目の前の人は鏡とはよく言ったもんです。

 

 

しかめっ面をしていると

目の前の人もしかめっ面になっているように感じる。

 

鬱屈し内向きな考え方をしていると

目の前の人も鬱屈しているように感じる。

 

笑顔で心開いた状態でいると

目の前の人も笑顔でオープンな人のように感じる。

 

 

目に見える世界のすべてが

今の自分の状態を写し出している。

 

 

 

今の自分の状態とは、

意識の置き所、向いている方向です。

 

 

自分がしかめっ面をしていると

相手のしかめっ面している表情を探し始めます。

 

 

目つき

目線

顔の表情

皺の入り方

話し口調

などなど

 

 

探して気が付いて

自分も思い悩んでしまうのです。

 

 

何か氣分を害するようなことをしてしまったのかも・・・

自分のせいでご機嫌斜めなのかも・・・

 

 

そんなことを考え始めてしまうと

ますます自分の表情は曇っていきます。

 

 

そんな曇った表情を反映して

目の前の人も

さらにしかめっ面度合が増していくように見えてしまいます。

 

 

 

無限ループへようこそ。といった状態です。

 

 

 

完全に主体性を剥奪されてしまいました。

相手の態度・表情・口調に

自分の主導権を取られてしまっています。

 

 

これが所謂”他人軸”ってやつですね。

 

 

 

自分はどこかに置き去りです。

どこに行ってしまったんでしょうか・・・

 

 

 

早くしないと日が沈んでしまいます。

真っ暗闇の世界です。

 

 

私の存在はいずこへ・・・