治療にも「気」を

先日、アメリカ在住の李先生から
電話がありました。

李先生は推拿師であり太極拳マスターで
１０年間くらいの間
アメリカに住むわが家の
ホームドクターのような存在でした。

家族のさまざまな症状を
推拿で治療してくれていました。

例えば
背骨がＳ字状なのを矯正してもらったり
風邪、ぎっくり腰、腰痛頭痛から
私の逆子や前置胎盤まで
まずは李先生に相談してから、
という感じでした。

そこにはやはり
「気」のちからがあった事が
大きかったと思います。

李先生もいつも「気」の話を
していました。
気が流れていることが大事なのだと。

１６年間アメリカ生活をしていたけれど
日常的に
中国古代の智慧に触れるような
生活だったんだな～と
あらためて思います。

李先生は英語がほとんどしゃべれないので
私たちはの会話はいつも中国語。
久しぶりの電話でも
もちろん中国語。

やっぱり前と同じ事を言ってました。
太極拳では「放松」が何より大事なのだと。
いつも同じ話を繰り返す
あの調子がとても懐かしかったです。

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★お知らせです★

私事なのですが
今年５月から本格的に
中医学を１年間
勉強することになりました。

子供の頃から
中医学や中国関係が
身近にある環境で
育ってきましたが

若い頃はそういう家庭事情に
反発する気持ちが強く
あえて遠ざかっていました。

高校卒業後
中国へ６年間留学しましたが
その後は
ソニーへ就職し
アメリカで１６年間生活し
中国から遠ざかっていました。

人生も半ばの折り返し点にきて
私としては想定外だったのですが
再び中国や中医学の世界へ
引き戻されているような
展開になりました。

もとのルーツに帰ってきたような
感じです。

アメリカにいる間に
ずっと太極拳をやっていたのも
このつながりの一つだったのだと
思います。

つきましては
勉強に専念するため
阿佐ヶ谷でのやわらか太極拳講座は
一旦終了することになりました。

残りあと３回なので
もしご興味のある方は
事前にご連絡の上
是非お越しくださいね。

日程は
３月２８日（木）
４月１１日（木）
４月２５日（木）
です。

皆様、ありがとうございました！


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中医学と太極拳

太極拳の時にはよく
中医学的なお話をします。

太極拳はそもそも成立の過程で
陰陽説や経絡説などが
取り入れてられていますね。

中医学というのは
大変奥深い世界で

生薬、鍼灸、推拿、
気功、太極拳、薬膳など
実に幅広い領域に
渡っていますよね。

一つの世界として
中国文化や
中国語なども含めて
触れていくことで

より楽しめたり
自然な形で
理解できたり。

中国文化は
知っているようで
案外日本人は知らないもの。

現在の中国は
いろいろ事情がありますが

古代中国には
多くの素晴らしい経典があり
叡智がありました。

そういうエッセンスも一緒に
吸収していきたいですね。


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