拍子木を作ってみた。 | 山田太一オフィシャルブログ「器用貧乏ですが、なにか?!」Powered by Ameba

拍子木を作ってみた。

大先輩の俳優さんからの依頼で、落語用の拍子木が欲しいと。

釈台も同じく欲しいと言う依頼。

落語で拍子木なんて使うの?と言う方もいるかもしれませんが、落語は究極の一人芝居。

場面転換に拍子を入れるため、釈台の上で片手でパチン!とやるもの。


まぁなんとなくはわかるんですが、実物も見たことがないので不安はいっぱいですが、ちょうどいい材料が我が家にあったんです。


手作りサンルームの薪ストーブにて燃やそうと集めていた廃材の木材の中に、やたらと思い木があって、これはもしや?と思い何年も燃やさずにストーブの脇に置いてあった材料。


それを今回使ってみようと思いチャレンジしました。






こんな太さの同じ木が三本あり、一本から4セット取れる計算。


まぁ、とにかく硬い!

新品の刃に変えたばかりの丸鋸でも、刃が逃げました。なんとなく斜めに走るんですよ。


手引きの方が、時間はかかっても良いかと。

後で鉋をかけるのにも一苦労。





重くて硬い材質で、ノミで削って鉋をかけて。

しかし、カンナも手入れはしてあるはずなのに、なかなか入っていかない。

痺れを切らして、歯を取って研ぎ始める始末。


それでも、かなり薄目で刃を調整していても鉋が止まる。

きちんとした作業台じゃないと言うのもあるのかな?


で、ある程度までコツコツ削ったら、あとはサンダー。

乾式のペーパーが丁度あったので。


綺麗に整えて完成。



この音はどうですか?