ご訪問ありがとうございます。

心理カウンセラーの井上太一です。

 

 

くの大好きな映画のひとつ大脱走(原題: The Great Escape)』



1963年公開のアメリカ映画で、中学生のころ初めて観て以来、虜になりました。今でも、1年に1回くらいは何となく観なおしてしまいます。

 

 



 

 

第二次世界大戦中、ドイツ軍の捕虜収容所からトンネルを掘って脱走を試みた、連合国軍の兵士たちの実話を映画化したものですが、

 

この時、3本のトンネルには、「トム」「ディック」「ハリー」という名前がそれぞれつけられていました。

 

敵の警備兵の前でうっかり「トンネル」という言葉を使わないための、いわばリスク対策のひとつだったわけですね。

 

こうしたやり方は、現在のビジネスシーンにおいても、たとえば新製品などの開発秘匿名称やコードネームという形で使われることもありますね。

 

 



ういった「あるもの・ことに名前をつける」というやり方を、ちょっと視点を変えて実践してみると、効果的なことがけっこうあると思います。

 



ぼくが心理カウンセラーとしてお勧めするのは、

さまざまな厄介ごとや解決すべき問題・課題を特定し、それに名前をつけていくというやり方です。

 

 

 

 

たとえば、うつ病などの患者さんのカウンセリングをおこなっていると、



「私はこれまでずーっと引っ込み思案な性格だったからこんな病気になっちゃったんだ」などとおっしゃる方にお会いすることが、しばしばあります。

 

つまり、病気になったのは自分のせいだ」と思い込んでいるケースですね。

 



その都度、ぼくがお伝えするのは、

 

●病識を正しく持っていただきたい

 

●明るく天真爛漫な人だってかかることのある病気なんですよ



●だから性格と病気を思い込みで紐づけて、必要以上に自分を責めるのはやめませんか



●あなたが悪いわけじゃないんです、病気が悪いんですよ

 

——ということですね。

 

 



 

ところが、頑なに自分を責める思考パターンを崩さない方も、中にはいらっしゃるわけですよ。

 



そうした時に、「あなたの中の問題に、オリジナルの名前をつけてみてください」とお伝えすることがあります。

 



 



たとえば、うつ病の症状に対して「ウツウツくん」と名付けた方が、過去にいらっしゃいました。

 

 

カウンセリングにおいては、

 

「最近、ウツウツくんの状態はどうですか?」



「はい、ウツウツくんは、以前はサッカーボールくらいの大きさの感じがあったんですけど、最近はピンポン玉くらいの大きさになってきた感じで、よく眠れていますし、食欲も出てきた気がします」



……などというやり取りがあったのを思い出します。

 

(※相談者さんに許可をいただいて投稿しています。)

 

 



 

これ、べつにふざけているわけじゃなくて、専門的には「外在化」と呼ぶのですが、

ナラティブセラピー家族療法といった心理療法で、用いられる技法です。

これが転じて、マーケティングの分野でも応用されることがありますね。

 



ざっくり言いますと、

問題が自分の外側にあるものとしてイメージし、心の問題を客観的に捉えやすくして、解決スピードを早めていこうとするやり方です。

 



「自分のせいだ」と思い込む視点を変えるやり方といっても、差し支えないかもしれません。

 

 



 





 

このように、自分自身の抱える厄介ごとや問題などに、なにかクスッと笑えるような名前をつけて客観視してみるのは、問題解決に役立つと思います。

 

少なくとも、「自分が悪いんだ/自分のせいだ」という感覚からは、離れやすくなると思いますね。

 

 



 



ずいぶん昔、

リリー・フランキーさん原作のアニメ『おでんくん』に、

 

「さようなら、グチボン」の巻

↑↑(動画)

 

という回があったのをふと思い出しました。



 

この怪獣?グチボンのように、名前をつけることで問題を客観視し、徐々に(大きさが)小さくなっていくようなイメージを持てるといいですね(^^)

 

 

ご自分なりにやってはみたが、どうもうまくいかないという方は、カウンセリングを活用してみてください。

 

 

カウンセリングをご希望の方は、この記事下にリンクを貼ってあるメールアドレス宛てにご連絡ください。

 

 

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この記事を書いているのは…

 

井上 太一(いのうえ たいち)/ 心理カウンセラー

 

 

 

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ご訪問ありがとうございます。

心理カウンセラーの井上太一です。

 

