今日は久々の土曜日休み。
昨日は夜更かしをしてしまい、
「まあ昼まで寝ればいいや」
と思って布団に入ったわけだが、
朝から

チャッチャチャーン♪
チャッチャチャーン♪
チャチャチャチャチャン♪

という軽快なメロディが睡眠を妨げる。
何事かと思うと、家の真ん前にある学校の運動場で、
パンパーンと軽快な発砲音否火薬音がしていて、

運動会なのである。

今日だったのか。
眠い。
どうしよう。
このままでは寝られない。
仕方がないので起きて、
今愚痴っているわけである。

でもこれがベランダ越しに見出すとけっこう面白い。
スポーツ競技の特徴というかなんというか。
クラスの振り分け等々を確認し、
8クラス対抗戦となっているようで、
競っているクラスを見るとなんとなしに応援してしまう。

僕は勝っている方よりも負けている方にシンパシーを感じる。
だから現状、2位のクラスとビリのクラスを応援している。
果たしてどうなるのか。
結果はたぶん、ここでは報告しない。

最後まで見ているほど暇ではないからだ。

天気が良くてまあ良かったなー、
とお人好しなりに思うのであった。

どうして『インシテミル』の表紙を変えたんだ。
書籍版の表紙のままで良いじゃないか。
だって西島大介だぜ?
うちの店では西島の本はよく売れてるし、
彼のイラストは売上につながるというのに…

結局サブカルっぽさ、ラノベっぽさを削り落とした感じで、
地味な表紙になってしまった『インシテミル』。
表紙のシンプルさが好きで平台にロングランさせてましたが、
文庫が出たし撤去。
表紙は本気でがっかりですが、内容は面白いです。

しかし今年は苦しい。
文芸書担当者としては本気で苦しい。
これという作品がないのである。
オススメしたい本も去年ほどない。
去年がいかに豊作だったかと感じる。
綿矢りさファンの僕としてはもう今年のナンバー1はカノジョの新刊、
『勝手にふるえてろ』なんだが、『インストール』や『蹴りたい背中』のような、
何かこう突き抜けるものはなかった。
もっともっと自由に書かせたらどうなんだろう、と思うんだが…
出版社が変わったし仕方がないのかも知れない。
個人的には前作『夢を与える』の方が好きだ。
カノジョ本人の叫びを感じることができたから。
それでもやっぱり良いと思うけれども。

どっちにせよ芥川賞を受賞し、センセーショナルな取り上げ方をされた
綿矢りさと金原ひとみのその後はあまり注目されていない。
でも『蛇にピアス』のあの荒削りな文章から、
どこか繊細さが加わった『AMEBIC』で脱皮した金原ひとみの方が、
綿矢よりも一歩先に進んでる気がするんだよね…
でも実際、売れるのは綿矢なのだが。
まあ相変わらず両方絡ませて展開してますが。

「趣味がよく出てますよね」

お客さんの誉め言葉、いただきました。
これ嬉しい。