ウンセリングをしていると、過度に自分を責める傾向をお持ちの方によくお会いします。



それが、なんらかのご病気や症状に伴う場合もあれば、

きつい体験をされて以降、そうした思考パターンを持ってしまった場合もありますし、

それから、気質的にとても繊細で、それが元で過度に自分を責める場合など、当然ながら人それぞれです。

 

 

 

 

 

最近は、HSPという言葉が世の中に定着してきたように思いますが、

過度に自分を責める傾向をお持ちの方の中には、ややHSPっぽいかなあ…と思われる方もいらっしゃるような気がします。

 



【HSP】

Highly Sensitive Person/ハイリー・センシティブ・パーソンの略で、生まれつき非常に感受性が強く敏感な気質もった人を指す言葉。

環境などの後天的な要因によるものではなく、先天的な気質、生まれ持った性質である。

 

******

 

なんにしても、「過度に」自分を責めるのは、自分で自分にストレスをかけていることになるため、修正できる部分は修正していったほうが、ラクな感覚を手にしていただけるものと思います。

 

 

 

こうした、過度に自分を責める傾向をお持ちの方に、カウンセリングの中で時々お伝えするのが、

 

自分を評価する際、複数の評価基準を持ってください

…ということです。

 

 



 

 

たとえば、スポーツの試合後の勝利者インタビューをイメージしてみてください。

 

こんな選手・コメントを見たことはないでしょうか?

2つの事例を書いてみます。

 

 

<事例①>

 

●インタビュアー: 今日の勝利について、ご自分では何点でしょうか?

 

●選手A: やはり勝ち負けを競う競技ですから、勝ったことについては100点ですね。ただ、勝ち方という部分については、今一つ納得がいかない、練習通りにいかない部分もありましたので、60点くらいでしょうか。

 

 

 

 

<事例②>

 

●インタビュアー: 今日の勝利について、ご自分では何点でしょうか?

 

●選手B: 勝つには勝ちましたが、内容的に全然満足していません。こんなの、負けと同じです。自己評価は0点です。

・

・

・

選手Aは、

勝ち負け→ 「結果」と、

勝ち方→ 「プロセス」の、

2つの面で自己評価しています。

 

 

 



 

これに対して 選手Bは、

勝ったという事実を軽く扱い、「こんなの、負けと同じ」と言っていますね。

 

 

勝ちは負けではなく、あくまで勝ちであり(結果・事実)、

その勝ち方(プロセス)に納得するかどうかとは分けて捉えるものだと思います。

 

 

まれに、「優勝以外は意味がない」「金メダル以外は価値がない」などという選手がいますが、これはやや思考が偏っているように思いますね、個人的には。

 

 



 

ぼくが試していただきたいのは、事例①の選手Aのように、

「結果」と「プロセス」の、2つの評価基準を用いて自分を評価することなんです。

 

 



これを、職場やオフィスでの情景に当てはめてみましょう。

 



たとえばCさんが、上司からある業務を命じられ、

指定された期限内に終えて、その上司に報告している場面をイメージしてみてください。

 

 



 

 

その際、上司がCさんの仕事ぶりについて、

とても満足のいく出来栄えであるとねぎらった上で、

「今後、繰り返さないように」という意図で、大勢にほとんど影響ない、作業上の細かいミスを指摘したとします。

 



こうした時、Cさんが過度に自分を責めてしまう傾向をお持ちだとしたら、

ミスを指摘されたということに ほぼすべての意識が向いてしまうように思います。



結果として、ミスをした自分を過度に責めるというふうになりがちです。

 

 



 

そうではなく、2つの基準を用いて評価し、

期限に間に合った、上司も満足していたという「結果」については、100点満点を与えてあげてほしいのです。

 



その上で、次に生かすという考えのもと、

「プロセス」について指摘された点があるならば、次回はそこを注意してやっていこう……という思考で、適切に評価してほしいのです。

 



また、このプロセスを適切に評価するということは、次回はさらに良くしようという、前向きな仕事につながりやすいです。

 

 



 

 

このように、複数の基準を用いて評価するやり方を仕事や生活に取り込んでいただくと、

やみくもに、かつ過度に自分を責めるパターンを、少し手放していくきっかけになるのではと思います。

 



自分自身を過度に責める傾向を自覚している方は、ぜひ試してみてください。

また、ご自分なりにやってはみたが、どうもうまくいかないという方は、カウンセリングを活用してみてください。

 

 

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ご訪問ありがとうございます。

心理カウンセラーの井上太一です。

 

なさんは、スポーツ中継は、よくご覧になりますか?

 

 ぼくは試合そのものもさることながら、

一流のアスリートたちのインタビューを、積極的に見るようにしています。

 

いや、スポーツの分野だけじゃないですね。

 

 将棋や囲碁、音楽などの分野で一流と言われている方々、

そして監督やコーチといった指導する側の方々の話は、なるべく数多く見聞きするように心掛けています。



 

 

 

なぜか?

 

そこには、心理学・脳科学・行動科学的なアプローチの成功事例がたくさん散りばめられているからです。

 

 



 

たとえばずいぶん以前、ニューヨーク・ヤンキースなどで活躍してきた松井秀喜さん のインタビューを見ていると、彼はこんなことを言っていました。

 



「凡退したり、三振を取られたりした時、悔しさや怒りの感情を口に出さないことを、自分のルールにしている」。

 

 



 

このインタビューを見た時は、驚きましたねえ。

 

なぜって、ぼくはこれと同じようなことを、カウンセリングの中で相談者さんにお伝えすることが多いんですね。

 

だから、この松井秀喜さんのコメントを聞いた時、思わず(さすが一流のアスリートは、メンタル面を重視している!)と感服したものです。

 

 



 

人間はさまざまなことで怒ったり、イライラしたりしますね。

 

あるいは過去になにかネガティブな体験をし、事あるごとにそれを思い出しては怒りなどの感情を思い出し、反芻し、増幅させている方などにも、時々お会いします。

 

こうした方は、ネガティブな感情を言葉に出していることが多い印象を持っています。

 

言葉に出すことがパターン化していると言ってもいいでしょう。

 

 



たとえば、

「A課長から、またまた無理難題をふっかけられちゃったよ! ほんとに許せない!」

——などと、同僚に愚痴っている人がいるとしましょう。

まあ、会社などではよくある光景ですよね。

 



この時、この人の脳内は、

A課長から指示を受けた業務をいかに効率的に終わらせるか

…ということではなく、

A課長に対する怒りや悪感情に支配されています。

 

 



 

そしてこれは意識しているわけではないのでしょうが、

ネガティブな感情を言葉に出すことで、その感情が増幅されてしまっているのです。

 



したがって、こういう場合の対処法は、以下の2つが考えられます。

 

① そもそもネガティブな感情を言葉にして出さない。

 

② 「何だ、またかよ!」ではなく、「よし、早く終わらせるぞ!」というふうに、ネガティブな言葉をポジティブな言葉に変換するクセをつける。

 

 

 

こうした文章を見ると、

ああ、そうだよな…という感じをお持ちになるかもしれません。

 

ここまでの内容は、おそらくいろんな自己啓発書に書いてあると思います。

まあ、読めば普通に理解はできると思うんですよね。

 

も、

理解し、そこで終わらせる人と、

実践してみる人では、

結果(得るもの)が格段に違ってくると思いますね。

 

 

どうせやるなら、効率的に自分のものにしたいものです(…と、ぼくだったら考えます)。

 

 

 

 

その際、 やみくもに自己流でやるのではなく、

他者の成功事例を真似てみるのも、一つのやり方だと思います。

 

 

もうひとつ、おすすめのやり方は、

カウンセリングを活用することです。

 

 

と言いますのも、何・誰に対してネガティブな感情を持ってしまうのか、いわばクセというものは、人それぞれ違います。

 

したがって、自身だけが持っている無意識的なクセ、パターンをカウンセリングで明らかにしていき、そのうえで対処法を「上書き」していったほうが、断然、効率的だからです。



 

 

 

(自分の事だから、自分が一番分かっているはずだ)とお考えの方もいらっしゃるでしょう。

たしかに、それで上手くいっている方は、一定程度いらっしゃいます。

 

ただその反面、自己流でやってみたけどどうも上手くいかない、何から手をつけていいか分からない——という方も多いのではないでしょうか。

 

カウンセリングというものは、別に「お悩み相談」だけでなく、

「自分を変える」「自己啓発」という目的でも、効果的なんです。

 

みなさんのイメージでいうと、コーチングに近い感じかもしれませんね。

 



 

 

新しい年を前に、来年こそは自分自身をより良く変えていこう! とお考えの方もいらっしゃると思います。

 

 

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